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【2026年最新】卓球ラケット(ブレード)の選び方|スピード・コントロール・重量バランスおすすめ4選

卓球ラケット(ブレード)選びで迷いがちな「スピード」「コントロール」「重量バランス」の読み方をやさしく整理。ブレード構成や重量表記の見方に加え、候補になりやすいモデル4本も比較して紹介します。

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卓球用品店やオンラインショップでラケット(ブレード)を選ぼうとすると、商品ページに並ぶ「スピード」「反発特性」「振動特性」「平均重量」といった数字や、木材だけのブレードとカーボンが入ったブレードの違いに戸惑ってしまう人は少なくありません。なんとなく人気モデルを選んだり、価格の安さだけで決めてしまったりすると、「思ったより球が飛びすぎてコントロールしづらい」「逆に威力が出ずラリーで押し負ける」といったミスマッチが起きることもあります。この記事では、ラケット選びの核となる「スピード」「コントロール」「重量バランス」という3つの軸を中心に、商品ページの読み方をできるだけやさしく整理しました。最後には、実際に候補になりやすい4本を比較して紹介します。

この記事でわかること

  • 「なんとなく」でラケットを選ぶと後悔しやすい理由
  • そもそもラケットの商品ページのどこを見ればいいのか
  • 「スピード」表記の読み方 — オフェンス・ミッドファースト・オールラウンドの違い
  • 「ブレード構成」の読み方 — 木材のみとカーボン入りの違い
  • 「重量バランス」の読み方 — 平均重量と手にした時の感覚
  • 選び方の3ステップ

最終更新:

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スピード・コントロールで比較する卓球ラケットおすすめ4選

ここからは実際の候補です。前提として、これらを使えば必ず勝率が上がる、という話ではありません。木材のみのブレードとカーボン入りのブレード、それぞれのタイプから代表的なモデルを選び、スピード・コントロール・重量バランスの傾向が異なる4本を紹介します。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるグリップ(FL/ST/AN)を確認してください。

4本を並べると、ブレード構成とスピード表記で役割がはっきり分かれているのが分かります。ティモボル ALCとアコースティックカーボンインナー G-REVISIONはどちらもカーボン系素材が入ったブレードですが、前者はアウター配置でスピード寄り、後者はインナー配置で木材の球持ちを残しつつ安定性を重視した設計です。コルベルとスワットはどちらも純木材のブレードですが、コルベルはソフトな打球感でコントロール重視、スワットは7枚合板で操作性と軽さを重視という違いがあります。

どれが合うかは、技術段階やプレースタイル、そして予算によって変わります。威力とスピードを重視したいなら1本目、これから両ハンド攻撃を身につけたいなら2本目、木材の感覚を残しつつ安定性も欲しいなら3本目、軽さと操作性を優先したいなら4本目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。

価格だけで比べると、コルベルとスワットがもっとも手が届きやすく見えるかもしれません。ただしこの2本は購入時点でラバーが貼られていない「ブレード単体」の価格である点に注意してください。実際にプレーするにはラバーの購入・貼り付け費用が別途かかります。カーボン入りの2本も同様にブレード単体の価格ですので、総額で比較する際はラバー代を含めて考えることをおすすめします。

また、今回はバタフライ・ニッタク・ヴィクタスの3ブランドから選びましたが、他にもヤサカやミズノなど、さまざまなメーカーから卓球ラケットが販売されています。ブランドごとに得意とする素材技術やグリップの形状には違いがあるため、この記事で紹介した「スピード表記」「ブレード構成」「重量バランス」という3つの基準を参考にしながら、他のブランドのモデルもあわせて比較してみるのもよいでしょう。

なお、今回紹介した4本はいずれもシェークハンド用のブレードです。ペンホルダーでのプレーを検討している場合は、ブレードの形状や持ち方自体が異なるため、別途ペンホルダー用のモデルの中から選ぶ必要がある点にも注意してください。

No.1
バタフライ Butterfly ティモボル ALC 35861/35862/35864 卓球ラケット シェークハンド
スピード×コントロールの定番モデル

バタフライ Butterfly ティモボル ALC 35861/35862/35864 卓球ラケット シェークハンド

参考価格15,840円

世界のトップを走り続けたティモ・ボル選手の使用モデル。アリレートカーボンを搭載し、優れた攻撃力と安定性の両立を訴求する定番の攻撃用ブレードです。

こんな人に中級者以上でドライブを軸に、スピードとコントロールのバランスを取りたい選手
品番FL:35861/ST:35864/AN:35862
タイプ攻撃用シェークハンド
反発特性11.8
振動特性10.3
ブレード構成5枚合板+アリレートカーボン(アウター)
ブレードサイズ157×150mm(レギュラー)
ブレード厚5.8mm
平均重量87g
原産国日本

ここが良い

  • アリレートカーボンにより弾みと安定性を両立しているとされる
  • 世界のトップ選手が長年使用してきた実績があり、性能の再現性を期待しやすい
  • FL・ST・ANの3種類のグリップから選べる

注意点

  • カーボン入りブレードとしては標準的な価格帯で、木材のみのモデルより高め
  • スピードが出やすい分、コントロール重視の初心者にはやや扱いにくく感じられることもあるとされる
No.2
バタフライ Butterfly コルベル FL 30271 卓球ラケット シェークハンド
オールウッドのコントロール系モデル

バタフライ Butterfly コルベル FL 30271 卓球ラケット シェークハンド

参考価格4,840円

チキータなどの技術で知られるコルベル選手との共同開発モデル。木材5枚合板のみのオールウッドブレードで、ヨーロッパタイプのソフトな打球感を訴求しています。

こんな人にこれから両ハンド攻撃を身につけたい初心者〜中級者、コントロール重視のプレーヤー
タイプ攻撃用シェークハンド
スピードミッドファースト
打球感ソフト
ブレード構成木材5枚合板(純木材)
ブレードサイズ158×152mm
グリップサイズ全長100mm×厚み24mm×エンド幅34mm
ブレード厚5.9mm
平均重量92g
原産国日本

ここが良い

  • 木材のみの5枚合板でボールを持つ感覚が伝わりやすいとされる
  • ミッドファーストの速度域で扱いやすく、初心者〜中級者の入門用として選ばれやすい
  • 価格が手頃で、レビュー評価4.75(16件)と高評価

注意点

  • カーボン入りモデルに比べるとスピードは控えめとされる
  • 平均重量92gとやや重めで、素早いスイングを重視する人には好みが分かれる
No.3
ニッタク Nittaku アコースティックカーボンインナー G-REVISION 卓球ラケット シェークハンド
インナーカーボンで球持ちを重視したモデル

ニッタク Nittaku アコースティックカーボンインナー G-REVISION 卓球ラケット シェークハンド

参考価格17,650円

しなやかなFEカーボンをインナー(内側の層)に配置した弦楽器製法のブレード。握りやすさを高めたG-REVISIONタイプのグリップを搭載しています。

こんな人に木材の感覚を残しつつ、安定したドライブをかけたい中級者以上のプレーヤー
グリップFL(フレア)/ST(ストレート)
タイプ攻撃用シェークハンド
スピードミッドファースト
打球感ハード
ブレード構成木材5枚+FEカーボン2枚(インナータイプ・弦楽器製法)
ブレードサイズ157×150mm
ブレード厚5.5mm
平均重量91g
原産国日本

ここが良い

  • インナー配置のカーボンにより、木材の球持ち感とカーボンの安定性を両立しているとされる
  • G-REVISIONタイプのグリップにより握りやすさが高められているとされる
  • FL・STの2種類のグリップから選べる

注意点

  • 打球感がハード寄りで、ソフトな球持ちを好む人には硬さを感じることがあるとされる
  • アウターカーボンの入門モデルに比べると価格はやや高め
No.4
ヴィクタス VICTAS スワット FL 310004 卓球ラケット シェークハンド
軽さと操作性を重視した7枚合板モデル

ヴィクタス VICTAS スワット FL 310004 卓球ラケット シェークハンド

参考価格5,005円

木材7枚合板のみで作られたオフェンシブブレード。広いスイートスポットと高い操作性を訴求し、幅広いプレースタイルにマッチするとされています。

こんな人に軽さとフットワークを活かした素早い展開を重視したいプレーヤー、部活動の新入部員
素材木材7枚(純木材)
タイプ攻撃用シェークハンド
打球感S2(ミディアム)
反発力6.0
振動8.5
ブレードサイズFL:158×150mm
ブレード厚6.0mm
平均重量85g±
公認J.T.T.A(日本卓球協会)
原産国中国

ここが良い

  • 木材7枚合板がスイートスポットの広さと操作性を両立しているとされる
  • 平均重量85g±と4本の中では軽めで、素早いスイングを重視する人に向くとされる
  • レビュー評価4.91(23件)と高評価

注意点

  • カーボン入りモデルに比べるとスピードは控えめとされる
  • 中国製のため、原産国にこだわりたい人は他モデルとの比較が必要

■ スペック比較表

商品バタフライ Butterfly ティモボル ALC 35861/35862/35864 卓球ラケット シェークハンドバタフライ Butterfly ティモボル ALC 35…バタフライ Butterfly コルベル FL 30271 卓球ラケット シェークハンドバタフライ Butterfly コルベル FL 3027…ニッタク Nittaku アコースティックカーボンインナー G-REVISION 卓球ラケット シェークハンドニッタク Nittaku アコースティックカーボンインナ…ヴィクタス VICTAS スワット FL 310004 卓球ラケット シェークハンドヴィクタス VICTAS スワット FL 310004 …
参考価格15,840円4,840円17,650円5,005円
品番FL:35861/ST:35864/AN:35862
タイプ攻撃用シェークハンド攻撃用シェークハンド攻撃用シェークハンド攻撃用シェークハンド
反発特性11.8
振動特性10.3
ブレード構成5枚合板+アリレートカーボン(アウター)木材5枚合板(純木材)木材5枚+FEカーボン2枚(インナータイプ・弦楽器製法)
ブレードサイズ157×150mm(レギュラー)158×152mm157×150mmFL:158×150mm
ブレード厚5.8mm5.9mm5.5mm6.0mm
平均重量87g92g91g85g±
原産国日本日本日本中国
スピードミッドファーストミッドファースト
打球感ソフトハードS2(ミディアム)
グリップサイズ全長100mm×厚み24mm×エンド幅34mm
グリップFL(フレア)/ST(ストレート)
素材木材7枚(純木材)
反発力6.0
振動8.5
公認J.T.T.A(日本卓球協会)

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

「なんとなく」でラケットを選ぶと後悔しやすい理由

卓球のラケットは、大きく分けて「木材だけで作られたブレード」と「カーボンなどの特殊素材が入ったブレード」の2系統があります。さらにその中で、スピード寄りかコントロール寄りか、重めか軽めかという違いがあり、組み合わせは無数にあります。にもかかわらず、初めてラケットを選ぶときは「有名選手が使っているから」「デザインが好みだから」という理由だけで決めてしまうことも多いのではないでしょうか。

もちろん、見た目や憧れの選手の使用モデルから入ること自体は悪いことではありません。ただし、トップ選手が使っているモデルは、その選手の卓越したスイングスピードや技術を前提に設計されていることも多く、扱いきれずに「思ったより弾みすぎる」「オーバーミスが増えた」と感じてしまうケースもあるとされています。逆に、コントロール重視のモデルを選んだ結果、威力が足りずに相手に押し込まれてしまう、ということも起こり得ます。

この記事では「このラケットを使えば必ず勝てる」というような書き方はしません。試合の結果は技術や戦術、練習量によるところが大きく、ラケット単体で劇的に変わるものではないためです。その代わり、スピードとコントロールのバランス、そして重量感という観点から、ラケット選びの基準をできるだけ具体的に整理していきます。

なお、この記事では「ラケット」という言葉を、ラバーを貼る前の板の部分(ブレード)の意味で使っています。実際にプレーするときはこのブレードに裏ソフトラバーや表ソフトラバーを貼り合わせて使用するため、完成したラケット全体の性能はブレードとラバーの組み合わせによって決まります。ラバー選びについては別の記事で詳しく扱っているので、まずはブレード単体の特性を理解するところから始めましょう。

また、この記事はシェークハンドラケットを前提に解説しています。ペンホルダーラケットは持ち方や打法の特性が異なり、選び方の基準も一部変わってくるため、ペンホルダーでのプレーを検討している場合は、専用の情報もあわせて確認することをおすすめします。

ラケット選びに正解が一つだけあるわけではない、という点もあらかじめお伝えしておきます。同じプレースタイルの選手同士でも、握力やスイングの軌道、これまで積み重ねてきた練習内容によって「しっくりくる」と感じるブレードは異なります。この記事で紹介する基準は、候補を絞り込むための一つの地図として活用してください。

この記事のスタンス

ラケットの性能については、メーカーの商品ページに記載されている内容をもとに「〜とされる」という表現にとどめています。反発力や振動の感じ方には、スイングスピードやラバーとの組み合わせによる個人差があり、断定できるものではないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前に専門店で相談したり、試打したりすることをおすすめします。

そもそもラケットの商品ページのどこを見ればいいのか

卓球ラケットの商品ページには、スピード表記、反発特性・振動特性の数値、ブレード構成、ブレードサイズ、グリップサイズ、平均重量など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、まず押さえておきたいのは「スピード表記」「ブレード構成」「平均重量」「グリップの種類」の4つです。

スピード表記は、メーカーが「オフェンス」「ミッドファースト」「オールラウンド」といった言葉や、反発力を数値化した指標で示しているもので、そのブレードがどれくらい弾みやすいかのおおよその目安になります。ブレード構成は、木材だけで作られているか、カーボンなどの特殊素材が挟み込まれているかを示す情報で、打球感やスピード感に直結する要素です。平均重量は、あくまで目安ではあるものの、スイングのしやすさや連続で振ったときの疲労感に関わるとされています。グリップの種類は、フレア型(FL)・ストレート型(ST)・アナトミック型(AN)といったグリップ形状の違いで、握ったときのフィット感が変わってきます。

この4つは互いに関係し合っています。たとえばカーボンなどの特殊素材を挟み込むと反発力が高まりやすい一方、木材のみのブレードに比べて打球感が硬めになる傾向があるとされています。逆に木材のみのブレードは、球を包み込むような柔らかい打球感になりやすいとされる一方、同じスイングでもスピードは控えめになりがちです。すべての要素を最高レベルで満たすブレードは少なく、多くのモデルは「スピードと安定性を重視したタイプ」「コントロールと打球感の柔らかさを重視したタイプ」というように、どこかに重心を置いた設計になっています。

商品ページを読み慣れないうちは、聞き慣れない専門用語の多さに圧倒されてしまうかもしれません。ですが、卓球ラケットの多くの特徴は「〇〇カーボン」「〇〇構造」といった、メーカーごとの独自名称で表現されています。名称をすべて覚える必要はなく、まずは「木材のみか、特殊素材入りか」「スピード寄りか、コントロール寄りか」という大きな2つの軸で捉えることから始めると、理解がぐっと楽になります。

また、商品名やタグに「攻撃用」「オフェンシブ」「オールラウンド」「ディフェンシブ」といった言葉が書かれていることも目印になります。多くのシェークハンドラケットは「攻撃用」に分類されますが、その中でもどれくらいスピードに寄せているかは商品ごとに幅があります。まずはこうしたタグや表記に目を通し、大まかな立ち位置をつかんでおくとよいでしょう。

商品ページの下部には「J.T.T.A(日本卓球協会)公認」といった記載が見られることもあります。国内の公式戦で使用するためには、日本卓球協会の規定に適合したラケット・ラバーを使う必要があるため、大会への出場を考えている場合は、こうした公認表記の有無もあわせて確認しておくと安心です。

「スピード」表記の読み方 — オフェンス・ミッドファースト・オールラウンドの違い

卓球ラケットの商品ページでは、「攻撃用シェークハンド」といった用途表記に加えて、「オフェンス」「ミッドファースト」「オールラウンド」といったスピードの区分が記載されていることがあります。明確な統一基準があるわけではありませんが、数字が大きく(あるいは「ファースト」の度合いが強く)なるほど、弾みやすく威力が出やすいブレードとされる傾向があります。

スピード寄りのブレードは、少ないスイングでもボールが飛びやすく、カウンターやスマッシュのような一発の威力を求めるプレーに向いているとされています。その一方で、弾みが強い分だけボールが台からオーバーしやすくなるとも言われており、正確なスイングやタイミングのコントロールがまだ身についていない初心者にとっては、扱いが難しく感じられることもあります。

一方でミッドファースト〜オールラウンドに位置づけられるブレードは、スイングした分だけボールが素直に返ってくる感覚があるとされ、ドライブやツッツキなど基本技術を身につけていく段階のプレーヤーに向いていると言われています。威力よりも再現性を重視したい人、これから技術の幅を広げていきたい人には、こうした中間的なスピード帯のブレードから始めるのも一つの方法です。

なお、反発特性や振動特性が数値で示されているブレードもありますが、この数値はあくまでメーカーが独自の測定方法で算出した相対的な指標です。異なるメーカーの数値を単純に比較できるとは限らないため、「同じメーカーの中でどちらが弾みやすいと案内されているか」という相対的な比較材料として使うのが無難です。

自分のプレースタイルがまだ定まっていない初心者のうちは、極端にスピードへ振り切ったブレードよりも、ミッドファースト前後のバランス型から始めることをおすすめします。慣れてきてから、自分のスイングスピードや得意な戦型に合わせてより攻撃的なブレードへステップアップしていく、という順番でも十分間に合います。

同じスピード表記のブレードであっても、貼り合わせるラバーの種類や厚さによって、実際に感じるスピード感は変わってきます。スピード表記はあくまでブレード単体の傾向を示すものであり、ラケット全体としての仕上がりはラバーとの組み合わせで決まるという点も、あわせて意識しておくとよいでしょう。

価格帯とスピード表記の関係にも、ゆるやかな傾向が見られます。一般的に、特殊素材の配置や加工に手間がかかるモデルほど価格が上がりやすく、価格が高いからといって必ずしも自分に合ったスピード感になるとは限りません。予算内でスピード表記とブレード構成を見比べ、自分の技術段階に合ったモデルを選ぶことを優先するとよいでしょう。

「ブレード構成」の読み方 — 木材のみとカーボン入りの違い

ブレード構成は、そのラケットが何枚の木材で作られているか、そしてカーボンなどの特殊素材が入っているかどうかを示す情報です。この構成の違いが、打球感やスピード感の土台になっているといえます。代表的な3タイプを押さえておくと、商品ページを読むときの助けになります。

どのタイプが向いているかは、プレースタイルや技術段階によって変わります。一般的には、純木材ブレードはコントロール重視のプレーヤーや初心者に、アウターカーボンブレードはスピードを重視する中級者以上に、インナーカーボンブレードは木材の感覚を残しながら安定性も求めたいプレーヤーに向いていると言われています。ただし、これはあくまで傾向であり、実際の打球感には個人差があります。

木材の枚数にも注目してみましょう。5枚合板は比較的しなりが大きく柔らかい打球感になりやすいとされる一方、7枚合板は木材の層が増える分、芯が強く感じられ、スイートスポット(芯を捉えやすい範囲)が広く感じられるとされることがあります。同じ「木材のみ」のブレードでも、枚数によって印象が変わってくる点は覚えておくとよいでしょう。

なお、特殊素材にはカーボンのほかにも、メーカーごとに独自の名称がつけられた繊維素材が使われていることがあります。素材名をすべて覚える必要はありませんが、「アウター(表面寄り)」か「インナー(内側寄り)」かという配置の違いは、打球感を大きく左右するポイントなので、商品ページの説明に目を通しておくことをおすすめします。

純木材(オールウッド)ブレード

5枚合板や7枚合板など、木材のみで構成されたブレードです。カーボンなどの特殊素材が入ったブレードに比べると反発力は穏やかで、ボールを包み込むような柔らかい打球感になりやすいとされています。価格も比較的手頃なモデルが多く、これから両ハンド攻撃を身につけたい初心者や、コントロール重視のプレーヤーに向いているとされています。

アウターカーボン(特殊素材)ブレード

木材の表面に近い層にカーボンなどの特殊素材を配置したブレードです。木材のしなりに加えて素材の反発力が加わることで、スピードと安定性を両立しやすいとされています。攻撃的なプレーを志向する中級者以上に選ばれることが多いタイプです。

インナーカーボン(特殊素材)ブレード

特殊素材を木材の内側(芯に近い層)に配置したブレードです。表面に近い層は木材のままのため、木材らしい球持ちの感覚を残しつつ、内側の素材によって安定したドライブをかけやすくなるとされています。打球感がやや硬めになる傾向がある一方、木材とカーボンの中間的な性質を狙ったタイプといえます。

「重量バランス」の読み方 — 平均重量と手にした時の感覚

カタログスペックの中でも見落とされがちなのが、ラケットの重量です。商品ページには「平均重量」として、そのモデルのおおよその重さが記載されていることが多く、目安として85g前後から95g前後の範囲に収まるモデルが多く見られます。

「平均重量」と表記されている理由は、天然木材を使う以上、1本ごとに重さがわずかに異なるためです。そのため、店舗によっては「重さの指定・計測は対応していません」と案内されていることもあります。数グラム単位の違いにこだわりすぎるよりも、モデル間のおおまかな傾向を比較する材料として捉えるのがよいでしょう。

軽めのブレードは、スイングの取り回しがしやすく、素早い展開やフットワークを重視するプレーヤーに向いているとされています。一方で重めのブレードは、同じスイングでもボールに力が伝わりやすく、威力を出したいプレーヤーに向いているとされることがあります。ただし、重ければ重いほど良いというわけではなく、自分の筋力や1試合を通じたスイング回数に見合った重さを選ぶことが大切です。

また、ラケット全体の重量バランスは、ブレードの重さだけでなく、貼り合わせるラバーの重さによっても変わってきます。スピード重視の厚いラバーを貼ると、ブレード単体で感じるよりも重く仕上がることがあるため、ラケットとラバーの組み合わせ全体で重量感をイメージしておくと、購入後のギャップを減らしやすくなります。

グリップサイズも重量バランスの感じ方に影響します。グリップの長さ・厚み・エンド幅はモデルによって微妙に異なり、手の大きさに対してグリップが細すぎたり太すぎたりすると、同じ重量のブレードでも振ったときの安定感が変わってくることがあるとされています。可能であれば、購入前に実際に握ってみることをおすすめします。

店頭で数回振っただけでは分かりにくい部分もあります。実際の練習や試合では、連続してドライブを打ち続けたり、細かいステップワークを繰り返したりする場面が多く、まとまった時間使ってみて初めて感じる疲労感の違いもあるとされています。専門店の体験会や、友人・チームメイトのラケットを少し借りて振らせてもらうのも、判断材料を増やす一つの方法です。

体格や筋力によっても、扱いやすいと感じる重量は変わってきます。成長期の中学生・高校生であれば、数年のうちに筋力やスイングスピードが大きく変化することも珍しくありません。今の時点でぴったりの重さにこだわりすぎず、扱いやすさを優先して選んだうえで、成長に合わせて次のラケットで調整していく、という考え方でも十分です。

選び方の3ステップ

ここまでの知識を踏まえて、実際にラケットを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、聞き慣れない専門用語に振り回されずに候補を決めやすくなります。

  1. 1自分の技術段階とプレースタイルの傾向を大まかに把握する。基本技術を身につけている最中であれば「コントロール重視」寄り、ある程度スイングが安定してきて威力を求めたい場合は「スピード重視」寄りから検討すると外しにくくなります。
  2. 2ブレード構成とスピード表記で候補を絞る。目安として、純木材のミッドファースト〜オールラウンドのモデルを2〜3本、カーボン入りのオフェンスタイプのモデルを2〜3本ほどリストアップし、比較してみます。ブランドやデザインにこだわりすぎず、まずはこの2軸で機械的に絞り込むのがコツです。
  3. 3グリップサイズと平均重量を確認し、可能であれば実際に握ってみる。数字だけでは分からないフィット感や振ったときのバランス感覚は、実物に触れてみて初めて分かることも多いです。専門店で取り扱いがあれば、購入前に相談したり試打したりするのが確実です。

ラバーとの組み合わせで印象が変わることに注意

ブレードだけを見て「スピードが出そう」「コントロールしやすそう」と判断しても、実際に貼るラバーの種類や厚さによって、完成したラケット全体の印象は大きく変わります。ブレードとラバーはセットで検討し、初めのうちは専門店のスタッフに相談しながら組み合わせを決めることをおすすめします。

買ったあとに気をつけたいこと

ラケットは購入して終わりではなく、ラバーを貼り合わせ、日々のメンテナンスを行いながら使っていく道具です。ブレード選びと同じくらい、購入後の扱い方も長く気持ちよく使うためには大切なポイントになります。

まず気をつけたいのが、木材ブレードの反り(変形)です。卓球のブレードは天然木材を使っているため、高温多湿な環境や急激な温度変化にさらされると、わずかに反ってしまうことがあるとされています。使わないときは専用のケースに入れ、直射日光や車内など高温になりやすい場所を避けて保管することをおすすめします。

ラケットを購入したら、グリップにグリップテープを巻くかどうかも検討しておきたいポイントです。素材そのままのグリップでも問題なく使えますが、汗をかきやすい人や、より確実なホールド感を求める人は、グリップテープを巻くことで滑りにくさが増すと言われています。好みに応じて試してみるとよいでしょう。

ラバーの貼り替えについても触れておきます。ラバーは使用頻度に応じて弾力性が落ちていくため、定期的な貼り替えが必要ですが、貼り替えの際にブレードの木口(側面)に接着剤が染み込みすぎないよう注意が必要です。専門店でラバー貼りを依頼できる場合は、購入時にあわせて相談しておくと安心です。

最後に、ラケットを複数本使い分けるという選択肢についても触れておきます。練習用と試合用でラケットを分ける、あるいは対戦相手のタイプに応じてラバーの組み合わせを変えた予備のラケットを用意する、という使い方をしているプレーヤーもいます。最初の1本を大切に使いながら、必要に応じて選択肢を広げていくとよいでしょう。

大会への出場を予定している場合は、使用するラケット・ラバーがJ.T.T.A(日本卓球協会)の公認品であるかを事前に確認しておくことも忘れないようにしましょう。特にラバーは色や厚さに関する規定があるため、購入前に商品ページの表記を確認しておくと、大会当日になって慌てずに済みます。

よくある質問

Q初心者はどんなラケットを選べばいいですか?

A目安として、純木材でミッドファースト前後のスピード帯のブレードから始めることをおすすめします。カーボン入りの高速ブレードは威力が出やすい反面、正確なスイングが身についていないとオーバーミスが増えやすいとされています。まずはコントロールしやすいブレードで基本技術を身につけ、慣れてきてから攻撃的なブレードへステップアップする順番でも十分です。

Qスピードとコントロールはどちらを優先すべきですか?

Aどちらが正解ということはなく、自分の技術段階とプレースタイルによって変わります。基本技術を身につけている最中であればコントロール重視、スイングが安定してきて威力を求めたい段階であればスピード重視、というように段階に応じて選び方を変えていくのが無難とされています。

Qカーボン入りと木材のみ、どちらがいいですか?

A一概にどちらが優れているとは言えません。木材のみのブレードは柔らかい打球感とコントロールのしやすさが特徴とされ、カーボン入りのブレードはスピードと安定性の両立を狙った設計とされています。予算や技術段階に応じて選ぶとよいでしょう。

QグリップのFL・ST・ANの違いは何ですか?

AFL(フレア)はグリップのエンド部分が広がった形状で、握ったときに手にフィットしやすいとされ、もっとも選ばれることが多い形状です。ST(ストレート)はグリップが円柱状にまっすぐな形状で、深く握り込みたい人に向くとされています。AN(アナトミック)は中央がくびれた形状で、指の位置が安定しやすいとされています。まず迷ったらFLから試してみるのが無難です。

Qラケットの重量はどのくらいを目安にすればいいですか?

A多くのモデルは平均重量85g前後から95g前後の範囲に収まることが多いようです。軽めのブレードはスイングの取り回しがしやすく、重めのブレードは威力を出しやすいとされていますが、天然木材を使う以上1本ごとに重さがわずかに異なる点にも注意してください。

Qラケットとラバーはセットで選ぶべきですか?

Aブレードだけを見てスピードやコントロールを判断しても、実際に貼るラバーの種類や厚さによって完成したラケット全体の印象は大きく変わるとされています。初めのうちは専門店のスタッフに相談しながら、ブレードとラバーの組み合わせをセットで検討することをおすすめします。

Qラケット(ブレード)の寿命はどのくらいですか?

Aブレード本体は、ラバーのように短期間で性能が落ちるものではなく、正しく保管していれば比較的長く使い続けられるとされています。ただし、高温多湿な環境での保管による反りや、木口の破損、接着剤の劣化などが見られた場合は、買い替えのサインと考えてよいでしょう。

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