卓球を始めると、ラケットやシューズには早い段階で目が向く一方、タオルは「なんでもいいだろう」と後回しにされがちな用具です。ところが実際に練習や試合を重ねていくと、タオルは思っている以上に出番の多い道具だということに気づきます。プレー中に手や顔の汗を拭くだけでなく、卓球のルールでは一定の得点ごとに「タオリング」と呼ばれる小休止が認められており、そのたびにタオルを使う場面があります。家庭にある普通のバスタオルやフェイスタオルでも代用はできますが、卓球専門メーカーが手がけるタオルには、コートサイドで扱いやすいサイズ感や、汗をすばやく吸う素材、洗濯を繰り返しても型崩れしにくい作りなど、競技用ならではの工夫が詰め込まれています。この記事では、卓球タオルを選ぶときに見ておきたいポイントを整理したうえで、実際に販売されている卓球タオル4本を比較して紹介します。
この記事でわかること
- 卓球タオルは「なんとなく」で選んでも困らないが、知っておくと便利
- そもそも卓球タオルのどこを見ればいいのか
- ハンドタオル・ミッドタオル・スポーツタオル、それぞれの特徴
- 卓球のルールとタオルの関係 — 「タオリング」を知っておく
- 選び方の3ステップ
- おすすめの卓球タオル4選
最終更新:
おすすめの卓球タオル4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを使えば必ずプレーが良くなる、という話ではありません。いずれも大手卓球メーカーが自社ブランドとして展開しているタオルの中から、サイズやタイプの異なる4本を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラー展開を確認してください。
4本を並べると、サイズと価格のバランスで役割が分かれているのが分かります。バタフライのエスピラ・スポーツタオルは115cmの定番サイズ、ニッタクのポリゴンミッドタオルは85cmの汎用性重視、ヤサカのアローヘッドタオルはシンプルなデザインの日本製、VICTASのV-TW324は4本の中でもっとも大きく価格も上のクラスという位置づけです。
どれが合うかは、使う場面や持ち運びやすさの好みによって変わります。練習と試合の両方に使い回しやすいサイズを探しているなら2本目、日本製やシンプルなデザインにこだわりたいなら3本目、しっかりした拭き心地の大判サイズを求めるなら1本目や4本目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
今回はバタフライ・ニッタク・ヤサカ・VICTASの4ブランドから紹介しましたが、ミズナックスなど他のスポーツメーカーからも卓球用に使えるスポーツタオルが販売されています。性能差が比較的小さい用具だからこそ、この記事で紹介した「サイズ」「素材」「用途」「デザイン」の4つの基準を参考にしながら、自分の好みに合う1枚を探してみてください。
■ スペック比較表
| 商品 | バタフライ(Butterfly) エスピラ・スポーツタオ… | ニッタク(Nittaku) ポリゴンミッドタオル NL-… | ヤサカ(Yasaka) アローヘッドタオル Y180-6… | VICTAS(ヴィクタス) V-TW324 スポーツタオ… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,850円(カラーにより変動) | 1,980円 | 2,376円 | 2,475円 |
| 品番 | 77510 | NL-9289 | Y180-60 | V-TW324(592311) |
| 品名 | エスピラ・スポーツタオル | ポリゴンミッドタオル | アローヘッドタオル | — |
| カラー | ピンク/イエロー/ネイビー | ターコイズ/ピンク/ライトグリーン | ブルー | ブラック/ブルー |
| サイズ | 35×115cm | 縦35×横85cm | 40×100cm | W110×H40cm |
| 素材 | 綿100%(パイル生地) | 綿100%(ジャガード織り) | 綿100% | 綿100%(パイルジャガード) |
| 原産国 | 中国製 | 日本製 | 日本製 | — |
| 製造国 | — | — | — | 中国製 |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
卓球タオルは「なんとなく」で選んでも困らないが、知っておくと便利
タオルはラケットやシューズと違って、性能の差がプレーの勝敗に直結する道具ではありません。極端に言えば、家にあるタオルを持っていくだけでも卓球はできます。とはいえ、卓球という競技の特性を踏まえてタオルを選ぶと、練習や試合のときに「ちょうどいい」と感じられる場面が増えていきます。
卓球は体育館や卓球場のコートサイドという、比較的スペースの限られた場所でプレーする競技です。ベンチや椅子の上に荷物を広げるスペースも大きくはないため、大きすぎるバスタオルは持ち運びや置き場所の面でかさばってしまうことがあります。逆に小さすぎるハンドタオルでは、汗をかきやすい季節や長時間の練習で吸水が追いつかず、何度も拭き直す手間が増えることもあります。
また、卓球のルールには「タオリング」と呼ばれる、得点の節目でタオルを使って一時的にプレーを止める仕組みがあります。詳しくは後述しますが、このタオリングのタイミングでは、コートサイドに置いたタオルにすばやく手を伸ばして使うことになるため、取り回しのしやすいサイズや形状であることが地味に重要になってきます。
この記事では「このタオルを使えば勝率が上がる」というような書き方はしません。タオルの性能がプレー結果に与える影響はごくわずかで、断定できるものではないためです。その代わり、卓球用タオルにはどんな種類があり、何を基準に選べば失敗が少ないのかを、できるだけ具体的に整理していきます。
なお、この記事で紹介する内容は、部活動や卓球サークル、卓球専門店などで一般的に販売されている卓球用タオルを前提にしています。学校指定のタオルがある場合や、チームでユニフォームと合わせたタオルを揃える場合は、そちらの指定を優先して問題ありません。
この記事のスタンス
タオルの素材や吸水性については、メーカーの商品ページに記載されている内容をもとに「〜とされる」「〜と言われている」という表現にとどめています。使用感には好みや汗のかきやすさによる個人差があり、断定できるものではないためです。判断材料として使ったうえで、気になる商品があれば実際に手に取って確かめることをおすすめします。
そもそも卓球タオルのどこを見ればいいのか
卓球用タオルの商品ページには、サイズ、素材、カラー、原産国などの情報が並んでいますが、ラケットやシューズほど専門的な用語は多くありません。とはいえ、初めて選ぶ場合は「サイズ」「素材」「用途(タイプ)」「デザイン・カラー」の4つを押さえておくと、自分に合う1枚を見つけやすくなります。
サイズは、卓球用タオルの中でも幅がある要素です。手のひらサイズに近いハンドタオル(35×35cm前後)から、首にかけやすいミッドタオル(35×85cm前後)、肩からかけられるスポーツタオル(35×115cm前後、あるいは40×100cm前後)まで、用途に応じて複数のサイズが用意されています。持ち運びやすさを取るか、拭ける面積の広さを取るかで選び方が変わってきます。
素材はほとんどの卓球用タオルで綿100%が採用されています。パイル生地(表面がループ状になった、いわゆるタオル地)が主流で、吸水性を重視した作りになっているとされています。中には「パイルジャガード」「ジャガード織り」といった織り方の名称が記載されている商品もありますが、これは模様やロゴを織り込む技法の違いであり、吸水性そのものが大きく変わるわけではないとされています。
用途(タイプ)は、後述するハンドタオル・ミッドタオル・スポーツタオルという3つの区分でおおよそ把握できます。練習中にベンチへ置いておく用なのか、首や肩にかけて持ち運ぶ用なのか、タオリングのたびにサッと使う用なのかによって、向いているサイズが変わってきます。
デザイン・カラーは性能とは直接関係しませんが、チームで色を揃えたい場合や、他の部員・仲間のタオルと見分けをつけたい場合には意外と重要なポイントになります。多くのメーカーが複数色を展開しているため、ユニフォームやラケットケースの色と合わせて選ぶのも一つの楽しみ方です。
商品ページに重量やタオル地の厚みまで細かく記載されていることは少なく、サイズと素材、カラー展開くらいが基本的な情報になっていることがほとんどです。数値情報が少ない分、レビューや商品写真から質感をイメージしながら選ぶことになります。
ハンドタオル・ミッドタオル・スポーツタオル、それぞれの特徴
卓球用タオルは、サイズによっておおまかに3つのタイプに分けられます。呼び方はメーカーによって多少異なりますが、サイズ感の違いをイメージできれば、商品ページを見たときにどのタイプかすぐに判断できるようになります。
どのタイプが正解ということはなく、練習の頻度や汗のかきやすさ、荷物の量によって向き不向きが変わってきます。試合会場に持っていくバッグのスペースが限られている場合はハンドタオルやミッドタオル、自宅の練習や自家用車での移動が中心でかさばりを気にしなくてよい場合はスポーツタオルを、というように使い分けるのも一つの方法です。
大会や合宿など複数日にわたるイベントでは、ハンドタオルをコートサイド用、スポーツタオルを休憩・入浴用として、サイズ違いで2種類以上を使い分けている選手も少なくないようです。最初の1枚を選ぶ際は、まず自分が最も使う場面をイメージしてから、それに合うサイズを選ぶとよいでしょう。
同じサイズ表記でも、メーカーやシリーズによって微妙に縦横比が異なることがあります。「ミッドタオル」という呼び方をしていても、実際のサイズは商品ごとに数センチ単位で違うことがあるため、購入前にサイズ欄を必ず確認しておくと安心です。
■ ハンドタオル(目安:35×35cm前後)
手のひらで持ちやすい小ぶりなサイズのタオルです。ラケットを持つ手や顔の汗を軽く拭く用途に向いており、価格も比較的手頃なモデルが多いとされています。コンパクトなぶん、ベンチに置いたときにかさばらないのも利点ですが、長時間の練習で汗の量が多い場合は吸水力に物足りなさを感じることもあります。
■ ミッドタオル(目安:35×85cm前後)
首にかけやすい中間サイズのタオルです。ハンドタオルより拭ける面積が広く、休憩中に首や肩にかけて使うのにもちょうどよいとされています。部活動やサークルの練習で、1枚を長時間使い回すような場面ではミッドタオルを選ぶ人が多い傾向にあります。
■ スポーツタオル(目安:35×115cm前後、または40×100cm前後)
肩からしっかりかけられる大判サイズのタオルです。名入れや刺繍のサービスが用意されている商品も多く、卒団記念やチームの贈り物として選ばれることも珍しくありません。汗の量が多い人や、練習後にしっかり体を拭きたい人に向いていますが、その分持ち運ぶ際にはややかさばります。
卓球のルールとタオルの関係 — 「タオリング」を知っておく
卓球には、一定の得点ごとにタオルを使って一時的にプレーを止められる「タオリング」という仕組みがあります。他の多くの球技にはあまり見られない卓球ならではのルールで、タオル選びにも少し関わってくる部分なので、ここで簡単に触れておきます。
国際卓球連盟(ITTF)のルールでは、1ゲームの中で両者の得点の合計が6の倍数になったとき、また各ゲームの終了時に、選手はタオルを使って汗を拭く「タオリング」が認められているとされています。たとえば3対3や4対2のように合計が6点になったタイミングがこれにあたります。
タオリングは何度も長々と行えるものではなく、あくまで手や顔の汗をさっと拭う程度の短い休憩として扱われています。この間、タオルはコートのすぐ近くに置いておくのが一般的で、ベンチや卓球台の近くに掛けておいたり、コーチ席の近くに置いておいたりする選手が多いようです。
このルールを踏まえると、タオルは「サッと手に取れて、サッと戻せる」扱いやすさも一つの選び方の基準になります。大きすぎるスポーツタオルをコートサイドの狭いスペースに置くと落としやすくなることもあるため、試合本番ではミッドタオル程度のサイズを使う選手も多いとされています。練習用と試合用でサイズを使い分けるのも実用的な考え方です。
なお、ラージボール卓球や地域のレクリエーション大会など、大会によって細かい運用が異なる場合があります。本格的な大会に出場する予定がある場合は、事前に大会要項やルールブックで確認しておくと安心です。
タオリングは「休憩」ではなく短い所作
タオリングはあくまで汗を拭くための短い所作であり、長時間の休憩を目的としたものではないとされています。次のサーブや動作再開までのテンポを大きく乱さないよう、コートサイドに置いたタオルへの取り回しのしやすさも意識して選んでおくとよいでしょう。
選び方の3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にタオルを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、種類の多さに悩まされずに候補を決めやすくなります。
価格帯としては、ハンドタオルであれば1,000円前後から、ミッドタオル・スポーツタオルであれば1,800円〜2,500円程度が目安になることが多いようです。消耗品として気軽に買い替えられる価格帯のものがほとんどなので、最初の1枚で高額なモデルを選ぶ必要はありません。
- 1使う場面を思い浮かべる。練習中にコートサイドへ置いておきたいのか、休憩時に首や肩にかけたいのか、試合本番のタオリングで使いたいのかによって、向いているサイズの傾向が変わります。
- 2サイズと素材で候補を絞る。特にこだわりがなければ、汎用性の高いミッドタオル(35×85cm前後)から検討すると、練習でも試合でも使い回しやすいとされています。素材はほとんどの商品が綿100%のため、この段階で大きく迷うことは少ないでしょう。
- 3カラー・デザインで最終決定する。性能面での差が小さい分、チームカラーや好みのデザインで選んでも問題ありません。名入れ・刺繍サービスがある商品を選べば、贈り物や記念品としても活用できます。
買ったあとに気をつけたいこと
タオルはラケットやシューズに比べると寿命を意識しにくい道具ですが、洗濯の仕方や保管方法によって、肌触りや吸水性の持ちが変わってくるとされています。買ったあとに気をつけておきたいポイントを紹介します。
綿100%のタオルは、洗濯を繰り返すうちに徐々にパイル(ループ状の繊維)がへたっていき、吸水性が落ちていくとされています。柔軟剤を多用すると繊維の表面がコーティングされ、かえって吸水性が下がる場合があるとも言われているため、使用は控えめにするか、たまに柔軟剤なしで洗濯するのも一つの方法です。
汗を吸ったタオルを長時間そのままバッグに入れっぱなしにすると、湿気がこもって雑菌が繁殖しやすくなり、においの原因になることがあります。練習や試合の後はできるだけ早めに洗濯するか、一時的に風通しの良い場所で干してからバッグにしまう習慣をつけておくと、清潔に保ちやすくなります。
名入れ・刺繍加工がされたタオルは、洗濯表示を確認したうえで、刺繍部分がほつれないよう他の洗濯物と分けて洗うか、洗濯ネットを使うと長持ちしやすいとされています。記念品として長く残しておきたいタオルであれば、なおさら丁寧な取り扱いを心がけるとよいでしょう。
タオルは消耗品としての性格が強く、毛羽立ちが目立つ、吸水性が落ちてきたと感じたら買い替えのサインと捉えて問題ありません。価格帯もそれほど高くないため、練習用・試合用・予備用として複数枚をローテーションで使う選手も少なくないようです。
複数の色・サイズを使い分けている場合、選手本人だけでなく、周囲の人が見てもすぐに見分けがつくよう、ワンポイントの刺繍やタグをつけておくと、部活動や合宿など複数人が集まる場でタオルを取り違えるトラブルを防ぎやすくなります。
よくある質問
Q卓球用タオルと普通のタオルは何が違うのですか?
A素材自体は綿100%のパイル生地が中心で、家庭用のタオルと大きな違いがあるわけではないとされています。違いとしては、コートサイドで扱いやすいサイズ(ハンドタオル・ミッドタオル・スポーツタオルなど)に作られている点や、卓球メーカーのロゴ・デザインが入っている点が挙げられます。手持ちのタオルで代用すること自体は問題ありません。
Q初めての1枚は何サイズを選べばいいですか?
A特にこだわりがなければ、35×85cm前後のミッドタオルから検討するのがおすすめです。練習中の首掛けから、試合本番でのタオリングまで幅広く使いやすいとされ、コンパクトさと拭ける面積のバランスが取れています。荷物のスペースに余裕があり、しっかり汗を拭きたい場合はスポーツタオルサイズも選択肢に入ります。
Qタオリングとは何ですか?
A卓球のルールで認められている、得点の節目でタオルを使って一時的にプレーを止める所作のことです。国際卓球連盟(ITTF)のルールでは、両者の得点の合計が6の倍数になったときと、各ゲームの終了時に、選手がタオルで汗を拭くことが認められているとされています。長時間の休憩ではなく、短い所作として扱われています。
Q試合本番ではどのサイズのタオルを使う選手が多いですか?
Aコートサイドの限られたスペースに置くことや、タオリングのたびにすばやく手に取ることを考えると、ミッドタオル程度のサイズを試合用に選ぶ選手が多いとされています。練習用には大きめのスポーツタオル、試合用にはミッドタオルというように使い分ける人も少なくないようです。
Qタオルの素材はどれを選んでも同じですか?
A卓球用タオルのほとんどは綿100%のパイル生地で作られており、素材自体に大きな違いは少ないとされています。「パイルジャガード」「ジャガード織り」といった表記は主に織り方やデザインの違いを指すもので、吸水性そのものが大きく変わるわけではないとされています。
Qタオルの寿命はどのくらいですか?
A使用頻度や洗濯の仕方によって差がありますが、洗濯を繰り返すうちにパイル(ループ状の繊維)がへたっていき、吸水性が落ちていくとされています。毛羽立ちが目立つ、以前より吸水性が落ちたと感じたタイミングで買い替えを検討するとよいでしょう。価格帯もそれほど高くないため、複数枚をローテーションで使う選手も多いようです。
Q名入れ・刺繍のあるタオルは選んでも大丈夫ですか?
Aプレー自体への影響はほとんどないとされており、卒団記念やチームの贈り物として選ばれることも多い仕様です。ただし洗濯表示を確認したうえで、刺繍部分がほつれないよう洗濯ネットを使うなど、通常のタオルより少し丁寧に扱うと長持ちしやすいでしょう。
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