体育館の中は風が通りにくく、夏場は外よりも蒸し暑く感じることがあります。ラリーを重ねるうちにシャツが肌にはりつき、汗が目に入ったり、グリップが滑りやすくなったりした経験がある人も多いのではないでしょうか。バドミントンは屋内競技ではあるものの、激しいフットワークとスマッシュを繰り返すぶん発汗量は決して少なくありません。にもかかわらず、ウェア選びの基準がよく分からないまま「なんとなく涼しそうだから」「セール品だったから」で選んでしまうと、せっかくのプレーが不快感で台無しになってしまうこともあります。この記事では、夏のバドミントンウェアを選ぶときに見ておきたい「吸汗速乾」「接触冷感」「UVカット」「通気性」というポイントを軸に、素材の読み方をやさしく整理しました。最後には、実際に候補になりやすい4点のシャツ・ハーフパンツも比較して紹介します。
この記事でわかること
- 夏のバドミントンで感じる「暑さ」はウェア選びで変わる
- そもそも夏用ウェアのどこを見ればいいのか
- 「吸汗速乾」と「接触冷感」の違いを正しく理解する
- 使うシーン別に見る2つのタイプ
- 選び方の3ステップ
- 夏におすすめのバドミントンウェア4選
最終更新:
夏におすすめのバドミントンウェア4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを着れば必ず涼しく感じる、という話ではありません。いずれもメーカーの商品ページ上で「吸汗速乾」「冷感」「UVカット」のいずれかを訴求しているモデルを中心に、シャツとハーフパンツ、価格帯の異なる4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズ/カラーを確認してください。
4点を並べると、価格帯と機能の重心で役割が分かれているのが分かります。ユニドライTシャツ16800は価格を抑えたコスパ重視モデル、ユニハーフパンツ15150は冷感・UVカットを兼ね備えた春夏専用モデル、ゲームウエアポロシャツ32MAC670は襟付きで大会向けの機能重視モデル、レディースハーフパンツPP2441は女性向けシルエットを重視した定番モデルという位置づけです。
どれが合うかは、予算やプレー頻度、そして性別・体型によって変わります。まず1枚、価格を抑えて揃えたいなら1点目、接触冷感とUVカットの両方を重視したいなら2点目、襟付きで大会向けの服装を探しているなら3点目、女性向けのシルエットを優先したいなら4点目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
価格だけで比べると、ユニドライTシャツ16800がもっとも手が届きやすく見えるかもしれません。ただし接触冷感やUVカットといった付加機能は控えめなため、大会など長時間コート周辺で過ごす場面では、上位モデルとの併用も検討するとよいでしょう。
また、今回はいずれも「吸汗速乾」「冷感」「UVカット」のいずれかを訴求しているモデルとして紹介しましたが、ウェア選びに正解は一つではありません。同じ価格帯でも、メーカーごとに生地の厚みやシルエットの作りには違いがあります。可能であれば、この4点に近いスペックのモデルを店頭で実際に試着してみると、自分の体質によりなじむ1着が見つかりやすくなります。
なお、今回はヨネックス・ミズノ・ゴーセンの3ブランドから選びましたが、他にもさまざまなスポーツメーカーから夏用のバドミントンウェアが販売されています。ブランドごとに得意とする冷感・速乾技術が異なるため、この記事で紹介した「吸汗速乾」「接触冷感」「UVカット」「通気性・シルエット」という4つの基準を参考にしながら、他のブランドのモデルもあわせて比較してみるのもよいでしょう。
上下セットで揃えるかどうかも検討しておきたいポイントです。同じシリーズのシャツとハーフパンツを組み合わせると、機能面の相性が取りやすいだけでなく、見た目のまとまりも出やすいとされています。一方で、上下を別々のブランドから選んでも問題はなく、たとえばシャツはコストパフォーマンス重視型、パンツは高機能重視型というように、部位ごとに優先順位を変えるという選び方も十分に現実的です。
■ スペック比較表
| 商品 | ヨネックス YONEX ウエア ユニドライTシャツ 16… | ヨネックス YONEX バドミントンウェア ユニセックス… | ミズノ MIZUNO ゲームウエア ポロシャツ 半袖 3… | ゴーセン GOSEN ウエア ウェア レディースハーフパ… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 2,000円 | 3,600円 | 3,999円 | 3,157円 |
| 品番 | 16800 | 15150 | 32MAC670 | PP2441 |
| 対応競技 | バドミントン、テニス、ソフトテニス | バドミントン、テニス | ソフトテニス、バドミントン | バドミントン、テニス、ソフトテニス |
| 対応 | ユニセックス | — | — | レディース |
| 機能 | UVカット、吸汗速乾 | ベリークール、UVカット、吸汗速乾 | MIZUNO QUICKDRY PLUS採用、UV対策、消臭テープ内蔵 | 吸汗速乾 |
| カラー展開 | 複数色(店舗により在庫が異なる) | 8色(ブラック・ホワイト・ネイビーブルーほか) | 15色 | — |
| 素材 | — | ポリエステル100%(商品ページ記載) | 身生地:ポリエステル100%/マーク部:ポリエステル95%・ポリウレタン5%(商品ページ記載) | — |
| サイズ | — | SS・S・M・L・O・XOの6展開 | 2XS〜3XLの8展開 | S〜3L程度(カラー・時期により展開が異なる場合あり) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
夏のバドミントンで感じる「暑さ」はウェア選びで変わる
体育館は日差しが直接入りにくい一方で、風通しが悪く、冷房が効いていない会場も少なくありません。加えて、バドミントンは短時間に激しいダッシュとジャンプを繰り返す競技のため、体温が上がりやすく、汗の量も多くなりがちです。ウェアの通気性や速乾性が自分に合っていないと、この汗をうまく発散できず、動きにくさや不快感につながりやすいとされています。
とはいえ、「涼しさを重視すれば重視するほど良い」というわけでもありません。生地を極端に薄くしたウェアは、汗を吸う量そのものが少なくなり、かえってベタつきが気になることもあります。逆に厚手で吸水量の多い生地は、汗を含んだ後に重くなりやすく、乾くまでに時間がかかる場合もあります。夏のウェア選びは、涼しさと機能性のバランスを意識することが大切です。
この記事では「このウェアを着れば絶対に涼しい」というような書き方はしません。暑さの感じ方には汗のかきやすさや体質による個人差が大きく、会場の温度・湿度によっても体感は変わってくるためです。その代わり、汗をどう発散させるか、日差しや室内の熱をどう防ぐか、という観点からウェアの特徴を整理していきます。
また、「普段着ているTシャツで代用できるのでは」と思う人もいるかもしれません。たしかに見た目は似ていますが、バドミントン向けに設計されたウェアは、腕を大きく振る動作を妨げないカッティングや、汗を素早く生地の表面に運ぶ構造になっていることが多く、綿素材の普段着とは設計思想が異なります。綿素材は汗を吸うと乾きにくく、重くなった生地が肩や腕の動きを制限してしまうこともあるため、可能であればスポーツ用に設計されたウェアの中から選ぶことをおすすめします。
中学校や高校の部活動では、チームで色やデザインを揃える場面もあるかもしれません。ですが、汗のかきやすさや暑さへの耐性は人によって異なるため、周りと同じウェアが自分にとってもベストとは限りません。チームで色を揃える場合でも、素材やサイズ感は自分の体質に合わせて選ぶことをおすすめします。
なお、ウェア選びはあくまで暑さ対策の一部です。どれだけ機能的なウェアを選んでも、水分補給を怠ったり、休憩を取らずに長時間プレーを続けたりすれば、体への負担は大きくなります。冷感タオルや保冷剤付きのネッククーラーなど、ウェア以外のグッズと組み合わせることで、より快適に夏場の練習・試合を乗り切りやすくなるとされています。
この記事のスタンス
ウェアの機能については、メーカーの商品ページに記載されている内容をもとに「〜とされる」という表現にとどめています。涼しさや乾きやすさの感じ方には汗のかきやすさや体質、会場の温度・湿度による個人差があり、断定できるものではないためです。判断材料として使いつつ、可能であれば購入前に素材やサイズ感を確認することをおすすめします。なお、著しい高温・多湿の環境では、ウェア選びだけでなく、こまめな水分補給や休憩など基本的な熱中症対策もあわせて心がけてください。
そもそも夏用ウェアのどこを見ればいいのか
夏向けのバドミントンウェアの商品ページには、「吸汗速乾」「接触冷感」「UVカット」「ベリークール」など、さまざまな言葉が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、まず押さえておきたいのは「吸汗速乾」「接触冷感」「UVカット」「通気性・シルエット」の4つです。
吸汗速乾は、汗を素早く生地の表面に引き上げて蒸発させる機能を指すことが一般的です。接触冷感は、生地が肌に触れた瞬間にひんやりとした感触を得られる機能で、主に生地の熱伝導率の高さによるものとされています。UVカットは紫外線を遮る機能で、屋内競技であっても窓際のコートや遠征先の屋外練習では意識しておきたいポイントです。そして通気性・シルエットは、生地の織り方やウェアの形状によって熱や湿気を逃がしやすくする工夫を指します。
この4つは必ずしもすべてが同時に満たされるわけではありません。たとえば接触冷感を強く打ち出した生地は、ひんやり感を出すために密度を高めていることがあり、通気性がやや控えめになる場合もあります。逆に通気性を最優先したメッシュ素材は、涼しく感じられる一方で、生地が薄いぶん耐久性や透け感が気になることもあります。多くのモデルは「速乾性を中心に据えたタイプ」「接触冷感を中心に据えたタイプ」というように、どこかに重心を置いた設計になっています。
商品ページを読み慣れないうちは、聞き慣れない機能名の多さに圧倒されてしまうかもしれません。ですが、夏用ウェアの多くの特徴は「〇〇クール」「〇〇ドライ」といった独自の名称で表現されています。数字や技術名をすべて覚えるというより、メーカーごとにどの機能を軸にしているかをおおまかに把握しておく、という感覚で読み進めると気が楽になります。
商品名やタグに「冷感」「クール」「ドライ」「UVカット」といった言葉が含まれているかどうかも、目印の一つになります。メーカーが明確に夏場の使用を想定して開発したモデルであれば、少なくとも汗対策や日差し対策を意識した設計になっている可能性が高いといえます。逆に、通年で使える汎用モデルとして案内されているウェアは、季節を問わず使えるように調整されている代わりに、夏場に特化した機能はやや控えめになる傾向があります。
生地の織り方にも注目してみてください。脇の下や背中の部分だけメッシュ素材に切り替えている「切替デザイン」のウェアも多く見られます。汗のたまりやすい部分だけ通気性を高めることで、シルエット全体の見た目を崩さずに涼しさを確保しようとする工夫とされています。商品ページの写真で背面や脇の部分をよく確認しておくと、こうした切替の有無が分かりやすくなります。
「吸汗速乾」と「接触冷感」の違いを正しく理解する
夏用ウェアを選ぶときによく混同されがちなのが「吸汗速乾」と「接触冷感」です。どちらも「涼しそう」という印象を与える言葉ですが、狙っている効果は少し異なります。代表的な技術名をいくつか押さえておくと、商品ページを読むときの助けになります。
こうした技術名をすべて覚える必要はありませんが、商品ページに「吸汗速乾」「接触冷感」といった言葉と一緒に記載されている名称がある場合、それがそのモデルの特徴を表すキーワードになっていることが多いです。同じメーカーの中でも、上位モデルほど新しい世代の素材が使われている傾向があり、価格差の理由の一つにもなっています。
なお、接触冷感は「肌に触れた瞬間」のひんやり感を指すことが一般的で、着用してしばらく経つと涼しさの感じ方が薄れていくとされています。一方の吸汗速乾は、プレー中を通して汗を発散させ続ける機能を目的としているため、長時間のプレーでは吸汗速乾性のほうが快適さに影響しやすいという見方もあります。どちらか一方だけを重視するのではなく、両方の機能を兼ね備えたモデルを軸に探すのも一つの方法です。
また、UVカット機能についても触れておきます。屋内の体育館であっても、窓際のコートでは日差しが入り込むことがありますし、遠征先の会場によっては屋外での移動や待機時間も発生します。UVカット機能自体が涼しさに直結するわけではありませんが、紫外線による肌への負担を減らしたい人は、あわせてチェックしておくとよいでしょう。
なお、こうした機能名は各メーカーが独自に定めているものであり、業界共通の統一基準があるわけではありません。同じ「冷感」という言葉を使っていても、メーカーによって想定している涼しさの度合いや持続時間の考え方には差があるとされています。複数のメーカーを比較する際は、名称だけで判断せず、商品ページに記載された機能の説明文まで目を通しておくと、実際の特徴をつかみやすくなります。
■ YONEXのベリークール
ヨネックスのウェアに使われることが多い名称で、吸汗速乾性とUVカット機能を組み合わせたシリーズに付けられていることが一般的です。汗を素早く発散させつつ紫外線対策も行いたい人向けの設計とされています。
■ MIZUNOのMIZUNO QUICKDRY PLUS
ミズノのゲームシャツなどに採用される吸汗速乾素材で、汗を素早く生地の表面に広げて乾かすことを狙った素材とされています。ポロシャツタイプのゲームウェアに使われる傾向があります。
■ 接触冷感とQ-max値
接触冷感の強さを示す目安として「Q-max値」という指標が使われることがあります。数値が高いほど肌に触れた瞬間のひんやり感が強いとされていますが、実際の体感には個人差があり、汗をかいた状態では感じ方が変わることもあると言われています。
使うシーン別に見る2つのタイプ
ここまで見てきた吸汗速乾・接触冷感・UVカット・通気性の組み合わせによって、夏用のバドミントンウェアはおおよそ2つの系統に分けて考えることができます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、候補を絞り込むときの目安にしてください。
どちらのタイプが向いているかは、汗のかきやすさや練習頻度、そして予算によっても変わってきます。たとえば汗をかきやすい体質の人や、1日に何試合もこなす大会に出場する機会が多い人は、高機能重視型のほうが安心感があるとされています。一方、週に数回の練習が中心であれば、コストパフォーマンス重視型を複数枚そろえて日々着回すほうが、洗い替えの面でも扱いやすいことがあります。
迷った場合は、吸汗速乾とUVカットの両方を備えた、価格・機能のバランスが取れたモデルから探すのが無難です。極端にどちらかに振り切ったモデルよりも、失敗しにくい選択になりやすいためです。
体育館の環境も判断材料の一つになります。冷房設備が整った会場での練習が中心であれば、吸汗速乾性を軸にした標準的なモデルでも十分に快適に過ごせることが多いとされています。一方、冷房のない体育館や、屋外コートでの練習・試合が多い場合は、接触冷感やUVカットなど複数の機能を備えたモデルを優先的に検討しておくと、夏場を通じて快適さを保ちやすくなるかもしれません。
年齢層によっても優先順位は変わってくるかもしれません。成長期の中学生・高校生は、成長にあわせてサイズが変わりやすいため、まずはコストパフォーマンス重視型で必要な枚数を確保し、大会前など要所で高機能重視型を取り入れるという使い分けも現実的です。社会人プレーヤーで大会出場の機会が多い場合は、最初から高機能重視型を選んでおくと、買い替えの頻度を抑えやすくなることもあります。
■ 練習中心・コストパフォーマンス重視型
定番の吸汗速乾素材を採用した、価格を抑えめにしたモデルです。汗をかいても乾きやすく、日々の練習で気兼ねなく着られることを優先しており、部活動などで複数枚をローテーションしたい人に向いているとされています。接触冷感やUVカットなど付加的な機能は控えめな傾向があります。
■ 試合・大会中心・高機能重視型
接触冷感やUVカットなど、複数の夏対策機能を組み合わせたモデルです。価格はやや高めになる傾向がありますが、大会当日など長時間コート周辺で過ごす場面でも快適さを保ちやすいとされています。日差しの入るコートで長時間プレーする機会が多い人に向いています。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にウェアを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、聞き慣れない機能名に振り回されずに候補を決めやすくなります。
- 1自分の汗のかきやすさとプレー頻度を大まかに把握する。汗をかきやすい、大会や試合で長時間コート周辺にいることが多い場合は「高機能重視型」寄り、週数回の練習が中心であれば「コストパフォーマンス重視型」寄りから検討すると外しにくくなります。
- 2吸汗速乾・接触冷感・UVカットの中から優先したい機能を絞る。目安として、吸汗速乾を基本としたモデルを2〜3点、接触冷感やUVカットを組み合わせた上位モデルを1〜2点ほどリストアップし、比較してみます。ブランドやデザインにこだわりすぎず、まずはこの機能面で機械的に絞り込むのがコツです。
- 3可能であれば試着し、実際に腕を振ってみる。生地の伸縮性やシルエットの動きやすさは、数字だけでは分かりません。スポーツ用品店やスクールで試着ができる場合は、購入前に何着か着比べてみるのが確実です。試着が難しい場合は、体質やプレースタイルが近い人の口コミレビューを参考にするのもよいでしょう。
インナーとの組み合わせも意識する
夏場は、ウェア本体だけでなく、下に着るインナーやアンダーシャツの素材にも目を向けると快適さが変わることがあります。綿素材のインナーを重ねると、せっかくの吸汗速乾ウェアでも汗の逃げ道がふさがれてしまうことがあるとされています。インナーを着用する場合は、ウェア本体と同じくポリエステル中心の速乾素材を選んでおくと、機能を活かしやすくなります。
サイズ・生地の見るべきポイント
夏用ウェアは、メーカーやモデルによってサイズ感や生地の厚みにばらつきがあります。特に接触冷感を重視したモデルは、ひんやり感を出すために生地の密度を高めていることがあり、通気性重視のメッシュ素材とは着心地の印象が異なることがあります。
商品ページに「タイトフィット」「レギュラーフィット」といった表記がある場合は、その案内を参考にサイズを選ぶのが無難です。夏場は汗で生地が肌に張り付きやすいため、普段よりもワンサイズ上げて、体との間に空気の通り道を作るという選び方をする人もいるとされています。逆に、動きの妨げになるほどゆったりしたサイズを選んでしまうと、ラケットを振る動作の邪魔になることもあるため、極端なサイズアップは避けたほうがよいでしょう。
生地の厚みにも注目してください。薄手の生地は涼しく感じやすい一方、汗を吸う量が少なく、汗染みが目立ちやすいという声もあります。逆に厚手の生地は汗をしっかり吸う一方、乾くまでに時間がかかる場合があります。商品ページに生地の厚みに関する記載がなくても、素材名や重量の記載があれば、同じブランドの他モデルと比較する目安になります。
サイズ選びに迷ったら、複数のブランドで試着をして、自分の体に合うメーカーの傾向をつかんでおくのもおすすめです。同じ「Mサイズ」表記でも、メーカーが変わると実際のフィット感はかなり違って感じられることがあります。一度「自分はこのメーカーだとこのサイズが合う」という感覚をつかんでおくと、次回以降のウェア選びがぐっと楽になります。
通販で購入する場合は、返品・交換のポリシーを事前に確認しておくことも大切です。一度も試着せずに購入すると、届いてから「思っていたサイズ感と違った」と感じることも珍しくありません。店舗によってはサイズ交換に対応している場合もあるため、購入前に条件を確認しておくと安心して注文できます。
生地の伸縮性にも目を向けておきたいところです。ポリウレタンなどのストレッチ素材を一部に混紡しているモデルは、腕を大きく振り上げるスイング動作でも生地がつっぱりにくいとされています。商品ページの素材構成欄に「ポリウレタン」の記載がある場合は、伸縮性を意識した設計になっている可能性が高いといえます。反対に、伸縮性のない生地は型崩れしにくい一方、可動域の広い動きではやや窮屈に感じることもあるようです。
夏は2〜3着のローテーションがおすすめ
夏場は1回の練習でウェアが汗でびっしょりになることも珍しくありません。可能であれば、同じモデルまたは近い価格帯のウェアを2〜3着用意し、練習ごとに着替えるローテーションを組むと、洗濯の頻度に余裕ができ、生地の傷みも分散させやすくなるとされています。特にコストパフォーマンス重視型のモデルは、複数枚そろえやすい価格帯のものが多く、ローテーション用途にも向いています。
買ったあとのお手入れで気をつけたいこと
夏用ウェアは、着用頻度が高くなりやすいぶん、洗濯やお手入れの方法によって機能の持続性が変わってくるとされています。特に吸汗速乾・接触冷感といった機能は、生地の表面加工によるところが大きく、扱い方次第で効果が弱まってしまうこともあります。
まず気をつけたいのが、柔軟剤の使用です。柔軟剤は生地の表面をコーティングする性質があり、吸汗速乾機能をやや弱めてしまう場合があるとされています。商品ページや洗濯表示に柔軟剤の使用について注意書きがある場合は、その案内に従うのが無難です。どうしても使いたい場合は、使用量を控えめにするか、数回に1回程度にとどめておくとよいでしょう。
洗濯後の干し方にも注目してください。直射日光の当たる場所での長時間の乾燥は、生地の色あせや繊維の劣化を早めることがあるとされています。可能であれば風通しの良い日陰で干すことで、機能や見た目を長持ちさせやすくなります。乾燥機を使用する場合も、高温設定は生地を傷めやすいため、洗濯表示を確認してから使用することをおすすめします。
汗を吸ったまま長時間放置すると、雑菌の繁殖や生地の劣化、においの原因になりやすいとされています。練習後はできるだけ早めに洗濯するか、難しい場合は一度陰干しをして湿気を飛ばしてから洗濯かごに入れる習慣をつけておくと安心です。複数枚をローテーションしている場合でも、湿ったまま重ねて放置するのは避けたほうがよいでしょう。
最後に、生地の傷みのセルフチェックについても触れておきます。使用を重ねるうちに、生地の伸びやほつれ、色あせが目立ってくることがあります。見た目の変化は買い替えのタイミングを判断する分かりやすいサインの一つです。特に夏場は着用頻度が高くなりやすいため、シーズンの終わりに一度状態を確認しておくと、次のシーズンに向けた準備がしやすくなります。
また、吸汗速乾や接触冷感といった機能は、洗濯を繰り返すうちに新品のときほどの効果を感じにくくなっていくとされています。これは生地そのものが劣化しているというより、表面加工が少しずつ摩耗していくことが要因の一つと言われています。数シーズン着用してひんやり感や乾きの速さに以前ほどの違いを感じなくなってきたら、それも買い替えを検討する一つの目安になるでしょう。
成長期の中学生・高校生の場合は、シーズンごとにサイズが合わなくなることも珍しくありません。機能が十分に残っていても、着丈や袖丈が短くなってきたと感じたら、無理に着続けず、サイズの合うものへの買い替えを検討したほうが、動きやすさの面でも安心です。お下がりとして下の学年に譲る場合は、機能の消耗具合もあわせて伝えておくと、譲られた側も納得して使いやすくなるでしょう。
よくある質問
Q吸汗速乾と接触冷感、どちらを優先すべきですか?
A長時間のプレーでは、汗を発散させ続ける吸汗速乾のほうが快適さに影響しやすいという見方があります。接触冷感は着用した瞬間のひんやり感を得やすい一方、時間の経過とともに感じ方が薄れていくとされています。両方を兼ね備えたモデルを軸に探すのも一つの方法です。
QUVカット機能は屋内でのプレーでも必要ですか?
A体育館の窓際のコートや、遠征先での屋外の移動・待機時間を考えると、UVカット機能があると安心という考え方があります。ただし屋内中心のプレーであれば、必須というほどの機能ではなく、他の機能とのバランスで選んで問題ありません。
Q夏場、ウェアは何枚くらい持っておくべきですか?
A練習頻度にもよりますが、2〜3着をローテーションできると、洗濯の頻度に余裕ができ、生地の傷みも分散させやすくなるとされています。コストパフォーマンス重視型のモデルであれば、複数枚そろえやすい価格帯のものも多くあります。
Q洗濯時に注意することはありますか?
A柔軟剤の多用は吸汗速乾機能をやや弱めてしまう場合があるとされています。また直射日光での長時間乾燥や高温での乾燥機使用は、生地の劣化を早めることがあるため、洗濯表示を確認したうえで、風通しの良い日陰で干すことをおすすめします。
Q接触冷感素材は本当に涼しく感じますか?個人差はありますか?
A接触冷感は生地が肌に触れた瞬間にひんやりとした感触を得られる機能とされていますが、汗のかきやすさや体質によって感じ方には個人差があります。カタログスペックだけで判断せず、可能であれば店頭で実際に触れてみることをおすすめします。
Q男女兼用モデルとレディース専用モデル、どちらを選ぶべきですか?
Aどちらが優れているというものではなく、体型に合わせたシルエットを重視するかどうかで選ぶとよいでしょう。レディース専用モデルは女性の体型に合わせた設計とされることが多く、フィット感を重視したい人に向いています。男女兼用モデルはサイズ展開が広い傾向があります。
Q夏用バドミントンウェアの予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aシャツ単体であれば2,000円台から、冷感・UVカットなどの付加機能を備えたモデルやハーフパンツを含めると3,000円台後半から4,000円程度の範囲で選択肢が揃います。まず1枚であれば、無理に最上位モデルを選ぶ必要はなく、自分のプレー頻度に近いタイプを優先して選ぶのがおすすめです。
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