シャトルを追いかけて大きく踏み込んだ瞬間、膝の内側や皿の下に「グキッ」とした違和感を覚えたことはないでしょうか。バドミントンはコートの四隅へランジで踏み込み、ジャンプしてスマッシュを打ち、着地してまた次の一歩へとつなげる競技です。その一連の動作の中で、膝には方向転換や着地のたびに体重の何倍もの力がかかっているとされ、練習量や試合数が増えるほど、見えないところで負担が蓄積していくと言われています。にもかかわらず、膝サポーターというと「種類が多すぎて何を基準に選べばいいか分からない」「そもそも自分に必要なサポート力がどれくらいか分からない」という声も少なくありません。この記事では、バドミントン特有のランジ動作や着地で膝にかかりやすい負担を踏まえたうえで、膝サポーターのサポート力・構造タイプ・サイズの読み方をやさしく整理し、最後に実際の候補になりやすいモデルを4点、比較しながら紹介します。なお、すでに膝に痛みや腫れがある場合、この記事はあくまで一般的な情報の整理であり、医療的な診断や治療の代わりになるものではない点を先にお伝えしておきます。
この記事でわかること
- バドミントンで膝に負担がかかりやすい理由 — ランジと着地の繰り返し
- そもそも膝サポーターのどこを見ればいいのか
- サポート力の目安 — ソフト・ミドル・ハードの違い
- 症状・目的別に見る膝サポーターのタイプ
- 選び方の3ステップ
- バドミントンにおすすめの膝サポーター4選
最終更新:
バドミントンにおすすめの膝サポーター4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを着ければ必ず膝の痛みが解消される、という話ではありません。いずれも大手メーカーの商品ページ上でスポーツ用途を訴求しているモデルの中から、サポート力の異なる4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4点を並べると、サポート力と価格帯で役割が分かれているのが分かります。EK-3は圧迫力を調整できるバランス型、ZK-PROTECTはステー入りの最上位クラス、FILMISTA KNEEは薄型・軽量に振ったソフトタイプ、M401は価格を抑えたシンプルなエントリーモデルという位置づけです。
どれが合うかは、現在の膝の状態や予算、そして求める固定力の強さによって変わります。しっかりとした固定力を最優先したいなら2点目、価格を抑えつつまず試したいなら4点目、日常的な予防用途で調整のしやすさも欲しいなら1点目、薄さと動きやすさを重視するなら3点目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
価格だけで比べると、M401がもっとも手が届きやすく見えるかもしれません。ただしサポート力や構造はモデルごとに異なるため、価格の安さだけで選ぶのではなく、自分がどの症状・目的に当てはまるかを踏まえたうえで比較することをおすすめします。逆に、価格が高いZK-PROTECTが常に「一番良い」というわけでもありません。予防目的でまだ痛みがない人がいきなり最上位モデルを選んでも、可動域を制限しすぎてかえって動きづらく感じてしまう可能性もあります。
また、今回はザムストとマクダビッドの2ブランドから選びましたが、他にもさまざまなスポーツメーカーやサポーター専業メーカーから膝サポーターが販売されています。ブランドごとにサイズの測定基準や得意とする構造タイプが異なるため、この記事で紹介した「サポート力」「構造タイプ」「サイズの合わせ方」という3つの基準を参考にしながら、他のブランドのモデルもあわせて比較してみるのもよいでしょう。
なお、今回紹介した4点はいずれも医療用品メーカーとしての実績を持つブランドの商品です。スポーツ用品店やドラッグストアの店頭に並ぶ膝サポーターの中には、こうした専業メーカーの商品と、汎用的な健康グッズとして作られた商品が混在していることもあります。バドミントンのような激しい方向転換を伴う競技で使う場合は、スポーツ用途を明確に想定して設計されたモデルを選んでおくと安心感があるでしょう。
■ スペック比較表
| 商品 | ザムスト(ZAMST)膝サポーター EK-3 | ザムスト(ZAMST)膝サポーター ZK-PROTECT | ザムスト(ZAMST)膝サポーター FILMISTA K… | マクダビッド(McDavid)ニーサポート M401 |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 4,290円 | 9,130円 | 4,070円 | 2,420円 |
| 品番 | EK-3 | ZK-PROTECT | FILMISTA KNEE | M401 |
| サポート力 | ミドルサポート(EKシリーズ内) | ハードサポート(ZKシリーズ) | ソフトサポート(薄型タイプ) | — |
| サイズ | S/M/L/LL/3L(ヒザ上10cmの太さで測定) | S/M/L/LL/3L/4L/5L(ヒザ上10cmの太さで測定) | S/M/L/LL(ヒザ下5cmの太さで測定) | S/M/L/XL(ヒザ周り31〜51cmの範囲で測定) |
| 重量目安 | S/約132g、M/約133g、L/約139g、LL/約143g | — | S/約19g、M/約22g、L/約25g、LL/約27g | — |
| 素材 | ナイロン、ポリウレタン、その他(繊維外) | — | 繊維:ポリウレタン、ナイロン/繊維以外:ポリウレタン、ポリエステル | — |
| メーカー | 日本シグマックス株式会社(ZAMST) | 日本シグマックス株式会社(ZAMST) | — | — |
| 生産国 | ベトナム | — | 中国 | — |
| 特徴構造 | — | 特許取得済みファンクショナルステー | — | — |
| サポートレベル | — | — | — | レベル1(ソフトサポート) |
| 素材厚さ | — | — | — | 約3mm(クロロプレンゴム) |
| 構造 | — | — | — | ヒザ窓クローズドタイプ、丈長約25cmのショートスリーブ |
| 加工 | — | — | — | 抗菌防臭加工 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
バドミントンで膝に負担がかかりやすい理由 — ランジと着地の繰り返し
バドミントンの動きの中でも、膝に負担がかかりやすいとされるのが「ランジ」と呼ばれる大きな踏み込み動作です。前後左右に散らばるシャトルへ素早く到達するため、片足を大きく前に踏み出して重心を沈める場面が1試合の中で何十回、多い選手では百回近く繰り返されるとされています。加えて、スマッシュやジャンプスマッシュの着地でも、膝は体重を受け止めながら方向転換のための力を生み出す役割を担っています。
ランジ動作では、踏み込んだ膝がつま先より前に出すぎたり、内側に入り込んだりすると、膝関節や周囲の靭帯・腱に通常より大きなねじれの力がかかりやすいと言われています。フォームが固まっていない初心者や、逆に練習量が急に増えた中上級者ほど、こうした負担が蓄積しやすい傾向があるとされています。
また、バドミントンのコートは体育館の床のように滑りにくい素材であることが多く、シューズと床の摩擦が大きい分、切り返しの瞬間に膝へ伝わる力も大きくなりやすいとされています。テニスのようにスライドして止まる競技と違い、バドミントンは「止まってから踏み込む」動作が多いため、膝への衝撃の伝わり方にも競技特有の特徴があると考えられています。
こうした背景から、膝サポーターは「すでに痛みがある人のための治療器具」というよりも、「ランジや着地を繰り返す競技者が、違和感の予防や悪化防止のために取り入れる道具」として案内されていることが多いです。サポーターを着けたからといって、フォームのクセや使いすぎ(オーバーユース)そのものが解消されるわけではない、という前提は押さえておく必要があります。
なお、膝の痛みには「お皿の下が痛む」「膝の内側・外側が不安定に感じる」「運動後にだるさが残る」など複数のパターンがあり、原因によって適したサポーターのタイプも変わってきます。この記事では、まず膝サポーター全般の読み方を整理したうえで、症状・目的別の分類も紹介していきます。
年齢を重ねるにつれて、膝まわりの筋力や柔軟性は少しずつ低下していくとも言われています。学生時代と同じ感覚で急に練習量を増やすと、フォームやスタミナが追いついていないうちに膝への負担だけが先に積み重なってしまうこともあるようです。社会人になってからバドミントンを再開した、あるいは新しく始めたという人ほど、膝サポーターを予防的に取り入れる意味は大きいのかもしれません。
一方で、ジュニア世代や成長期の選手についても注意が必要とされています。骨の成長に筋肉や腱の発達が追いつかず、膝のお皿の下あたりに痛みが出やすい時期があるとも言われており、この場合はサポーターだけに頼らず、練習量の調整や指導者への相談も含めて対応することが望ましいでしょう。
また、シングルスとダブルスでは膝にかかる負担の質が多少異なるとも考えられています。コート全体を1人でカバーするシングルスは、ランジの回数そのものが多くなりやすい一方、ダブルスは前衛での素早い反応や、後衛からのスマッシュ後の着地など、瞬発的な負荷がかかる場面が中心になります。自分が主にプレーするスタイルを踏まえてサポーターの必要性を考えてみるのも一つの視点です。
この記事のスタンス
この記事で紹介するサポーターの効果や特徴は、いずれもメーカーや販売店の商品ページに記載されている内容をもとに「〜とされる」という表現にとどめています。膝の状態や痛みの感じ方には個人差が大きく、サポーターの効果を数値で断定できるものではないためです。すでに膝に痛みや腫れ、熱感がある場合は、自己判断でサポーターに頼るのではなく、整形外科やスポーツドクターに相談したうえで、必要であれば治療と並行して使うことをおすすめします。
そもそも膝サポーターのどこを見ればいいのか
膝サポーターの商品ページには、サポート力、構造タイプ、サイズの測り方、素材、重量など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、まず押さえておきたいのは「サポート力の強さ」「構造タイプ(ステーの有無や開閉の仕方)」「サイズの合わせ方」の3つです。
サポート力は、多くのメーカーが「ソフト」「ミドル」「ハード」のような段階で案内していることが多く、圧迫の強さや固定力のレベルを示す目安になります。数字やアルファベットの品番が並ぶシリーズの場合、数字が大きいほどサポート力が高くなるように設計されていることが一般的とされていますが、メーカーやシリーズによって基準は異なるため、必ず個別の商品ページで確認する必要があります。
構造タイプは、生地を編んで作られたシンプルな「スリーブ型」、面ファスナーやレースで締め付けを調整できる「ラップ・オープン型」、金属やプラスチックのステー(支柱)が左右に入った「ステー入りタイプ」に大きく分けられます。ステーが入ったモデルほど固定力は高くなりやすい一方、可動域や動きやすさはやや制限される傾向があるとされています。
サイズの合わせ方は膝サポーター選びで特に見落とされがちなポイントです。多くのモデルは「膝のお皿から上10cmの太さ」や「お皿の下5cmの太さ」など、測る位置がミリ単位で細かく指定されています。この位置を間違えて測ると、実際に届いたサイズが窮屈すぎたり緩すぎたりすることがあるため、購入前に商品ページのサイズ表と測定方法を必ず確認することをおすすめします。
素材については、汗をかきやすい季節や室内競技であることを踏まえて、通気性や抗菌防臭加工の有無も確認しておくと安心です。長時間の練習や連日の試合で使う場合、蒸れにくい素材かどうかは装着感の満足度に直結するとされています。特に夏場の体育館は室温・湿度ともに上がりやすく、汗をかいた状態で長時間装着するとムレやかゆみにつながることもあるため、通気性の記載は見落とさないようにしたいポイントです。
重量も地味に見落とされがちな項目です。サポート力が高いモデルほどステーや生地の量が増える分、重量も増えやすい傾向があります。動きの軽さを重視するか、固定力を重視するかによって、許容できる重さの感覚も変わってくるでしょう。
商品ページを読み慣れないうちは、専門用語の多さに圧倒されてしまうかもしれません。膝サポーターの多くの特徴は「〇〇ステー」「〇〇構造」といったメーカー独自の名称で表現されています。すべての名称を暗記する必要はなく、まずは「このメーカーはこの技術を看板にしている」というおおまかな傾向を掴んでおく、という感覚で読み進めると気が楽になります。
また、同じシリーズの中でも品番によってサポート力が細かく分かれていることが多く、隣り合う品番同士では価格差がそれほど大きくない場合もあります。予算だけで判断するのではなく、サポート力の説明文を読み比べて、自分の目的に一番近い段階を選ぶという視点を持っておくと、後悔の少ない選択がしやすくなります。
サポート力の目安 — ソフト・ミドル・ハードの違い
膝サポーターは、求めるサポート力によって大きく3段階に分けて考えることができます。すべてのメーカーがこの3分類に厳密に沿っているわけではありませんが、候補を絞り込むときの大まかな目安として知っておくと理解が早まります。
どの段階を選ぶべきかは、現在の膝の状態や過去のケガの経験によって大きく変わります。特に痛みや不安定感がある場合は、自己判断でハードサポートを選ぶのではなく、まず医療機関で状態を確認したうえで、必要なサポート力について相談することをおすすめします。
逆に、これといった痛みや違和感がなく、あくまで予防目的で使いたいという人であれば、ソフトサポートやミドルサポートから試してみるのが無難です。サポート力が強すぎるモデルは、可動域を制限しすぎてしまい、かえって本来の動きづらさにつながることもあると言われています。
同じ「ミドルサポート」という表現でも、メーカーやシリーズによって実際の圧迫感には幅があります。同一ブランドの中で比較する場合はある程度目安になりますが、異なるブランド同士を比べる場合は、あくまで参考程度に捉え、可能であればレビューや口コミも合わせて確認しておくと実際の使用感をイメージしやすくなります。
■ ソフトサポート(薄手・軽量タイプ)
生地の圧迫と保温を中心とした、もっとも動きを妨げにくいタイプです。予防目的で「なんとなく膝に不安がある」「まずは1枚試してみたい」という人に向いているとされ、重量も軽く、シューズを履いたままの着脱がしやすいモデルが多い傾向があります。
■ ミドルサポート(フルオープン・調整可能タイプ)
面ファスナーなどで圧迫力を自分で調整できるタイプです。膝のお皿を避けて圧迫するオープンパテラ構造を採用しているモデルが多く、練習で継続的に使いたい人や、軽い違和感がある人の候補になりやすいとされています。
■ ハードサポート(ステー入り・高機能タイプ)
左右または前後の動きを抑える特殊なステー(支柱)を内蔵したタイプです。過去に膝の靭帯を痛めた経験がある人や、医師・トレーナーから強めのサポートを勧められた人向けとされ、価格帯もソフト・ミドルタイプより高くなる傾向があります。
症状・目的別に見る膝サポーターのタイプ
サポート力の強さに加えて、「どこに不安を感じているか」によっても向いているタイプは変わってきます。ここでは代表的な4つのケースを整理しました。自分の状態に近いものを探す参考にしてください。
これらの分類はあくまで目安であり、実際の膝の状態は人によって大きく異なります。同じ「お皿の下が痛い」という訴えでも、原因が筋力不足によるものなのか、フォームのクセによるものなのか、あるいは既に何らかの損傷が起きているのかによって、必要な対応は変わってきます。サポーターの選択に迷ったら、購入前に整形外科やスポーツトレーナーに相談することをおすすめします。
複数の症状に当てはまると感じる人も少なくないでしょう。その場合は、もっとも気になる症状を優先してタイプを選び、様子を見ながら別のタイプに切り替えるという進め方でも問題ありません。最初から完璧な1枚を探そうとせず、まずは試してみるという姿勢のほうが、結果的に自分に合うサポーターに出会いやすいとも言えます。
サポーターを選ぶ際は、あわせて自分がよく使うシューズとの相性も考えておくとよいでしょう。ミドルカットやハイカットのシューズを履く場合、足首まわりの動きは制限される一方、膝への負担がやや増えるとも言われています。シューズと膝サポーターを別々に選ぶのではなく、足元全体のバランスとして捉えると、より自分に合った組み合わせを見つけやすくなります。
■ 予防目的・とくに痛みはない
ランジや着地の負担が気になり始めた段階であれば、薄手のソフトサポートタイプから試すのが無難とされています。装着感に慣れることを優先し、練習のたびに違和感なく使い続けられるかどうかを確認するとよいでしょう。
■ お皿の下やお皿周りに違和感がある
ジャンプ動作の多い競技でよく見られる膝蓋腱(お皿の下の腱)への負担には、お皿を避けて圧迫するオープンパテラ構造や、専用のバンド・パッドが付いたタイプが候補になりやすいとされています。
■ 膝の内側・外側にグラつきを感じる
着地や切り返しの際に膝が左右にブレるような感覚がある場合は、ステーが内蔵されたハードサポートタイプが候補になります。過去に捻挫や靭帯の違和感を経験したことがある人は、このタイプを検討する前に一度医療機関で状態を確認しておくと安心です。
■ 練習後にだるさや張りが残る
運動後の疲労感を軽減したい場合は、着圧効果をうたうコンプレッションタイプや、保温性を重視したモデルが向いているとされています。練習中だけでなく、練習後のケア用として別に1枚用意する選手もいるようです。
■ 寒い時期の冷えが気になる
冬場の体育館は底冷えすることも多く、膝が冷えると関節の動きが硬くなりやすいとも言われています。保温性を重視したタイプや裏起毛素材を使ったモデルであれば、ウォームアップ前後の冷え対策としても活用しやすいでしょう。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にサポーターを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、聞き慣れない用語に振り回されずに候補を決めやすくなります。
- 1自分の膝の状態を整理する。痛みや違和感がまったくなく予防目的であればソフト〜ミドルサポート寄り、過去に捻挫や靭帯の違和感を経験している、または現在も不安定感があるならハードサポートも視野に入れつつ、まず医療機関での確認を検討します。すでに通院している場合は、担当医やトレーナーにサポーターの使用について相談しておくと安心です。
- 2サポート力と構造タイプで候補を絞る。目安として、ソフト〜ミドルタイプを2〜3点、ハードタイプを1〜2点ほどリストアップし、価格帯やサイズ展開を比較してみます。ブランドやデザインにこだわりすぎず、まずはこの2軸で機械的に絞り込むのがコツです。この段階で予算の上限もざっくり決めておくと、後の比較がスムーズになります。
- 3商品ページのサイズ表で測定位置を確認し、実際に自分の脚を測ってから注文する。膝サポーターは「お皿から上10cm」「お皿の下5cm」など、測る位置がモデルによって異なります。目分量で選ばず、必ずメジャーで測ってからサイズを決めることで、サイズ交換の手間を減らせます。可能であれば、朝と練習直後など時間を変えて2回測り、平均的な太さを目安にするとより精度が上がります。
サイズ交換に対応しているショップを選ぶと安心
膝サポーターは試着せずに購入することが多いため、届いてから「思っていたよりきつい・緩い」と感じることも珍しくありません。今回紹介する商品の販売店の中には、サイズ交換に無料で対応しているところもあります。初めて購入するモデルであれば、こうした交換対応の有無も確認しておくと安心です。
サイズ選びで失敗しないために
膝サポーターは、メーカーやモデルによってサイズの測定位置や基準にばらつきがあります。同じ「Mサイズ」という表記でも、測る位置が「お皿から上10cm」なのか「お皿の下5cm」なのか、あるいは「膝周り全体」なのかによって、実際にフィットする脚の太さは変わってきます。
購入前には、必ず商品ページに記載されている測定位置の図を確認し、メジャーで実際の太さを測ってからサイズを選ぶようにしてください。目分量や普段のズボンのサイズ感で選んでしまうと、届いてから「思っていたよりきつかった」「逆に緩くてずれてしまう」といったミスマッチが起こりやすくなります。
また、サポート力が高いモデルほど、圧迫感を強く感じやすい傾向があります。特にステー入りのハードサポートタイプを初めて使う場合は、少し余裕を持たせたサイズを選ぶか、可能であればワンサイズ上も候補に入れておくと安心です。逆に、薄型のソフトサポートタイプは比較的サイズの融通が利きやすいとされていますが、これも商品ページの案内に従うのが確実です。
左右で脚の太さが多少異なる人も少なくありません。気になる場合は、太いほうの脚に合わせてサイズを選ぶと、両足に同じサイズを使う場合でも大きな違和感は出にくいとされています。片足だけに違和感がある場合は、1個入りの商品を選んで該当する側だけに着用するという方法もあります。
季節によって脚の太さがわずかに変化することもあります。特に夏場は運動中にむくみやすく、朝と練習後で太さが変わって感じられることもあるようです。サイズが境界線上にある場合は、少し余裕のあるサイズを選んでおくほうが、後から失敗を感じにくいかもしれません。
通販で購入する場合は、返品・交換のポリシーを事前に確認しておくことも大切です。今回紹介したザムストの商品のように、サイズ交換に無料で対応している販売店であれば、届いてからサイズが合わなかった場合でも安心して交換依頼ができます。
成長期の中学生・高校生の場合は、購入時点でジャストサイズを選ぶと、数か月後には脚が成長してきつく感じる可能性もあります。とはいえ、大きすぎるサイズを選ぶとサポーターがずり落ちてきてしまい、かえって着用中に気を取られる原因にもなりかねません。成長期であることを踏まえつつも、まずは今の脚に合ったサイズを基準に選び、成長に合わせて買い替えていくという考え方が現実的です。
使い方とメンテナンスで気をつけたいこと
サポーターは着ければそれで終わり、という道具ではありません。正しい使い方とお手入れを続けることで、本来の機能を発揮しやすくなるとされています。
まず気をつけたいのが、長時間の連続使用です。多くの商品ページには「2時間に1回程度は外して装着し直す」といった注意書きが見られます。圧迫し続けることによる血行障害やムレを避けるためとされており、練習や試合の合間の休憩時間に一度外して様子を見る習慣をつけておくと安心です。
お手入れについては、中性洗剤を溶かしたぬるま湯での手洗いが基本とされ、ドライクリーニングや乾燥機・脱水機・漂白剤の使用は避けるよう案内されているモデルがほとんどです。汗を吸ったまま放置すると、雑菌の繁殖や生地の伸びの原因になりやすいとされているため、練習後はできるだけ早めに洗濯し、陰干しでしっかり乾かす習慣をつけるとよいでしょう。
複数のサポーターを併用する選手もいます。たとえば普段の練習ではソフトサポートタイプを使い、試合や強度の高い練習ではハードサポートタイプに切り替える、といった使い分けです。1枚だけに絞らず、目的に応じて使い分けることも選択肢の一つとして知っておくとよいかもしれません。
サポーターと合わせて、膝まわりの筋力トレーニングやストレッチを日常的に取り入れることも大切とされています。太ももの前後の筋肉をバランスよく鍛えておくことで、着地やランジの際に膝関節そのものへの負担を分散しやすくなるとも言われています。サポーターはあくまで道具の一つであり、体づくりと組み合わせることでより効果を実感しやすくなるという考え方を持っておくとよいでしょう。
最後にあらためて触れておきますが、痛みや腫れ、しびれといった症状がある場合、サポーターはあくまで補助的な道具であり、根本的な治療にはなりません。違和感が続く場合や悪化している場合は、自己判断で使い続けるのではなく、早めに整形外科を受診し、専門家の判断のもとで必要な対応を取ることをおすすめします。
よくある質問
Qバドミントン初心者でも膝サポーターは必要ですか?
A痛みや違和感がまったくない場合、必須ではありません。ただしランジや着地の動作に体が慣れていない時期は膝への負担が大きくなりやすいとも言われているため、予防目的で薄手のソフトサポートタイプを試してみるという選び方もあります。
Qサポート力はソフト・ミドル・ハードのどれを選べばいいですか?
A目安として、痛みや不安定感がなく予防目的であればソフトからミドル、過去に膝の靭帯を痛めた経験がある、または現在も不安定感があるならハードサポートも候補になりますが、その場合はまず医療機関で膝の状態を確認したうえで選ぶことをおすすめします。
Qサイズはどうやって測ればいいですか?
Aモデルによって測定位置が異なり、「お皿から上10cm」や「お皿の下5cm」など商品ページに具体的な位置が記載されています。目分量で選ばず、必ずメジャーでその位置の太さを測ってからサイズ表と照らし合わせることをおすすめします。
Q両膝に着けるべきですか、それとも片方だけでいいですか?
A痛みや不安定感が片方だけにある場合は、その膝だけに着用しても問題ないとされています。多くのメーカーが1個入りの商品を用意しているため、必要な側だけを購入することも可能です。両膝とも不安がある場合は、左右セットの商品を検討するとよいでしょう。
Qサポーターを着けていれば膝の痛みは防げますか?
Aサポーターはあくまで圧迫や固定によって膝への負担を軽減する補助的な道具とされており、痛みの発生や再発を完全に防げるものではありません。フォームの見直しや筋力トレーニング、練習量の調整と合わせて活用することが大切です。
Qどのくらいの頻度で買い替えるべきですか?
A使用頻度によって異なりますが、生地の伸縮性やステーの効きが弱くなってきたと感じたら、買い替えのサインの一つとされています。目安として、週2〜3回程度の使用であれば半年〜1年ほどで生地のフィット感に変化を感じ始める人が多いようです。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aソフトサポートタイプであれば2,000円台から、ステー入りのハードサポートタイプになると9,000円前後まで、サポート力に応じて価格帯が上がる傾向があります。最初の1枚であれば、無理に高機能なモデルを選ぶ必要はなく、まずは自分の症状や目的に近いタイプを優先して選ぶのがおすすめです。
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