少年野球や部活動で「アンダーシャツは各自で用意してください」と言われて、スポーツ用品店やネット通販のアンダーシャツ売り場を見て戸惑った経験はないでしょうか。半袖・七分袖・長袖・ノースリーブという袖の長さだけでも種類が多く、そこに丸首とハイネック、フィットとルーズという着心地の違いまで加わると、結局どれを選べばいいのか分からなくなってしまいます。アンダーシャツは派手さのない道具ですが、実際には汗の処理や体温調整に直結する、プレーの快適さを大きく左右するアイテムです。合わないものを選んでしまうと、汗が肌に張り付いて集中力が削がれたり、寒い時期に体が冷えてパフォーマンスが落ちてしまったりすることもあります。この記事では、素材や袖丈、ネックの形といった商品ページの表記を一つずつ整理しながら、失敗しにくい選び方を解説します。最後には、実際に候補になりやすい4着も比較しています。
この記事でわかること
- アンダーシャツは「なんとなく」で選ぶと後悔しやすい
- 素材表記の読み方 — 「吸汗速乾」「接触冷感」「保温」は何が違うのか
- 袖丈で選ぶ — ノースリーブ・半袖・七分袖・長袖の使い分け
- ネックの形とフィット感 — 丸首・ハイネック、フィット・ルーズの違い
- 気温・季節に応じた重ね着(レイヤリング)の考え方
- 少年野球世代ならではの注意点 — 成長期のサイズと買い替えの目安
最終更新:
野球アンダーシャツのおすすめ4着
ここからは実際の候補です。前提として、これらを着れば必ず快適になる、という話ではありません。いずれも野球用品専門店の商品ページ上で仕様が明記されている、大手メーカーのモデルの中から、袖丈・フィット感・価格帯が異なる4着を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、セール状況やカラー・サイズの在庫によって変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4着を並べると、価格帯と機能性で役割が分かれているのが分かります。ミズノは1,580円という価格でまず1枚試したい人向けのスタンダードモデル、SSKは日本製かつ丸首・ハイネックを選べるフィット重視モデル、デサントは脇の動かしやすさに特化した機能性モデル、ローリングスは子供用から大人用まで揃うサイズ展開の広さが強みのモデルという位置づけです。価格差はあるものの、いずれも吸汗速乾やストレッチといった基本機能は備えているため、極端に外れの少ない4着といえます。
どれが合うかは、主に使う季節、フィット感の好み、そしてチームでの用途(自分専用か、親子・兄弟で兼用したいか)によって変わります。とにかく費用を抑えて練習用を揃えたいなら1着目、日本製の安心感や首元の防寒も重視したいなら2着目、投球・守備で腕をよく振る動作が多いなら3着目、子どもと兼用したいなら4着目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・在庫・カラーは変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
今回はいずれも長袖または半袖の丸首タイプを中心に紹介しましたが、この記事の前半で触れた通り、真夏の練習用にはノースリーブタイプ、首元の防寒・日焼け対策を重視したい場合はハイネックタイプも選択肢に入ります。まずはこの4着に近い価格帯・素材構成のモデルを基準にしながら、自分の使う季節やポジションに合わせて袖丈・ネックの形を調整していくと、無駄なく候補を絞り込めるはずです。
1着だけで年間を乗り切ろうとせず、練習用・試合用、あるいは季節ごとに2〜3着を使い分ける前提で予算を考えておくと、洗濯が間に合わないときやサイズアウトしたときにも慌てずに済みます。まずは価格の手頃な1着から試し、着心地に納得できたら同じブランドで季節違いのモデルを追加するという買い方も、失敗の少ない進め方です。
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ MIZUNO 野球アンダーシャツ 半袖 丸首 リ… | SSK エスエスケイ 野球アンダーシャツ 長袖 丸首/ハ… | デサント DESCENTE 野球アンダーシャツ 長袖 丸… | ローリングス Rawlings 野球アンダーシャツ 長袖… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,580円 | 1,679円 | 1,799円(メーカー希望小売価格3,960円・掲載時点はセール価格) | 2,255円(メーカー希望小売価格3,850円・掲載時点はセール価格) |
| 袖丈 | 半袖 | 長袖 | 長袖 | 長袖 |
| ネック | 丸首(クルーネック) | 丸首/ハイネック(選択可、ハイネック襟高さ約6cm・目安) | 丸首(クルーネック、締め付け感を抑えた設計) | 丸首(クルーネック) |
| フィット感 | リラックスフィット | フィットタイプ | — | ミドルフィット(ゆるめ) |
| 素材 | ポリエステル100% | ポリエステル84%・ポリウレタン16% | 本体:ポリエステル50%・複合繊維(ポリエステル50%)、脇切替:ポリエステル100% | ポリエステル92%・ポリウレタン8% |
| サイズ | S/M/L/O/XO | S/M/L/O/XO/2XO | S/M/L/O/XO/2XO/3XO/4XO | 130/140/150/160/S/M/L/O/XO/2XO/3XO |
| カラー | ブラック/ネイビー/Pネイビー | レッド/エンジ/Dブルー/ネイビー/ブラック | ブラック/ホワイト/ネイビー/ブルー/レッド/グリーン/ワインレッド | 全8色(ブラック/ネイビー/レッド/ロイヤルブルー/ダークグリーン/エンジ/バイオレット/ホワイト) |
| 生産国 | タイ | 日本 | ミャンマー | 中国 |
| 参考レビュー評価 | 4.75(125件、掲載時点) | 4.66(3,120件、掲載時点) | 4.61(102件、掲載時点) | — |
| 機能 | — | — | Dスリットカット/吸汗/速乾/ストレッチ | — |
| 実寸(Sサイズ目安) | — | — | — | 着丈66cm/身幅45cm/袖丈51cm(メーカー公表値) |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
アンダーシャツは「なんとなく」で選ぶと後悔しやすい
アンダーシャツは、ユニフォームの下に着る「見えない部分」だからこそ、なんとなく安いものやセット販売のものを選んでしまいがちです。ですが実際に着てプレーしてみると、素材やフィット感によって汗をかいたときの不快感や動きやすさが大きく変わることに気づきます。特に夏場の炎天下での練習や試合では、アンダーシャツの吸汗速乾性能ひとつで体感がまったく違うと感じる選手も少なくありません。逆に、自分に合った1着を見つけられると、練習中の小さなストレスが減り、プレーそのものに集中しやすくなるとも言われています。
たとえば、綿(コットン)混率の高いインナーは肌触りが柔らかい一方で、汗を吸ってもなかなか乾かず、べたついた状態が長く続きやすいとされています。汗を吸ったまま重くなった生地が肌に張り付くと、それだけで集中力が削がれてしまうこともあります。一方、ポリエステルを中心とした化学繊維は、汗を素早く生地の表面に拡散させて乾かす「吸汗速乾」機能を持たせやすく、多くの野球用アンダーシャツで採用されている理由もここにあります。同じ「アンダーシャツ」という呼び方でも、素材構成によって着心地はまったく違うものになると考えておくとよいでしょう。
また、アンダーシャツはユニフォームの下に着る性質上、試合中に脱いだり羽織ったりして体温を調整することが難しい衣類です。だからこそ、その日の気温や自分の体質に合った1着を選んでおくことが、他のウェア以上に重要になります。特に成長期の子どもは体温調整の機能が大人ほど発達していないとも言われており、保護者が用意する場合は本人の「暑がり・寒がり」の傾向も考慮しておくと失敗しにくくなります。子ども自身がまだうまく言葉にできない不快感を、アンダーシャツの選び方一つで軽減できる場合もあります。
この記事では「このアンダーシャツを着れば必ず快適になる」という書き方はしません。暑さ・寒さの感じ方や汗のかきやすさには個人差が大きく、断定できるものではないためです。その代わり、商品ページによく出てくる素材表記や機能名を丁寧に読み解きながら、季節や体質に応じてどう選べばよいかを整理していきます。
なお、この記事で扱うのは硬式・軟式を問わず一般的に使われている野球用アンダーシャツです。チームによっては大会規定でカラーやデザインが指定されている場合もあるため、購入前に所属先のルールも合わせて確認しておくと安心です。特に中学・高校の大会では無地であることや指定色であることが求められるケースもあり、見た目のデザインだけで選んでしまうと後から買い直しになることもあります。
この記事のスタンス
商品ごとの機能については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめています。素材との相性やフィット感には個人差が大きく、断定できるものではないためです。可能であれば、購入前にサイズ表を確認し、実店舗で試着してから選ぶことをおすすめします。
素材表記の読み方 — 「吸汗速乾」「接触冷感」「保温」は何が違うのか
アンダーシャツの商品ページには「吸汗速乾」「接触冷感」「ストレッチ」「保温」といった機能名が並んでいます。これらは生地の素材構成や編み方によって実現されているもので、どれか一つが優れているというよりも、季節やプレー環境に応じて必要な機能が変わると考えるとイメージしやすくなります。まずはそれぞれの機能が何を指しているのかを、順番に整理していきましょう。
基本になるのはポリエステルを中心とした化学繊維です。ポリエステル100%のシンプルな生地は、比較的安価でありながら吸汗速乾性能を持たせやすく、エントリーモデルの多くに採用されています。そこにポリウレタンを数%〜十数%混ぜることで、生地に伸縮性が加わり、腕を大きく振ったときの突っ張り感を抑えやすくなるとされています。商品ページの素材欄に「ポリエステル◯%・ポリウレタン◯%」と書かれている場合、ポリウレタンの比率が高いほど伸びやすい生地という目安になります。逆にポリウレタンを含まないモデルは、価格を抑えやすい反面、伸縮性はやや控えめになる傾向があるとされています。
「接触冷感」は、生地が肌に触れた瞬間にひんやりと感じられるよう設計された素材で、真夏の暑さ対策として選ばれることが多い機能です。ただし冷感の感じ方には個人差があり、また汗を大量にかいた場合は素材の種類にかかわらず蒸し暑さを感じることもあるため、冷感機能だけに過度な期待をしすぎないほうがよいでしょう。反対に「保温」をうたったモデルは、裏起毛素材や生地を厚手にすることで暖かさを確保しているとされ、秋冬や朝晩の冷え込みが厳しい時期の練習に向いています。同じメーカーでも夏用・冬用でまったく異なる生地が使われていることが多く、商品名に「サマー」「ウォーム」などの表記がある場合は、その時期を想定した設計になっていると考えてよいでしょう。
このほか、「抗菌防臭」は汗による雑菌の繁殖を抑えてニオイを軽減する加工、「UVカット」は紫外線の透過を抑える加工を指します。どちらも野球のように屋外での活動時間が長いスポーツでは重宝される機能ですが、加工の効果には持続年数があり、洗濯を重ねるうちに徐々に効果が弱まっていくとされている点は覚えておくとよいでしょう。
素材表記を細かく比較するのが難しいと感じる場合は、まず「吸汗速乾」の表記があるかどうかだけでも確認する習慣をつけておくと安心です。この一言があるモデルは、少なくとも綿混率の高いインナーよりは乾きやすい生地が使われている可能性が高いとされ、最低限の判断基準として役立ちます。
袖丈で選ぶ — ノースリーブ・半袖・七分袖・長袖の使い分け
アンダーシャツを選ぶときに最初に目につくのが袖の長さです。主にノースリーブ・半袖・七分袖・長袖の4タイプがあり、それぞれ向いている季節やポジションの傾向が異なるとされています。まずはこの4タイプの特徴をざっくり押さえておくと、数ある商品を絞り込みやすくなります。
どのタイプを選ぶか迷ったときは、まず「1年を通してどのくらいの頻度で野球をするか」を考えてみるとよいでしょう。週末だけの軽い練習であれば、その日の気温に合わせて半袖と長袖を使い分けるだけでも十分ですが、平日も含めて練習量が多い場合は、季節ごとに専用のアンダーシャツを揃えておくほうが、結果的に快適に過ごせる期間が長くなります。
■ ノースリーブ
真夏の暑さ対策として選ばれることが多いタイプです。腕を露出させる分、通気性を重視したい人や、二の腕まで締め付けられる感覚が苦手な人に向いているとされています。一方で、日焼けや肌の擦り傷が気になる人には不向きな場合もあります。
■ 半袖
最もオーソドックスな長さで、春〜秋にかけて幅広く使われています。動きやすさと最低限の肌の保護を両立しやすいタイプとされ、はじめての1着として選ばれることが多い袖丈です。ユニフォームの袖からアンダーシャツがのぞくデザインを好む選手にも選ばれています。
■ 七分袖
長袖ほどの暑さはなく、半袖よりも肘周りまでしっかり覆えるバランス型です。春や初夏など、気温が定まらない時期の練習着として選ぶ人もいますが、取り扱いモデル自体は他の3タイプに比べて少なめな傾向があります。
■ 長袖
肌の露出が少なく、日焼け対策や擦り傷防止、防寒を兼ねたいときに選ばれるタイプです。夏場は暑いのではと思われがちですが、吸汗速乾機能や接触冷感機能を備えた長袖モデルも多く、炎天下でも長袖を選ぶ選手は珍しくありません。1年を通して使える汎用性の高さから、最初の1着に長袖を選ぶという考え方もあります。
ネックの形とフィット感 — 丸首・ハイネック、フィット・ルーズの違い
袖丈と合わせて確認しておきたいのが、ネック(襟)の形とフィット感です。ネックは主に丸首(ローネック・クルーネック)とハイネックの2種類、フィット感はフィットタイプとルーズタイプ(ゆったりタイプ)に大きく分かれます。組み合わせによって着心地の印象がかなり変わるため、袖丈と同じくらい丁寧に確認しておきたいポイントです。
丸首は最も一般的な形で、ユニフォームの襟元から見えても違和感が少なく、締め付け感も少ないとされています。一方ハイネックは、襟の高さが数cm程度あるタイプで、暑い時期は首元を直射日光から守り、寒い時期は防寒になるという二つの役割を持っています。商品によっては同じ生地・同じ価格帯で丸首とハイネックを選べるようになっているものもあり、その場合は好みや季節に応じて選び分けると無駄がありません。
フィット感については、フィットタイプが体に密着する着圧感のある作りで、汗をしっかり吸い上げてくれる、動いたときに生地がずれにくいといった特徴があるとされています。反対にルーズタイプ(ゆったりタイプ)は、締め付けを感じにくく、体を大きく動かすポジションでも窮屈さを感じにくいという声が多いようです。どちらが優れているというものではなく、締め付けが好きか苦手かという好みの問題である場合も多いため、可能であれば店頭で試着してから選ぶのが確実です。
なお、フィットタイプを選ぶ場合は、普段のTシャツと同じかやや小さめのサイズを選ぶと本来の着心地を得やすいとされていますが、ルーズタイプはもともと余裕を持たせた設計のため、普段通りのサイズで問題ないことが多いです。商品ページに実寸(着丈・身幅・袖丈)の表が掲載されている場合は、事前に確認しておくとサイズ選びの失敗を減らせます。
ポジションによる向き不向きも見逃せません。捕手や投手のように、常に肩や腕を大きく動かすポジションでは、ルーズタイプのほうが可動域を確保しやすいと感じる選手もいます。一方で外野手のように送球フォームの安定性を重視したい場合は、フィットタイプで生地のずれを抑えるという考え方もあります。
気温・季節に応じた重ね着(レイヤリング)の考え方
アンダーシャツは1年を通して同じものを使い続けるのではなく、気温に応じて素材や袖丈を使い分けたり、重ね着をしたりすることで快適さを保ちやすくなります。特にアンダーシャツだけで体温調整をしようとせず、上に羽織るウェアと役割を分けて考えることが、季節を問わず快適に過ごすコツとされています。
真夏は、吸汗速乾や接触冷感をうたった半袖・ノースリーブのアンダーシャツを選び、汗をこもらせない工夫をするのが基本になります。汗をかいたまま試合が長引くことも多いため、練習用・試合用で複数枚を用意し、休憩時間に着替えられるようにしておくと、パフォーマンスの低下を防ぎやすくなるとされています。ハイネックタイプを選ぶと首元の日焼け対策にもなりますが、暑がりの人は丸首のほうが快適に感じる場合もあります。
春や秋のように朝晩と日中の気温差が大きい時期は、長袖の吸汗速乾モデルを1枚で通すか、薄手の長袖アンダーシャツの上に防寒用のウォームアップシャツやベンチコートを羽織って調整する選手が多いようです。アンダーシャツ自体を分厚くしすぎると、気温が上がった日中に汗をかきすぎてしまうこともあるため、「アンダーシャツは薄手〜中厚手、体温調整は上に羽織るもので行う」という考え方をベースにすると失敗しにくくなります。
冬場は、裏起毛素材や厚手のオールシーズン対応素材を使った長袖・ハイネックのアンダーシャツが選ばれる傾向にあります。ただし、あまりに厚手のものを選ぶと、ユニフォームの上からでも着膨れして見えたり、腕の可動域が狭くなったりすることがあるとも言われています。防寒とプレーのしやすさのバランスを取るという意味では、アンダーシャツ自体は中厚手程度にとどめ、防寒着(ジャンパーやベンチコート)と組み合わせて調整するほうが、動きへの影響を抑えやすいでしょう。
また、雨上がりや早朝練習など、気温以上に体感が冷える場面もあります。こうした場面では、長袖の下にさらに薄手のインナーを重ねる「アンダーシャツの2枚重ね」をする選手もいますが、動きにくさを感じる場合は無理せず1枚に戻すなど、その日のコンディションに合わせて柔軟に調整することが大切です。
少年野球世代ならではの注意点 — 成長期のサイズと買い替えの目安
小学生・中学生など成長期の選手がアンダーシャツを選ぶ場合、大人と同じ基準だけで選んでしまうと、思ったより早く着られなくなってしまうことがあります。ここでは、成長期ならではの注意点を整理します。
子ども用・ジュニア用のサイズ展開がある商品では、身長を目安にサイズが分けられていることが多く、130cm・140cm・150cm・160cmといった刻みで用意されています。成長のスピードには個人差があるため、購入時点でぴったりのサイズよりも、シーズン終盤まで着られるよう、ワンサイズ大きめを選ぶ家庭も少なくないようです。ただしフィットタイプの場合、大きすぎるサイズを選ぶと本来の着圧効果が得られにくくなるため、ルーズ〜ミドルフィットのモデルでワンサイズ上を選ぶほうがバランスを取りやすいでしょう。
また、成長期は体温調整の機能がまだ大人ほど発達していないとも言われており、大人が「このくらいの気温なら平気」と感じる場面でも、子どもは思った以上に暑がったり寒がったりすることがあります。本人に感想を聞きながら、次のシーズンの買い替えの際に袖丈や厚みを見直していくとよいでしょう。兄弟でチームが違う場合や、成長に合わせて毎シーズン買い替える場合は、サイズ展開が幅広く価格も手頃なモデルを選んでおくと、家計の負担も抑えやすくなります。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にアンダーシャツを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、種類の多さに振り回されずに候補を決めやすくなります。焦って1枚目から完璧な組み合わせを狙う必要はありません。
- 1主に使う季節・気温を想定する。真夏がメインならノースリーブ〜半袖・接触冷感タイプ、春秋なら長袖の薄手タイプ、冬なら長袖・ハイネックの保温タイプというように、まずは季節から袖丈と厚みの方向性を決めます。1年を通して使う最初の1着なら、汎用性の高い長袖の吸汗速乾モデルから検討するのもおすすめです。
- 2フィット感とネックの形を決める。汗をしっかり吸わせたい、体にフィットさせたいならフィットタイプ、締め付けが苦手ならルーズタイプを選びます。首元の防寒・日焼け対策も兼ねたいならハイネック、着脱のしやすさや違和感の少なさを優先するなら丸首を選ぶとよいでしょう。
- 3所属チームの規定と実寸サイズを確認する。大会や部活動によってはアンダーシャツの色やデザインに指定がある場合があるため、購入前に確認しておきます。そのうえで、商品ページの実寸表(着丈・身幅・袖丈)を自分の体格や普段のインナーサイズと照らし合わせ、フィットタイプならジャストサイズ、ルーズタイプなら普段通りのサイズを目安に選びます。
サイズ選びに迷ったら実店舗での試着がおすすめ
アンダーシャツはメーカーやモデルによって同じ「Mサイズ」でも着丈や身幅の実寸が異なることがあります。特にフィットタイプは体に密着する分、サイズ違いによる着心地の差が大きく出やすい傾向があります。スポーツ用品店で試着できる場合は、購入前に一度袖を通してみることをおすすめします。
洗濯・お手入れで気をつけたいこと
アンダーシャツは練習や試合のたびに汗を大量に吸う衣類のため、洗濯の仕方によって機能の持続年数や着心地が変わってきます。特に吸汗速乾素材は、一般的な綿のTシャツとは少し違う注意点があるため、購入後のお手入れ方法もあわせて押さえておきましょう。
まず気をつけたいのが柔軟剤です。柔軟剤は繊維の表面をコーティングして肌触りを柔らかくする効果がありますが、この皮膜が吸汗速乾素材の水分を拡散させる機能を妨げてしまうことがあるとされています。洗濯表示に記載がある場合はそれに従いつつ、機能性を長持ちさせたい場合は柔軟剤を控えめにするか、使わずに洗うほうが無難です。
汗染みや汗のニオイが気になる場合は、洗濯前に一度水またはぬるま湯にしばらく浸け置きしてから洗うと、皮脂汚れが落ちやすくなるとも言われています。特に夏場に毎日使う場合は、練習後すぐに洗わずに放置すると、ニオイや黄ばみの原因になりやすいため、できるだけ早めに洗濯する習慣をつけておくと衛生面でも安心です。
乾燥機の使用については、化学繊維は熱に弱い場合があり、高温での乾燥が生地の伸縮性やコーティングを傷める可能性があるとされています。洗濯表示にタンブル乾燥の可否が記載されている場合はそれに従い、記載がない場合は陰干し・平干しなど、直射日光と高温を避けた干し方を選んでおくと、生地への負担を抑えやすくなります。
複数枚をローテーションで使う場合は、練習用と試合用を分けておくと、洗濯が間に合わないときにも困りにくくなります。特に夏場は1日で複数枚使うこともあるため、最低でも2〜3枚は用意しておくと、急な連戦にも対応しやすくなるでしょう。
よくある質問
Qアンダーシャツは半袖と長袖、どちらを選べばいいですか?
A気温と好みによりますが、真夏の炎天下では半袖やノースリーブが涼しく感じられやすく、春や秋、肌の日焼けや擦り傷が気になる時期は長袖のほうが快適とされています。長袖は袖をまくって着る選手もおり、1年を通して1着で使い回したい場合は長袖の吸汗速乾モデルを先に揃えるという考え方もあります。
Qフィットタイプとルーズタイプ、どちらがいいですか?
A汗の処理や着圧感を重視するならフィットタイプ、締め付け感が苦手な人や体を動かしたときの窮屈さを避けたい人はルーズ〜ミドルフィットが向いているとされています。ポジションや個人の感覚によっても好みが分かれるため、可能であれば試着してから選ぶのが安心です。
Q冬場はどんなアンダーシャツを選べばいいですか?
A保温性をうたった裏起毛素材や、厚手のオールシーズン対応素材を使った長袖タイプが向いているとされています。ハイネックタイプを選ぶと首元の防寒対策にもなります。ただし着膨れして動きにくくならないよう、ユニフォームとのサイズバランスも確認しておくと安心です。
Qアンダーシャツは何枚くらい用意すればいいですか?
A練習用と試合用を分けて、最低でも2〜3枚をローテーションで使うと、洗濯が間に合わないときにも困りにくくなります。特に夏場は毎日のように汗を吸うため、3枚以上あると余裕を持って管理できるという声もあります。
Qサイズはジャストサイズとゆったりめ、どちらを選ぶべきですか?
Aフィットタイプであれば普段のTシャツと同じか、やや小さめのサイズを選ぶと本来の着圧感を得やすいとされています。一方でルーズ・ミドルフィットタイプはもともと余裕を持たせた設計のため、普段通りのサイズで問題ないことが多いです。商品ページの実寸表を確認してから選ぶと失敗しにくくなります。
Q洗濯するときに気をつけることはありますか?
A吸汗速乾素材は柔軟剤を使うと、繊維の表面をコーティングして吸水性能が落ちてしまうことがあるとされています。洗濯表示を確認したうえで、できるだけ柔軟剤を控えめにするか使わずに洗うと、機能を長持ちさせやすくなります。乾燥機の高温乾燥も生地を傷める可能性があるため、陰干し・平干しがおすすめです。
Q中学生・高校生の学生野球でも同じ基準で選んで大丈夫ですか?
A基本的な選び方の考え方は共通ですが、大会によってはアンダーシャツの色やデザインに規定がある場合があります。購入前に所属チームや大会要項で指定色・柄の制限がないかを確認しておくと安心です。
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