卓球部の練習で使うボールが、気づいたら片手で数えるほどしか残っていない。体育館の隅や机の下に転がったまま行方不明になっている——多球練習をする部活動やサークルでは、こうした「気づいたらボールが足りない」という場面に心当たりがある人も多いのではないでしょうか。1個ずつ買い足していると、そのたびに送料がかかったり、必要なときに手元に届かなかったりと不便なことも少なくありません。そこで検討したいのが、練習球を10ダース(120個)や100個単位でまとめて購入する「箱買い」です。まとめて購入することで1球あたりの単価を抑えられるとされ、部活動やサークルの運営を担う立場の人にとっても心強い選択肢になります。とはいえ、練習球にもメーカーや素材、サイズ表記の違いがあり、何となく安いものを選ぶと「思ったより弾みすぎる」「すぐへたる」と感じることもあるようです。この記事では、練習球を箱買い・まとめ買いするときに知っておきたい基礎知識と選び方を整理し、最後に候補になりやすい4種類の練習球を比較して紹介します。
この記事でわかること
- 卓球の練習球はまとめ買い・箱買いがお得と言われる理由
- そもそも「練習球」と「試合球」はどう違うのか
- 箱買いする練習球選びで見ておきたい3つのポイント
- 「40mm」「40+」表記の意味とプラスチックボールへの移行
- 用途・個数から絞り込む選び方の3ステップ
- まとめ買い向け練習球のおすすめ4選
最終更新:
まとめ買い向け練習球のおすすめ4選
ここからは実際の候補です。いずれも「練習球」「トレーニングボール」として販売されている、10ダース(120個)前後の箱売りタイプを中心に、メーカー・原産国・価格帯が異なる4点を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・数量オプションを確認してください。
4点を並べると、原産国と価格帯で特徴が分かれているのが分かります。バタフライは試合球に近い品質を訴求するフラッグシップ的な位置づけ、ニッタクは日本製にこだわる人向け、ヤサカはコストパフォーマンス重視の定番、VICTASは100球という手に取りやすい単位で価格を抑えた選択肢です。
品質の安定感を最優先したいならニッタク、試合球に近い打球感を試したいならバタフライ、コストパフォーマンスを重視するならヤサカかVICTAS、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
価格だけで比べると、ヤサカとVICTASが比較的手が届きやすく見えるかもしれません。ただし入り数が異なる(ヤサカは120個、VICTASは100個)ため、1球あたりの単価で比較すると印象が変わることもあります。総額だけでなく、入り数を踏まえた単価で比較する習慣をつけておくと、より納得感のある買い物がしやすくなります。
なお、今回はバタフライ・ニッタク・ヤサカ・VICTASの4ブランドから選びましたが、他にもドニックやユニックスなど、練習球を販売しているメーカーは複数あります。この記事で紹介した「素材」「サイズ表記」「原産国・ブランド」という3つの基準を参考にしながら、他のブランドのモデルもあわせて比較してみるのもよいでしょう。
多球練習用に大量購入する場合は、送料無料ラインを超えているかどうかもあわせて確認しておくと、思わぬ出費を防ぎやすくなります。特に地方への配送や、他の卓球用品と同時購入する場合は、送料の条件が商品ごとに異なることがあるため注意が必要です。
購入後にサイズ感や弾み方に違和感があった場合、返品・交換の条件についても事前に確認しておくと安心です。練習球は消耗品であり、使用後の返品には対応していないショップも多いため、初めて購入するブランドはまず少量から試すという選択肢も検討してみてください。
また、練習球のセット内容によっては、専用の収納バッグや持ち運び用のケースが付属している商品もあります。付属品の有無は商品ページの写真や商品説明でチェックできるので、購入後の保管方法までイメージしながら比較してみると、より使い勝手のよい1点を選びやすくなります。
■ スペック比較表
| 商品 | バタフライ トレーニングボール40+ 10ダース(120… | ニッタク Jトップトレ球 10ダース(120球) ADD… | ヤサカ プラセレクトボール 10ダース(120個入) A… | VICTAS VT40+ トレーニングボール 100球入 |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 5,231円(メーカー希望小売価格6,380円) | 8,932円〜(数量オプション・販売店により変動) | 3,690円〜(+送料550円、時期・販売店により変動) | 3,886円(送料無料、販売店により変動) |
| メーカー | バタフライ/タマス(Butterfly/Tamasu) | ニッタク(Nittaku) | ヤサカ(Yasaka) | ヴィクタス(VICTAS) |
| 品番 | 95840 | ADD0204 | A61 | 015700 |
| 数量 | 10ダース(120個)入 | 10ダース(120個)入(2〜4箱セットのオプションあり) | 10ダース(120個)入 | 100球入 |
| 素材 | プラスチック | プラスチック | ABS樹脂 | ABS |
| サイズ | 40mm | 40mm(硬式40ミリ) | 40mm | — |
| カラー | ホワイト | ホワイト | ホワイト | ホワイト |
| 生産国 | 中国 | 日本 | 中国 | 中国 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
卓球の練習球はまとめ買い・箱買いがお得と言われる理由
卓球の練習球は、ラリー練習や多球練習で使われるうちに少しずつ数が減っていく消耗品です。体育館の床に転がって遠くまで転がっていったり、外の茂みに入り込んで見つからなくなったりすることも珍しくありません。そのため、部活動やサークルでは一定数をまとめて確保しておく運用が一般的とされています。
練習球を1個や1ダース単位で買い足していると、注文のたびに送料がかかったり、配送を待つ間に練習用のボールが足りなくなったりすることがあります。特に新入部員が増える時期や、シーズン中盤でボールの消耗が進む時期には、まとまった数を事前に確保しておいたほうが安心です。
多くの通販ショップでは、10ダース(120個)や100個といった単位で販売される「箱売り」の練習球が用意されています。1個あたりの単価で比較すると、少量パックよりも箱単位でまとめ買いしたほうが割安になる傾向があるとされ、長期的に見ればコストを抑えやすい買い方といえます。
ただし、箱買いにも注意点があります。安さだけを基準に選んでしまうと、真円度が低くまっすぐ飛ばない、想定より早くひび割れる、といった声が聞かれることもあるようです。価格だけでなく、素材やメーカーの特徴もあわせて確認しておくと、購入後の失敗を減らしやすくなります。
この記事は、部活動の顧問や保護者、卓球サークルの運営担当者など、練習球をまとめて購入する機会がある人に向けて書いています。個人で数個だけ欲しい場合は、無理に箱買いをする必要はなく、必要な数だけ購入できる少量パックも各メーカーから販売されています。
実際に「消耗品だから安ければ何でもいい」と考えて選んでしまうと、結果的に短期間で買い替えることになり、かえって出費がかさんでしまうこともあります。逆に、必要以上に高価な試合球クラスのボールを大量に揃えてしまうと、予算を圧迫してしまう可能性もあります。練習球を選ぶときは、価格と品質のバランスを意識することが大切です。
また、まとめ買いをする際は、届くまでにかかる日数もあわせて確認しておきたいポイントです。大会前やシーズン開始直前など、練習球が確実に必要になるタイミングから逆算して、余裕を持って注文しておくと安心です。在庫状況によっては取り寄せに時間がかかる場合もあるため、商品ページの発送目安をチェックしておきましょう。
練習球は年間を通じて安定して消費される消耗品であるため、まとめ買いのタイミングを工夫することで、セールやキャンペーンを活用しやすくなるという側面もあります。特に卓球専門店やスポーツ用品店では、新学期シーズンや大型セール時期にまとめ買い向けの割引が用意されることがあり、こうした時期を狙って購入すると、通常よりもお得に必要数を確保できることがあります。
この記事のスタンス
練習球の弾み方や耐久性については、メーカーの商品ページや購入者レビューをもとに「〜とされる」という表現にとどめています。使用環境(体育館の床材、湿度、練習量など)によって感じ方には個人差があるため、断定はしていません。購入前には商品ページで最新の価格・在庫・仕様をあわせてご確認ください。
そもそも「練習球」と「試合球」はどう違うのか
卓球ボールの商品ページを見ると、「練習球」「トレーニングボール」と表記されたものと、「試合球」「三ツ星」などと表記されたものがあることに気づきます。見た目はよく似ていますが、価格には大きな差があり、想定されている用途も異なるとされています。
試合球として販売されているボールの多くは、国際卓球連盟(ITTF)や日本卓球協会(JTTA)の公認を受けたモデルで、真円度や重さのばらつきが厳しい基準で管理されているとされています。公式戦や昇級試験など、ボールの品質が結果に影響しやすい場面では、こうした試合球が使われることが一般的です。
一方、練習球(トレーニングボール)は、多球練習やラリー練習など数多くのボールを消費する場面を想定して作られており、試合球に比べて価格が抑えられている代わりに、真円度や耐久性の基準は試合球ほど厳格ではないとされています。とはいえ、上位クラスの練習球の中には「試合球に近い品質」を訴求しているモデルもあり、価格帯や商品説明を確認する価値はあります。
箱買い・まとめ買いを検討する場合、基本的には練習球(トレーニングボール)のカテゴリーから選ぶことになります。試合球を100個単位でまとめ買いすると1球あたりの価格がかなり高くなってしまうため、日々の練習用途にはあまり向いていません。
なお、卓球ボールはかつてセルロイド(燃えやすい性質を持つプラスチックの一種)で作られていましたが、2014年前後にITTFの規則変更を受けて、多くのメーカーがプラスチック(主にABS樹脂)製のボールに切り替えたという経緯があります。現在市販されている練習球のほとんどはこのプラスチック製で、「40+」という表記が使われることが多くなっています。
見た目だけでは練習球と試合球を判別しづらいこともありますが、パッケージや商品名に「ITTF公認」「JTTA公認」といった記載があるかどうかが一つの目安になります。こうした記載がある商品は試合球として扱われていることが多く、価格も比較的高めに設定されている傾向があります。
初心者のうちは、練習球と試合球の違いをそれほど意識しなくても大きな支障はないとされています。ただし、大会に出場する予定がある選手や、正式なルールに沿った打球感覚を養いたい場合は、練習の一部に試合球を取り入れてみるのも一つの方法です。
練習球を選ぶ際に「三ツ星」という表記を見かけることもありますが、これは主に試合球のグレードを示す呼び方として使われてきた歴史があります。三ツ星表記のボールは公認球としての基準を満たしていることが多いとされ、価格も練習球より高めに設定されている傾向があります。まとめ買いをする場面では、三ツ星表記のボールではなく、練習球・トレーニングボールとして販売されている商品を選ぶのが基本になります。
箱買いする練習球選びで見ておきたい3つのポイント
練習球を箱単位でまとめ買いするときは、価格の安さだけで選んでしまうと失敗につながることがあります。購入前に「素材」「サイズ表記」「原産国・ブランド」の3点を確認しておくと、候補を絞り込みやすくなります。
この3つのポイントは、それぞれトレードオフの関係にあることが多いです。たとえば日本製で高品質を訴求しているモデルは、その分価格も上がりやすくなります。逆に、価格を抑えたモデルは海外製であることが多く、品質のばらつきについてのレビューが見られることもあります。
部活動やサークルでの多球練習用であれば、多少の品質のばらつきよりも、まず必要な個数を確保できる価格帯を優先する、という考え方もあります。一方、フォーム固めなど繊細な感覚が求められる練習に使うのであれば、多少価格が上がってもばらつきの少ないモデルを選ぶ、という判断もあり得ます。用途に応じて優先順位を決めておくと選びやすくなります。
また、購入前にパッケージの有無も確認しておくとよいでしょう。ショップによっては「パッケージなし」の状態で販売することでコストを抑えている場合があり、その分価格が安くなっていることがあります。保管用の箱が不要であれば、こうした商品を選ぶことで実質的な節約につながることもあります。
色についても触れておくと、現在市販されている練習球の多くはホワイト(白)ですが、一部にはオレンジのボールも存在します。体育館の床の色や照明の当たり方によって見えやすさが変わることがあるため、普段の練習環境に合わせて色を選ぶという考え方もあります。ただし多くの部活動やサークルでは白のボールが標準的に使われているため、特にこだわりがなければ白を選んでおけば無難でしょう。
■ 素材(プラスチック/ABS樹脂)
現在流通している練習球のほとんどはプラスチック(ABS樹脂)製です。メーカーによって配合や成形方法が異なり、打球感や耐久性の傾向に違いが出るとされています。商品ページの素材欄を確認し、同じABS樹脂でもメーカーごとの説明文(真円度、耐久性など)を比較してみるとよいでしょう。
■ サイズ表記(40mmと40+)
現在の卓球ボールは直径40mmが規格です。商品名に「40+」と表記されているものは、プラスチックボールへの移行にあわせて調整されたサイズ・重量規格を示すとされ、現行の主流表記になっています。「40mm」とだけ書かれているものも規格上は同じ直径を指しますが、念のため商品説明で現行規格に対応しているか確認しておくと安心です。
■ 原産国・ブランド
練習球には日本製のものと海外製(中国製など)のものがあり、価格帯にも差が出やすい傾向があります。日本製は品質のばらつきが少ないとされる一方で価格は高めになりやすく、海外製は価格を抑えやすい代わりに個体差を感じることがあるとの声も見られます。どちらが良いかは一概には言えず、価格と品質のバランスをどう取るかによって選択が変わってきます。
「40mm」「40+」表記の意味とプラスチックボールへの移行
卓球ボールの商品名には「40+」という表記がよく登場します。聞き慣れない人にとっては何を意味するのか分かりにくい表記ですが、卓球ボールの歴史を知っておくと理解しやすくなります。
卓球のボールは、長い間セルロイドという素材で作られていました。セルロイドは軽くて弾みがよい素材とされていましたが、燃えやすい性質があり、国際大会での輸送や保管の面で課題があったとも言われています。
2014年頃、ITTF(国際卓球連盟)はボールの素材をセルロイドからプラスチック(主にABS樹脂)に変更する規則改定を行いました。これにともない、ボールの直径も従来の40mmからわずかに調整され、「40+」という表記でプラスチック製の新規格ボールを区別するようになったとされています。
現在市販されている練習球のほとんどは、この「40+」規格のプラスチックボールです。商品名に「40mm」とだけ書かれているものも見かけますが、多くの場合は現行のプラスチック規格を指しているとされます。表記に迷った場合は、商品説明の「素材」欄がプラスチックかセルロイドかを確認しておくと確実です。
プラスチック製に切り替わったことで、ボールの弾み方や打球音がセルロイド時代と変わったと感じるベテラン選手もいるようです。とはいえ、これから練習を始める人にとっては、市販されている練習球のほとんどがプラスチック製であるため、素材の違いを特別に意識する必要はあまりないといえます。
セルロイド製ボールを長年使ってきた層の中には、プラスチックボールへの切り替え当初、打球感や音の違いに戸惑う人もいたようですが、時間の経過とともに現在のプラスチック規格が広く定着してきたとされています。
商品を選ぶ際には、「40+」という表記そのものの意味よりも、実際に使うシーンに合った品質・価格帯のボールを選ぶことのほうが重要です。表記の意味を理解したうえで、次の章で紹介する選び方のステップを参考にしてみてください。
「40+」という表記のほかに、まれに「40mm+」「プラスチックボール」といった表現が使われることもありますが、いずれも現行のプラスチック規格を指していると考えて差し支えないとされています。表記のゆれに戸惑った場合は、素材欄に「プラスチック」または「ABS」と明記されているかどうかを確認する習慣をつけておくと安心です。
用途・個数から絞り込む選び方の3ステップ
ここまでの基礎知識を踏まえて、実際に練習球を選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に検討していくと、数多くの商品の中から候補を絞り込みやすくなります。
ステップに入る前に、まず自分たちがどのような目的で練習球を使うのかを整理しておくと、その後の判断がスムーズになります。多球練習用に大量に消費するのか、個人がフォーム確認のために少数を使うのか、あるいは大会前の最終調整用に品質を重視して選ぶのかによって、優先すべきポイントは変わってきます。
3つのステップを踏まえて候補を2〜3点に絞り込めたら、実際の商品ページでレビューや在庫状況を確認し、最終的な購入先を決めるとよいでしょう。次の章では、実際に候補になりやすい練習球を4点紹介します。
- 1必要な個数と用途を整理する。個人の自宅練習であれば数十個程度、部活動やサークルでの多球練習であれば100〜200個程度が目安になることが多いようです。用途によって「1ダース単位」「10ダース箱」「100個セット」のどれが適しているかが変わってきます。
- 2予算と1球あたりの単価を比較する。同じ120個入りでも、メーカーや原産国によって価格には差があります。総額だけでなく「1球あたり◯円」で比較すると、実質的なコストパフォーマンスを把握しやすくなります。
- 3レビューや商品説明を確認し、品質のばらつきについての記載がないか目を通す。特に初めて購入するメーカーの場合、実際に使った人の声を参考にすることで、届いてから「思ったより弾みが強い/弱い」といった感覚のズレを減らしやすくなります。
セット数の考え方
部活動で複数学年がまとめて使う場合は、10ダース(120個)を複数箱まとめて購入したほうが送料の面で有利になることがあります。反対に、個人利用やサークルでの少人数利用であれば、無理に大容量を購入せず、まずは1ダース〜2ダース程度の少量パックで打球感を確かめてから箱買いに進む、という順番でも十分です。
届いたあとの保管方法と寿命のサイン
練習球は届いたら終わりではなく、保管方法によって使い勝手や寿命が変わってくるとされています。まとめ買いした練習球を長く快適に使うために、いくつか気をつけたいポイントを挙げます。
プラスチック製の練習球は、直射日光や高温になる場所に長時間置いておくと、変形やひび割れの原因になることがあるとされています。体育館の窓際や、夏場の車内などに箱ごと放置するのは避け、できるだけ室温が安定した場所で保管することをおすすめします。
練習中にへこんでしまったボールについては、お湯につけると元に戻ることがあるという話も知られていますが、これはセルロイド製ボールの特性を前提にした対処法であり、現在主流のプラスチック製ボールでは同じようには戻らない場合があるとされています。ボールの素材によって対処法が異なる可能性がある点には注意しておきましょう。
寿命のサインとしては、表面に細かいひびが入る、明らかにへこんだまま戻らない、弾み方が明らかに変わったと感じる、といった変化が挙げられます。多球練習で使っていると、目に見えないレベルで少しずつダメージが蓄積していくとも言われているため、定期的に何個か手に取って状態を確認する習慣をつけておくと安心です。
まとめ買いした練習球は、使う分だけ小分けにして専用のボールケースやネットに入れておくと、練習中に取り出しやすく、紛失も防ぎやすくなります。箱のまま部室や倉庫に保管し、練習のたびに必要な分だけ取り分ける運用にしている部活動やサークルも多いようです。
屋外で使う機会がある場合は、紫外線による劣化にも注意が必要です。長時間直射日光にさらされると、素材が硬くなったり変色したりすることがあるとされています。使用後はできるだけ室内に戻し、日の当たらない場所で保管する習慣をつけておくとよいでしょう。
湿度が高い場所での保管も避けたいポイントの一つです。湿気の多い倉庫や物置に長期間置いておくと、箱が傷んだり、ボール表面の状態に影響が出たりする可能性があるとされています。可能であれば、風通しの良い場所での保管を心がけましょう。
複数の箱をまとめて保管する場合は、段ボールのまま積み重ねすぎないようにすることもポイントです。重みで箱が変形し、中のボールに偏った力がかかってしまう可能性があるとされています。棚に並べて保管するなど、箱にかかる負担を分散させる工夫をしておくと、品質を保ちやすくなります。
へこんだボールの補修について
インターネット上には「へこんだボールをお湯につけて直す」という方法が広く知られていますが、これは主にセルロイド製ボール向けの対処法とされています。現在主流のプラスチック製ボールでは効果が限定的、あるいはボールを傷める可能性があるとの指摘もあるため、無理に試すのではなく、へこみが気になる場合は新しいボールに交換することをおすすめします。
まとめ買いでよくある失敗と対策
最後に、練習球を箱買い・まとめ買いする際に起こりやすい失敗と、その対策について触れておきます。
よくある失敗の一つが、価格の安さだけで選んでしまい、届いてから「思ったより弾みすぎる」「すぐにへこんだ」と感じてしまうケースです。対策としては、購入前に商品説明やレビューに目を通し、可能であれば少量パックで打球感を試してから箱買いに進む、という順番を踏むことが挙げられます。
もう一つの失敗が、必要な個数を見誤ってしまうケースです。多めに買いすぎて保管場所に困ったり、逆に少なすぎてシーズン中に買い足すことになったりすることもあるようです。過去の消費ペースが分かる場合は、それを参考に必要数を見積もっておくと無駄が出にくくなります。
また、まとめ買いは1回あたりの購入金額が大きくなるため、部活動やサークルでの購入であれば、事前に予算の承認を取っておくことも大切です。顧問や会計担当者と相談し、年間でどのくらいの数を消費する見込みかを共有しておくと、次回以降の発注もスムーズになります。
練習球は消耗品である一方、選び方次第でコストや練習の質が変わってくる道具でもあります。この記事で紹介した基準を参考にしながら、自分たちの活動に合った練習球を見つけてもらえればと思います。
最後に、まとめ買いした練習球を無駄にしないためにも、日頃から使用状況を記録しておくことをおすすめします。いつ、どれくらいの数を消費したかを把握しておくと、次回の発注タイミングや数量を判断しやすくなり、急な品切れを防ぎやすくなります。
特に新入部員や初心者が多い時期は、ボールを紛失しやすい傾向があるとも言われています。練習前後に人数分のボールを数える、専用のケースにまとめて管理するといった運用ルールを決めておくことで、こうした紛失によるロスを減らしやすくなります。
複数のブランドを併用している部活動やサークルでは、ボールの見た目が似ているために管理が煩雑になることもあります。保管用のケースやネットにブランド名を記したラベルを貼っておくなど、簡単な工夫で管理のしやすさが変わってくることもあります。
よくある質問
Q練習球と試合球、まとめ買いするならどちらを選ぶべきですか?
A多球練習やラリー練習など日常的な練習用途であれば、価格が抑えられている練習球(トレーニングボール)を選ぶのが一般的です。試合球は真円度などの基準が厳しい分価格も高くなりやすく、まとめ買いには不向きとされています。公式戦や昇級試験などピンポイントで試合球が必要な場合は、別途少量で購入するとよいでしょう。
Q「40mm」と「40+」の違いは何ですか?
A現在の卓球ボールはどちらも直径40mmの規格を指しており、「40+」はプラスチック製ボールへの移行にあわせて調整された現行規格を示す表記とされています。市販されている練習球のほとんどはこのプラスチック(ABS樹脂)製の「40+」規格に該当します。表記に迷った場合は、商品説明の素材欄を確認しておくと確実です。
Q何個くらいまとめ買いすればいいですか?
A目安として、個人の自宅練習であれば数十個程度、部活動やサークルでの多球練習であれば100〜200個程度が候補になることが多いようです。過去の消費ペースが分かる場合はそれを参考にし、初めての場合はまず10ダース(120個)程度から始めて、消耗の様子を見ながら次回の購入数を調整するのも一つの方法です。
Q日本製と海外製(中国製など)はどちらを選ぶべきですか?
Aどちらが優れているとは一概には言えません。日本製は品質のばらつきが少ないとされる一方で価格は高めになりやすく、海外製は価格を抑えやすい代わりに個体差についての声が見られることもあります。価格と品質のバランスをどう考えるか、そして練習の目的(フォーム固めか、数をこなす多球練習か)によって選択が変わってきます。
Q練習球はどのくらいの期間で買い替えが必要ですか?
A使用頻度や保管環境によって差がありますが、表面に細かいひびが入る、へこんだまま戻らない、弾み方が明らかに変わったと感じる、といった変化が買い替えのサインとして挙げられます。多球練習で頻繁に使う場合は、シーズンごとに状態を確認し、必要に応じて買い足す運用にしている部活動も多いようです。
Qへこんだボールはお湯につければ直りますか?
Aお湯につけてへこみを直す方法は、主にセルロイド製ボールを前提とした対処法として知られています。現在主流のプラスチック製ボールでは効果が限定的、あるいはボールを傷める可能性があるとの指摘もあるため、無理に試すよりも、へこみが気になる場合は新しいボールに交換することをおすすめします。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A10ダース(120個)や100球単位の練習球であれば、記事作成時点でおおよそ3,700円台から9,000円台程度の範囲で選択肢が揃います。ブランドや原産国、品質の訴求内容によって価格が変わる傾向があり、最初の1箱であれば無理に高価格帯を選ぶ必要はなく、まずは自分たちの用途に近い価格帯から試してみるのがおすすめです。
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