「ストリングなんてどれも同じでしょう」——そう思ってラケットにもとから張ってあるガットを、何年も張り替えずに使い続けていませんか。実はストリングは、ラケットのフレームと同じくらい打球感やコントロール性に影響を与えるとされているパーツです。素材の構造や太さ(ゲージ)が変わるだけで、シャトルを弾く感覚や耐久性の印象はかなり違って感じられることがあります。とはいえ、ストリングの商品ページには「マルチフィラメント」「ゲージ0.65mm」といった専門用語が並び、何を基準に選べばいいのか分かりにくいのも事実です。この記事では、ストリングの素材と太さの違いがどのように打球感や耐久性に関わるとされているのかをやさしく整理し、実際に候補になりやすいモデル4本も比較して紹介します。
この記事でわかること
- ストリング選びは「なんとなく」で決めていませんか
- ストリングの素材を知る — マルチフィラメントという構造
- 「太さ(ゲージ)」が打球感と耐久性を左右する
- プレースタイル・レベル別に見る、素材・太さの目安
- 選び方の4ステップ
- バドミントンストリングおすすめ4選
最終更新:
バドミントンストリングおすすめ4選
ここからは実際の候補です。素材やゲージの傾向が異なる4本を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラーを確認してください。
4本を並べると、ゲージの違いによって役割が分かれているのが分かります。EXBOLT63は0.63mmとやや細めで反発力を重視したタイプ、BG66アルティマックスは0.65mmのオールラウンドタイプ、GOSENライゾニック65も0.65mm相当でコストパフォーマンスを重視したタイプ、AEROBITE BOOSTは縦横で異なるストリングを組み合わせたハイブリッドタイプという位置づけです。
どれが合うかは、プレースタイルや予算によって変わります。反発力を重視したいなら1本目、コントロールと打球感のバランスを求めるなら2本目、コストを抑えつつ他ブランドの打球感も比較したいなら3本目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。
価格だけで比べると、GOSENライゾニック65の200mロールが割高に見えるかもしれませんが、これは1本のストリングではなく複数回分に相当するロール商品です。1回あたりの単価で考えると、単張り(1本分)のパッケージ商品と大きく変わらない場合もあるため、購入前に内容量を確認しておくと安心です。
張り替えを依頼する際は、ストリングの種類だけでなくテンションもあわせて伝える必要があります。同じストリングでもテンションが変わると打球感の印象が大きく変わることがあるため、購入前にお店のスタッフに相談してみるのもおすすめです。
なお、今回はYONEXとGOSENという2つのブランドから選びましたが、他にもトアルソンやバボラなど、さまざまなメーカーからバドミントンストリングが販売されています。この記事で紹介した「素材」「太さ」という2つの基準を参考にしながら、他のブランドのモデルもあわせて比較してみるのもよいでしょう。
初めて自分でストリングを選んで購入する場合は、いきなり4本すべてを試す必要はありません。まずは気になった1本を張ってみて、次に張り替えるタイミングで別のタイプを試す、というように少しずつ比較していくと、無理なく自分の好みを把握できるはずです。
■ スペック比較表
| 商品 | ヨネックス YONEX バドミントンストリング ガット … | ヨネックス YONEX バドミントンストリング ガット … | ゴーセン GOSEN バドミントンストリング ガット ラ… | ヨネックス YONEX バドミントンストリング ガット … |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,300円前後(10m・1張り分) | 1,600円台〜(1張り分、カラーにより変動) | 10,000円前後(200mロール、1本あたりの単価は割安になりやすい) | 1,300円前後(1張り分) |
| 品番 | BG66UM | BGABBT | BSRY65(200mロール品番:BSRY652) | BGXB63 |
| ゲージ(太さ) | 約0.65mm | — | 型番から約0.65mm相当とされる | 0.63mm |
| 長さ | 10m(1張り分) | 1張り分 | 200m(複数本分のロール) | 10m(1張り分) |
| 素材 | ナイロン系マルチフィラメント | — | ナイロン系マルチフィラメント | — |
| カラー展開 | 複数色 | — | — | — |
| タイプ | オールラウンド | ハイブリッド | オールラウンド | 薄ゲージ・高反発タイプ |
| 構造 | — | ハイブリッド(縦糸・横糸で異なるストリングを使用) | — | — |
| カラー | — | グレー×イエロー、グレー×レッドなど | — | ホワイト(011)など |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
ストリング選びは「なんとなく」で決めていませんか
バドミントンをはじめたばかりの頃は、ラケット選びに気を取られて、ストリング(ガット)にまで意識が向きにくいものです。多くの場合、購入時に張られているストリングをそのまま使い続け、切れたら「とりあえず同じもの」か「お店にお任せ」で張り替える、という人も少なくありません。ですが、ストリングは打球がシャトルに直接触れる唯一のパーツであり、素材や太さが変わるだけで打感や飛び方の印象が変わるとされています。
ラケットのフレーム剛性やバランスがスイングの土台を作るとすれば、ストリングは実際にシャトルへエネルギーを伝える最後の接点です。同じラケットであっても、張るストリングの種類やテンション(張り上げ強度)が変わるだけで、球離れの速さやコントロールのしやすさの感じ方が変わってくるとされています。上級者ほどストリング選びにこだわる傾向があると言われているのも、この最後の接点としての役割が大きいからかもしれません。
ストリングの商品ページを見ると、「マルチフィラメント」「ゲージ0.65mm」「ハイブリッド構造」といった表記が並んでいます。ラケットの重量やヘッドの形状に比べると数値化されにくい部分も多く、何を基準に選べばよいのか分かりにくいと感じる人も多いはずです。この記事では、数ある専門用語の中でも特に「素材」と「太さ(ゲージ)」という2つの軸に絞って、選び方の考え方を整理していきます。
先に断っておくと、この記事は「このストリングを使えば必ず勝てる」「打球が劇的に速くなる」といった書き方はしません。ストリングの性能はメーカーの商品ページや一般的に言われている傾向をもとに紹介していますが、実際の打感の違いはラケットとの組み合わせやプレーヤーのスイングによっても変わるとされているため、断定的な表現は避けています。
また、ストリング選びは「値段が高いものほど良い」という単純な話でもありません。価格の違いは素材のグレードや製造方法、ブランドのポジショニングによるところが大きく、価格が高いストリングが必ずしも自分のプレースタイルに合っているとは限りません。むしろ、まずは自分のプレースタイルやレベルに合った素材・太さの傾向をつかむことのほうが、遠回りに見えて近道になることが多いようです。
この記事で紹介する情報は、記事作成時点でメーカーや販売店の商品ページに掲載されている内容をもとにしています。ストリングのラインナップやスペック表記は予告なく変更されることがあるため、購入前には必ず最新の商品ページも確認するようにしてください。
また、ラケットとストリングは切り離して考えられがちですが、実際には組み合わせによって印象が変わってくるとされています。同じストリングでも、張るラケットのフレーム剛性やバランスが違えば、感じ方も変わることがあるため、ラケットを買い替えたタイミングでストリングも見直してみるのも一つの方法です。
この記事のスタンス
ストリングの性能については、商品ページやメーカーが公開している情報をもとに「〜とされる」という表現にとどめています。打球感やコントロール性の感じ方には、ラケットとの相性やスイングの癖による個人差が大きいためです。判断材料の一つとして参考にしつつ、可能であれば実際に張って試してみることをおすすめします。
ストリングの素材を知る — マルチフィラメントという構造
バドミントンストリングの多くは、ナイロン製の極細繊維を何本も束ねた「マルチフィラメント」と呼ばれる構造を採用しています。1本の太い糸ではなく、細い繊維を束ねることで、しなやかさと耐久性を両立させようとしている構造とされています。
マルチフィラメント構造のストリングは、束ねる繊維の本数や太さ、撚り方によって打球感が変わってくるとされています。繊維を細かく多く束ねたタイプほど柔らかい打球感になりやすいと言われる一方、繊維の本数を抑えて太めに構成したタイプは、しっかりとした反発感を重視した設計になっていることが多いようです。
ストリングの表面には、摩耗を抑えたり、シャトルとの摩擦(スピンのかかりやすさ)を調整したりするためのコーティングが施されていることもあります。コーティングの種類や厚みはメーカーごとに異なり、これも打球感や耐久性の違いにつながる要素の一つとされています。商品ページに「〇〇コーティング」といった記載がある場合は、そのモデルの個性を示すキーワードになっていることが多いです。
近年は、1本のストリングの中で縦糸と横糸に異なる特性のストリングを組み合わせる「ハイブリッド」タイプも増えています。片方に反発力を重視したタイプ、もう片方に柔らかい打球感やコントロール性を重視したタイプを組み合わせることで、単一素材では出しにくいバランスを狙っているとされています。ハイブリッドタイプは構造がやや複雑な分、価格も高めに設定されている傾向があります。
テニスの世界では天然素材のガット(ナチュラルガット)も選択肢に入りますが、バドミントンストリングの多くはナイロン系のマルチフィラメントが主流とされています。シャトルの重さやラケットの張力の特性がテニスとは異なるため、素材の選択肢の広がり方にも違いが出ていると考えられます。
素材の違いを完全に覚える必要はありませんが、「マルチフィラメントの本数が多いほど柔らかい打感になりやすい」「ハイブリッドは反発とコントロールの両立を狙ったタイプ」というおおまかな傾向を知っておくと、商品ページの説明が読みやすくなるはずです。
また、ストリングの色によって視認性が変わると考える選手もいます。性能そのものへの直接的な影響は大きくないとされていますが、明るい色のストリングはシャトルとのコントラストがつきやすく、好みで選ぶ人も少なくないようです。
「太さ(ゲージ)」が打球感と耐久性を左右する
ストリングのもう一つの重要な軸が「太さ」、いわゆるゲージです。多くのバドミントンストリングは0.60mmから0.70mm程度の範囲で展開されており、商品名に含まれる数字(例:BG66なら66、EXBOLT63なら63)が、太さの目安を示していることが一般的とされています。
太さが細いストリングほど、シャトルに食い込む感覚が強く、反発力やコントロール性を感じやすいとされています。トップ選手の中に細めのゲージを好む人が多いと言われているのも、この食い込みの感覚を重視しているためかもしれません。一方で、細いストリングは接触面積が小さくなる分、擦れや衝撃に弱く、太いストリングに比べて切れやすい傾向があるとされています。
反対に太めのストリングは、1本あたりの強度が高くなる分、耐久性に優れる傾向があるとされています。頻繁に張り替える時間や予算を確保しにくい人、パワーヒッターでストリングが切れやすいと感じている人には、太めのゲージのほうが結果的に扱いやすいこともあるようです。ただし、太さが増す分だけ打球感がやや硬く感じられたり、反発力の面で細いストリングに劣ると感じたりする場合もあると言われています。
「では自分は何mmを選べばいいのか」と迷ったときは、極端に細い(0.60mm台前半)か極端に太い(0.70mm近く)モデルを避け、0.63mm〜0.67mm程度の中間的な太さから試してみるのも一つの方法です。多くのメーカーの主力モデルがこの範囲に集中しているのも、扱いやすさと性能のバランスが取れているためだと考えられます。
ちなみに、ストリングの太さは「ゲージ」と呼ばれることもありますが、テニスのようにゲージ番号(1G、2Gなど)で表記されることは少なく、バドミントンでは「0.65mm」のようにミリ単位の数値で表記されるのが一般的です。商品名の数字と実際の太さの対応関係を覚えておくと、パッと見て太さの見当をつけやすくなります。
なお、太さの表記はメーカーや測定条件によって多少の誤差が生じることがあるとされています。同じ「0.65mm」という表記でも、メーカーが変われば実際の打球感が異なって感じられることも珍しくありません。数字はあくまで目安として捉え、迷ったら実際に張って試してみることをおすすめします。
太さの違いは、価格にもある程度反映される傾向があります。薄いゲージのストリングは製造の精度が求められる分、標準的な太さのモデルよりやや高めに設定されていることもあるとされています。価格差の理由の一つとして、太さも意識しておくと商品ページの価格帯を理解しやすくなります。
プレースタイル・レベル別に見る、素材・太さの目安
ここまでの「素材」と「太さ」の知識を踏まえて、プレースタイルやレベル別にどのような傾向のストリングが候補になりやすいか、大きく3つのタイプに整理してみます。すべての人にきれいに当てはまるわけではありませんが、候補を絞り込むときの目安にしてください。
体格やスイングの力の入れ方によっても、向いている傾向は変わってきます。腕の力だけでなく体全体を使ってスマッシュを打つタイプの選手は、ストリングへの負荷も大きくなりやすいため、細すぎるゲージだと想定より早く切れてしまうこともあるようです。逆に、コンパクトなスイングでコントロール重視のプレーをする選手であれば、細めのゲージでも極端に早く切れることは少ないとされています。
ダブルスとシングルスでも、求められる要素は多少異なります。ダブルスは前衛でのタッチプレーやプッシュの機会が多く、コントロール性を重視したストリングが好まれる傾向があるとされる一方、シングルスはコート全体を使った強打の機会が多く、反発力を重視したストリングとの相性がよいと言われることもあります。ただしこれもあくまで傾向であり、プレースタイル次第で逆になることも珍しくありません。
体力や筋力にまだ自信がない人、あるいはケガからの復帰期にある人は、反発力よりもまず扱いやすさを優先し、太めで柔らかい打球感のオールラウンドタイプから始めるのも一つの方法です。
初心者のうちは、ストリングの違いを体感しにくいと感じることも多いはずです。無理に高価なモデルやハイブリッドタイプを選ぶ必要はなく、まずは扱いやすい標準的なタイプから始めて、プレーの幅が広がってきたタイミングで自分に合った素材・太さを探っていく、という順番でも十分間に合います。
年齢層によっても向き不向きが分かれることがあります。学生など体力に余裕があり練習量も多い層は、消耗の早さを気にせず反発力重視のタイプを試しやすい一方、社会人で週1〜2回の練習が中心の場合は、耐久性を重視したタイプのほうが結果的にコストを抑えやすいとされています。
■ パワー・スマッシュ重視型
打球の威力やスマッシュの速さを重視するタイプです。0.63mm〜0.65mm程度のやや細めのゲージで、反発力を重視した設計のストリングが候補になりやすいとされています。ただし細いゲージは切れやすい傾向もあるため、予備のストリングを用意しておくと安心です。
■ コントロール・ラリー重視型
ネット前の細かいタッチやラリーでの安定感を重視するタイプです。ハイブリッド構造のストリングや、柔らかい打球感を訴求しているモデルが候補になりやすいとされています。反発力よりも、シャトルを乗せる感覚をコントロールしやすいかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。
■ 初心者・コスパ重視型
まだプレースタイルが定まっていない、あるいは頻繁な張り替えの予算を抑えたい人向けのタイプです。0.65mm〜0.70mm程度の標準的な太さで、耐久性を重視したオールラウンドタイプのストリングから試すのが無難とされています。まずは1〜2種類を試して、自分の好みの傾向をつかむことを優先するとよいでしょう。
選び方の4ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にストリングを選ぶ手順を4つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、専門用語に振り回されずに候補を決めやすくなります。
この4つのステップはあくまで目安であり、正解が一つに決まっているわけではありません。実際に使ってみて初めて分かる相性もあるため、最初の1本で完璧を目指す必要はありません。
- 1自分のプレースタイルの傾向を大まかに把握する。パワー重視のスマッシュを多用するタイプか、コントロール重視のラリーを得意とするタイプか、あるいはまだプレースタイルが定まっていない初心者かを、ここまでの3つのタイプを参考に振り返ってみます。
- 2太さ(ゲージ)の候補を絞る。パワー重視型は0.63mm〜0.65mm程度、コントロール重視型はハイブリッドタイプ、初心者・コスパ重視型は0.65mm〜0.70mm程度を目安に、2〜3種類のモデルをリストアップします。
- 3予算と張り替え頻度を考える。細いゲージは切れやすい傾向があるとされているため、頻繁に練習する人は張り替えコストも含めて予算を検討しておくと安心です。1本あたりの価格だけでなく、年間でどのくらい張り替えるかも合わせて考えてみましょう。
- 4可能であれば、まずは1本張ってみて数回のプレーで打球感を確かめる。ストリングの相性は実際に打ってみないと分かりにくい部分も多いため、気になるモデルが複数ある場合は、シーズンごとに違うモデルを試してみるのもおすすめです。
テンション(張り上げ強度)との関係
ストリングの太さや素材とあわせて語られることが多いのが、張り上げ時のテンション(強さ)です。一般的に、テンションを上げるほど反発力よりもコントロール性が増し、その分ストリングが切れやすくなる傾向があるとされています。初心者のうちは、ラケットの推奨テンション範囲の中でもやや低めから試し、慣れてきたら少しずつ上げていく、という進め方が無難とされています。テンションは張り替えを依頼するお店で指定できることが多いため、ストリング選びとあわせて相談してみるとよいでしょう。
気温・湿度がストリングに与える影響
ストリングの性能は、素材や太さだけでなく、プレーする環境の気温や湿度によっても変わってくるとされています。特に冬場と夏場では、同じストリングでも打球感の印象が違って感じられることがあります。
気温が低い時期は、ストリングの素材が硬くなりやすく、打球感がいつもより硬く、あるいは反発力が落ちたように感じられることがあるとされています。逆に気温が高い時期は、ストリングがやわらかくなりやすく、伸びやすくなることでテンションが落ちやすいとも言われています。
湿度の高い体育館では、ストリングが空気中の水分を吸収し、若干伸びやすくなる場合があるとされています。屋外コートで練習する機会がある人は、天候による影響も考慮に入れておくとよいかもしれません。
遠征先の体育館や、普段と違う環境でプレーする際に「いつもと打球感が違う」と感じたら、必ずしもストリングの劣化だけが原因とは限りません。気温・湿度の変化も一因として考えられるため、テンションや張り替え時期をむやみに疑う前に、環境の違いも思い出してみるとよいでしょう。
保管方法にも触れておきます。予備のストリングを購入した場合は、直射日光や高温多湿を避け、パッケージに入れたまま涼しい場所で保管するのが無難とされています。劣化を最小限に抑えることで、実際に張ったときの性能をより長く保ちやすくなります。
特にジュニア選手や体育館以外の会場(公民館、外部コートなど)で練習する機会がある人は、会場によって空調の効き方が異なる点にも注意しておくとよいでしょう。同じストリングでも、会場が変わると微妙に違う打球感になることがあるとされています。
張り替えの目安とストリングの寿命
ストリングは消耗品であり、使っているうちに劣化が進みます。見た目には切れていなくても、内部で徐々に反発力が落ちていくとされているため、切れる前のタイミングでの張り替えも検討したい部分です。
よく言われる目安の一つが「プレーした日数と同じくらいの月数で張り替える」という考え方です。たとえば週に1〜2回程度プレーする人であれば、3〜6か月ほどで打球感の変化を感じ始めることが多いとされています。あくまで目安であり、プレー頻度や強度によって前後する点には注意してください。
見た目のチェックポイントとしては、ストリングの表面がざらついてきた、色が変わってきた、たわみが目立つようになった、といった変化が挙げられます。こうした変化が見られたら、切れていなくても反発力が落ちてきているサインの可能性があるとされています。
ストリングが切れる場所にも注目すると、自分のスイングの癖が見えてくることがあります。ラケットの中心付近でよく切れる場合はスイートスポットでの強い衝撃が、フレーム寄りで切れる場合はミスヒットが多い可能性が考えられるとされていますが、これもあくまで一つの目安として捉えてください。
自分でストリングを購入し、専門店やスポーツショップで張り替えを依頼する場合は、希望のテンションと合わせて伝えるとスムーズです。ロールタイプのストリングを購入する場合は、必要な長さ(1本のラケットにつき約10m前後が目安とされています)を確認してから注文すると安心です。
張り替えの際は、同じストリングを使い続けるだけでなく、別の素材・太さのモデルを試してみるのもおすすめです。プレーを続けるうちに好みの傾向が変わってくることも多く、定期的に見直すことで、より自分に合った1本に出会いやすくなります。
張り替えの記録を残しておくのもおすすめです。張り替えた日付やストリングの種類、テンションをメモしておくと、次にストリングを選ぶときや、お店に相談するときの参考になります。スマートフォンのメモ機能などを活用して、簡単に記録を残しておくとよいでしょう。
予備のストリングを常に1〜2本ストックしておくと、大会や合宿の直前に切れてしまった場合でも慌てずに対応できます。特に大切な試合を控えている時期は、事前に張り替えておく、あるいは予備を持ち歩くといった準備をしておくと安心です。
よくある質問
Qストリングは何mmを選べばいいですか?
A明確な正解はありませんが、初めての場合は0.65mm前後の標準的な太さから試すのが無難とされています。プレーに慣れてきたら、反発力を重視するなら0.63mm前後、耐久性を重視するなら0.67mm以上も選択肢に入ります。
Qストリングが頻繁に切れてしまいます。太さを変えれば直りますか?
A太めのゲージに変えることで、切れにくさが改善される可能性はあるとされています。ただし、テンションが高すぎる、スイートスポットを外した打球が多い、といった要因も関係している場合があるため、太さだけでなくテンションやスイングも見直してみることをおすすめします。
Qハイブリッドストリングは初心者には向きませんか?
A使えないわけではありませんが、価格が比較的高めで、性能の違いを実感しにくい場合もあるとされています。まずは標準的なオールラウンドタイプから始め、プレーの幅が広がってきたタイミングで試してみるのも一つの方法です。
Qロールタイプと単張りタイプ、どちらを買えばいいですか?
A1本だけ張り替えたい場合は単張り(1本分、10m程度)タイプが手軽です。頻繁に張り替える、あるいは複数のラケットを使っている場合は、ロールタイプのほうが1回あたりの単価を抑えられることがあります。
Qテンションはどのくらいが適切ですか?
Aラケットに推奨テンションの範囲が設定されていることが多く、その範囲内で選ぶのが基本とされています。初心者のうちは範囲内でもやや低めから試し、慣れてきたら少しずつ上げていく進め方が無難と言われています。
Qストリングの色は性能に関係ありますか?
A基本的に色は好みの問題で、性能に直接影響するとは言い切れません。ただし、シャトルとの視認性を重視して明るい色を選ぶ選手もいるとされています。
Q自分でストリングを張り替えることはできますか?
A専用のストリングマシンや技術が必要なため、多くの場合は専門店やスポーツショップに依頼するのが一般的です。取扱店によって対応できるストリングの種類やテンションの範囲が異なることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
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