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テニスオーバーグリップのおすすめ4選|タッキー系とドライ系の選び方

テニスのオーバーグリップは自分に合うタイプ選びが重要。タッキー系とドライ系の違いや見分け方、巻き替えの目安と正しい巻き方を解説し、候補になりやすい4種類を厳選して紹介します。

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ラケットを新しく買うと、グリップの巻き方や素材まで意識する人は多くありません。ですが、プレーを続けていくと「あれ、なんだか滑る」「汗をかくと握りにくい」と感じる瞬間が必ず訪れます。多くの場合、原因はラケット本体ではなく、いちばん外側に巻かれた薄いテープ——オーバーグリップの劣化にあります。オーバーグリップには大きく分けて「タッキー系(ウェットタイプ)」と「ドライ系」という2つの質感があり、この違いを知らずに選ぶと、せっかく巻き替えても「前と変わらない」と感じてしまうこともあります。この記事では、2つのタイプの違いから、自分に合うタイプの見分け方、巻き替えのタイミングの目安、実際の巻き方の手順までをまとめました。最後には、タイプの異なる4種類のオーバーグリップも紹介します。

この記事でわかること

  • オーバーグリップは消耗品——なぜ巻き替えが必要なのか
  • そもそも土台の「リプレイスメントグリップ」とは何が違うのか
  • 「タッキー系」と「ドライ系」——オーバーグリップ最大の分かれ道
  • 自分に合うタイプの見分け方
  • 巻き替えのサイン・頻度の目安
  • オーバーグリップの巻き方——基本の手順

最終更新:

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タイプ別・おすすめオーバーグリップ4選

ここからは実際の商品です。タッキー系・ドライ系それぞれの代表的なモデルを中心に、ブランドや入り本数の異なる4種類を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・カラー・入り本数を確認してください。

4つを並べると、タッキー系とドライ系がちょうど半分ずつ、入り数も3本から30本までさまざまです。まず質感で選ぶなら、握った瞬間の安心感を重視するタッキー系はウイルソンかヨネックス、汗によるベタつきを抑えたいドライ系はバボラかトーナが候補になります。

本数と価格のバランスで見ると、ヨネックスの3本入りは初めてのタイプを少量から試すのに向いており、逆にウイルソン・バボラの12本入り、トーナの30本入りは、すでに好みのタイプが決まっていて、まとめて用意しておきたい人向けです。最初の1本は少量パックで質感を確かめ、気に入ったタイプを大容量パックで揃え直す、という順番でも遠回りにはなりません。

価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新の価格や入り数、カラー展開を確認してください。特に本数あたりの単価は、パッケージの本数によって大きく変わるため、単純な価格表示だけで比較しないよう注意が必要です。

なお、今回は硬式テニス用のオーバーグリップとして紹介していますが、いずれの商品も商品ページ上でバドミントンなど他競技のラケットにも使えると案内されています。テニス以外のラケットスポーツを併用している人は、共通のオーバーグリップでまとめて揃えても問題ありません。反対に、握りの太さやフレーム形状がラケットによって異なるため、複数のラケットを使い分けている場合は、それぞれに合った巻き方や本数を用意しておくと管理がしやすくなります。

No.1
ウイルソン(Wilson) PRO OVERGRIP V2 オーバーグリップ 12本入 WR845010
タッキー系の定番・12本入り

ウイルソン(Wilson) PRO OVERGRIP V2 オーバーグリップ 12本入 WR845010

参考価格3,379円

錦織圭選手をはじめ多くのトップ選手が愛用してきた、日本製オーバーグリップの改良モデル。ウェット感としっとりとした吸い付き感が特徴のタッキー系で、12本入りのためコストを抑えて巻き替えを続けられます。

こんな人に握った瞬間の吸い付き感を重視したい人、まずは定番のタッキー系を試したい人
入り数12本
素材不織布+ポリウレタン
サイズ幅30mm×長さ1050mm
厚み0.5mm(目安)
タイプウェット(タッキー系)

ここが良い

  • しっとりとしたウェット感で、乾いた状態からしっかり吸い付くような握り心地とされる
  • 12本入りのため1本あたりのコストを抑えて巻き替えを続けやすい
  • 多くのトップ選手が使用してきた実績があり、初めてのタッキー系としても選びやすい

注意点

  • ウェット感が持続する分、大量に汗をかくと後半でベタつきが強く感じられる場合がある
  • カラー展開はブラック・ホワイトの2色のみ
No.2
バボラ(Babolat) VS ORIGINAL(VSオリジナル)オーバーグリップ 12本入 654015
ドライ系の代表格

バボラ(Babolat) VS ORIGINAL(VSオリジナル)オーバーグリップ 12本入 654015

参考価格2,772円

ラファエル・ナダル選手が10年以上使い続けているとされる、ドライな感触が特徴のオーバーグリップ。極薄設計で、ベタつきを抑えたさらっとした握り心地を求める人向けのモデルです。

こんな人に手汗が多くベタつきが気になる人、薄手でナチュラルな握り心地を求める人
入り数12本
素材不織布、100%PETポリウレタン
厚み0.43mm(目安・極薄タイプ)
長さ110cm
タイプドライ(商品ページ記載:粘着性ドライ、吸収率4/5)

ここが良い

  • ドライな質感で、汗をかいてもベタつきが増えにくいとされる
  • 0.43mmの極薄設計で、ラケットの操作感を変えたくない人にも選ばれやすい
  • 12本入りで、頻繁に巻き替える人でもコストを抑えやすい

注意点

  • 乾いた状態での吸い付くような握り心地は、タッキー系に比べると控えめとされる
  • 極薄タイプのため、厚みを出してグリップを太くしたい人には不向き
No.3
ヨネックス(YONEX) ウェットスーパーグリップ AC102 3本入
カラー展開が豊富・少量から試せる

ヨネックス(YONEX) ウェットスーパーグリップ AC102 3本入

参考価格1,072円

国内大手メーカー・ヨネックスのウェットタイプオーバーグリップ。10色以上のカラー展開があり、ラケットやウェアに合わせて色を選べるのも特徴です。まずは少ない本数で試したい人にも選びやすいサイズです。

こんな人に色にもこだわりたい人、初めてのタイプをまず少量で試してみたい人
入り数3本
素材ポリウレタン
サイズ幅25mm・長さ1200mm・厚さ0.6mm(目安)
タイプウェット(タッキー系)
カラー10色以上(商品ページ記載時点)

ここが良い

  • 国内大手メーカー・ヨネックス製で、品質面の安心感がある
  • 3本入りのため、初めて使うタイプを少量から試したいときに選びやすい
  • 豊富なカラー展開で、ラケットやウェアに合わせて選べる

注意点

  • 12本入りなど大容量パックのモデルに比べると、1本あたりの単価はやや割高になりやすい
  • ウェットタイプのため、大量の発汗が続く環境ではベタつきを感じる場合がある
No.4
トーナ(Tourna) ドライXL オーバーグリップ 30本入 #TOUR-30XL
大容量・ロンググリップ対応

トーナ(Tourna) ドライXL オーバーグリップ 30本入 #TOUR-30XL

参考価格7,880円

「青いグリップテープ」で知られる、ツアープロの使用率が高いとされる定番ドライタイプ。30本入りとまとまった数量で、長さも長めのロンググリップ対応サイズです。

こんな人にドライ系を長く使うと決めている人、まとめ買いで巻き替えの手間を減らしたい人
入り数30本
タイプドライ
カラーブルー
サイズ幅29mm×長さ990mm
特徴ロンググリップ対応

ここが良い

  • 30本入りで、頻繁に巻き替える人でも当面の在庫を心配しなくて済む
  • ロンググリップ対応の長さで、グリップエンドまでしっかり巻ける
  • ツアープロの使用率が高いとされる定番モデルで、ドライ系の基準として試しやすい

注意点

  • 1回あたりの購入価格は他の3本より高く、初めての1本としてはやや割高に感じる場合がある
  • カラーはブルーのみで、選択の幅は少ない

■ スペック比較表

商品ウイルソン(Wilson) PRO OVERGRIP V2 オーバーグリップ 12本入 WR845010ウイルソン(Wilson) PRO OVERGRIP V…バボラ(Babolat) VS ORIGINAL(VSオリジナル)オーバーグリップ 12本入 654015バボラ(Babolat) VS ORIGINAL(VSオ…ヨネックス(YONEX) ウェットスーパーグリップ AC102 3本入ヨネックス(YONEX) ウェットスーパーグリップ AC…トーナ(Tourna) ドライXL オーバーグリップ 30本入 #TOUR-30XLトーナ(Tourna) ドライXL オーバーグリップ 3…
参考価格3,379円2,772円1,072円7,880円
入り数12本12本3本30本
素材不織布+ポリウレタン不織布、100%PETポリウレタンポリウレタン
サイズ幅30mm×長さ1050mm幅25mm・長さ1200mm・厚さ0.6mm(目安)幅29mm×長さ990mm
厚み0.5mm(目安)0.43mm(目安・極薄タイプ)
タイプウェット(タッキー系)ドライ(商品ページ記載:粘着性ドライ、吸収率4/5)ウェット(タッキー系)ドライ
長さ110cm
カラー10色以上(商品ページ記載時点)ブルー
特徴ロンググリップ対応

※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。

※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

オーバーグリップは消耗品——なぜ巻き替えが必要なのか

テニスを始めて最初のうちは、ラケットに巻かれているグリップテープを気にする人はあまり多くありません。ですが、プレーを重ねるうちに「グリップが手になじまない」「汗をかくと途中で滑る」と感じたことがある人は少なくないはずです。実はその原因の多くは、ラケット本体ではなく、いちばん外側に巻かれている「オーバーグリップ」の劣化にあります。オーバーグリップは消耗品で、練習量や汗のかき方によっては数回のプレーで交換が必要になることもある部品です。

グリップが滑るとどうなるか、想像してみてください。ボールを打つ瞬間にラケットが手の中でわずかに動くと、フェースの向きがズレたり、力の伝わり方が変わったりします。本人は「スイングがブレた」「タイミングが合わなかった」と感じるかもしれませんが、実際にはグリップの滑りが原因ということも珍しくありません。特にサーブやスマッシュのように強く振り抜く場面では、グリップの安定感がショットの精度に直結します。

オーバーグリップは、数百円から数千円程度で購入できる消耗品です。ラケット本体やガットに比べれば費用ははるかに小さいにもかかわらず、プレーの快適さに与える影響は決して小さくありません。逆に言えば、オーバーグリップを自分に合ったものに変え、適切なタイミングで巻き替えるだけで、ラケットを買い替えなくても「握りやすさ」を大きく改善できる可能性があるということです。

この記事では、オーバーグリップがそもそも何をしているのか、そして「タッキー系」「ドライ系」と呼ばれる2つのタイプがどう違うのかを整理したうえで、自分に合うタイプの見分け方、巻き替えのタイミングの目安、実際の巻き方の手順まで、順番に解説していきます。最後には、タイプの異なる4種類のオーバーグリップも紹介します。

また、握りにくさを我慢しながらプレーを続けていると、必要以上に力を込めてラケットを握り込んでしまうことがあります。強く握りすぎるスイングは手首や肘への負担を増やす一因になるとも言われており、放置すると思わぬ違和感や不調につながる可能性も否定できません。オーバーグリップの劣化は地味な問題に見えますが、プレーの精度だけでなく身体への負担という点でも軽視できない要素です。

特に大会や試合本番の直前に「グリップが滑って集中できない」と気づいても、その場で落ち着いて対処するのは簡単ではありません。オーバーグリップの巻き替え自体は数分で終わりますが、握り心地に慣れるまでには多少時間がかかります。普段の練習から使い慣れたタイプを把握しておき、大会前は必ず新しいものに巻き替えておく、というルーティンにしておくと当日になって慌てずに済みます。

テニスに限らず、道具のちょっとした違和感を「気のせいかもしれない」と流してしまう人は少なくありません。ですが、グリップの滑りは他のどんな要素よりも直接的にラケット操作へ影響するとされています。ショットが安定しない原因をフォームやメンタルの問題だと決めつける前に、まずは握っている部分そのものに目を向けてみることが、遠回りに見えて実は近道になることもあります。

この記事のスタンス

オーバーグリップの効果や相性には個人差があります。「これを使えば絶対に滑らなくなる」というような断定はせず、「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現で商品の特徴を紹介します。判断材料としてお使いください。

そもそも土台の「リプレイスメントグリップ」とは何が違うのか

オーバーグリップの話をする前に、混同されやすい「リプレイスメントグリップ」との違いを整理しておきます。ラケットのグリップ部分は、実は2層構造になっています。骨格となる土台の部分に巻かれているのが「リプレイスメントグリップ」、その上からさらに巻き足すのが「オーバーグリップ」です。

リプレイスメントグリップは、ラケットのグリップ形状そのものを作っている土台のテープで、厚みがあり、グリップサイズ(太さ)を決める役割も持っています。購入時にラケットへ最初から巻かれていることがほとんどで、劣化するまでの期間もオーバーグリップよりずっと長く、半年から1年、あるいはそれ以上使われることも珍しくありません。交換にはラケットショップでの張り替え作業が必要になる場合もあり、自分で巻き替えるにはある程度の慣れが必要です。

一方のオーバーグリップは、そのリプレイスメントグリップの上から、汗を吸ったり滑り止めの役割を果たしたりするために巻く、薄手のテープです。厚みは0.4〜0.7mm程度のものが多く、リプレイスメントグリップに比べるとずっと薄く、価格も手ごろで、自分で簡単に巻き替えられるように作られています。この記事で扱うのは、この「オーバーグリップ」のほうです。

この2つを混同していると、通販サイトで探すときに欲しい商品にたどり着けないことがあります。「グリップテープ」という言葉はどちらの意味でも使われるため、商品ページで「オーバーグリップ」「リプレイスメントグリップ」のどちらの表記になっているかを確認する習慣をつけておくと安心です。オーバーグリップは基本的に1本のラケットに1本を巻く前提の長さで作られており、複数本セットで販売されているのも、それだけ短いスパンで巻き替える消耗品だからです。

リプレイスメントグリップの素材にも、レザー調のしっとりした質感のものや、クッション性を高めたウレタン素材のものなど種類があります。購入したばかりのラケットであれば、まずはメーカー標準のリプレイスメントグリップの上にオーバーグリップを重ねて使い始め、握り心地に大きな不満がなければ、当面はオーバーグリップの選択と巻き替えだけで十分に対応できます。土台まで交換したくなるのは、握りの太さそのものを変えたい、劣化がひどく弾力がなくなった、といった場合に限られます。

中古ラケットを譲り受けた場合や、フリマアプリで購入した場合は、下地のリプレイスメントグリップがすでに傷んでいることがあります。硬化してひび割れている、握るとふかふかと沈み込んで頼りない、といった状態であれば、オーバーグリップをいくら巻き替えても根本的な握り心地は改善しません。まずは土台の状態を確認し、必要であればショップでのリグリップ(土台の張り替え)を検討したうえで、オーバーグリップ選びに進むことをおすすめします。

初めてラケットを購入する場合、店頭やネット通販では「グリップサイズ」の表記(G1・G2・G3など)も合わせて確認しておくと安心です。グリップサイズは主に土台のリプレイスメントグリップの太さによって決まるため、購入後にオーバーグリップを何重にも巻いて太さを調整しようとすると、握った感覚が不自然になりやすくなります。オーバーグリップはあくまで微調整の範囲にとどめ、大きな太さの違いは土台の段階で選んでおくのが基本です。

「タッキー系」と「ドライ系」——オーバーグリップ最大の分かれ道

オーバーグリップを選ぶときにいちばん重要なのが、「タッキー系(ウェットタイプ)」と「ドライ系」という質感の違いです。商品ページには「ウェット感」「ドライタッチ」のように書かれていることが多く、この2つは手触りだけでなく、汗をかいたときの滑りにくさの仕組みそのものが異なります。

タッキー系(ウェットタイプ)は、表面がしっとりとした質感で、指に吸い付くような粘着感があるのが特徴です。この粘着感によって、乾いた状態でもしっかりホールドできるとされ、手が小さめの人や、握力に自信がない人でも安心感を得やすいと言われています。ただし、この粘着感は汗を吸うと徐々に失われていく傾向があり、大量の汗をかく人や、湿度の高い時期のプレーでは、途中でベタつきが強くなりすぎて逆に扱いにくくなることもあります。

ドライ系は、表面がさらっとした質感で、汗を吸収することで滑りにくさを発揮するタイプです。粘着感そのものは控えめですが、汗をかいてもベタつきが増していかないため、長時間のプレーや、手汗が多い人からは「終盤まで安定して握れる」という声が多いとされています。一方で、乾いた状態での吸い付くような握り心地はタッキー系ほど強くなく、握った瞬間の安心感を求める人には物足りなく感じられることもあります。

どちらが優れているというものではなく、あくまで「どんな汗のかき方をするか」「どんな握り心地を求めるか」による向き不向きの話です。実際、プロ選手の中にも、タッキー系を好む選手とドライ系を好む選手の両方がいます。同じ選手でも、季節や気候によって使い分けているケースもあり、まずは自分がどちらのタイプに近いかを知ることが、失敗しないオーバーグリップ選びの第一歩になります。

厚みや素材による違いも見逃せません。同じタッキー系でも、厚みが薄いモデルほど粘着感がダイレクトに伝わりやすく、厚みがあるモデルほどクッション性が増して衝撃を吸収しやすいとされています。ドライ系についても、素材の織り方によって汗の吸収スピードが異なり、速乾性をうたうモデルほど連戦や連続練習でも劣化を感じにくい傾向があると言われています。質感の系統だけでなく、こうした細かな仕様の違いも、商品ページの説明から読み取れる範囲で確認しておくと、より自分に合った1本を見つけやすくなります。

呼び方についても補足しておきます。「タッキー系」「ウェットタイプ」「粘着タイプ」はほぼ同じ意味で使われることが多く、「ドライ系」「ドライタイプ」「サラサラタイプ」も同様に、ほぼ同じ質感を指す言葉として使われています。メーカーによって呼び方が微妙に異なるため、商品名だけで判断がつかない場合は、商品説明欄の「ウェット」「ドライ」といったキーワードを探すと、どちらの系統かを見分けやすくなります。

自分に合うタイプの見分け方

「結局どちらを選べばいいのか分からない」という人のために、プレーの傾向や好みから逆算する目安をまとめました。すべてに当てはまる必要はなく、いちばん近いと感じるものを参考にしてください。迷ったときは、いきなり大容量パックを買うのではなく、少量パックや単品で試してから決めるのも現実的な方法です。

ダブルスとシングルスで選び分ける必要は基本的にありませんが、1日に複数試合をこなす大会や、連日練習が続くシーズン中は、劣化が早いタッキー系よりも、比較的粘着の変化がゆるやかなドライ系のほうが巻き替えの手間を減らしやすいとされています。逆にシーズンオフで練習頻度が落ち着いている時期は、好みの質感を優先して選んでも大きな支障は出にくいでしょう。

また、同じプレーヤーでも、右手と左手で汗のかき方が違う、利き手側だけグリップが早く傷むといったケースもあります。厳密に使い分ける必要はありませんが、「なんとなく合わない」と感じたら、タイプそのものを変えるだけでなく、巻く強さや重ね方といった巻き方の違いが原因になっていないかも合わせて見直してみると、原因を切り分けやすくなります。

グリップの色にも触れておきます。オーバーグリップにはブラックやホワイトといった定番色のほか、蛍光色や複数色のパッケージも多く販売されています。プレーへの直接的な影響はほとんどありませんが、汚れが目立ちにくい色を選ぶ、ラケットやウェアのカラーに合わせて選ぶといった楽しみ方もできます。機能面の候補を絞り込んだあと、最後にカラーで選ぶという順番であれば、見た目と実用性の両方を無理なく両立させやすくなります。

手汗・体質で選ぶなら

手のひらに汗をかきやすい、夏場になるとグリップが滑って困る、という自覚がある人はドライ系が候補になりやすいとされています。汗を吸収して滑りにくさを保つ設計のため、長時間のプレーでも安定感が落ちにくいと言われています。

握った瞬間の安心感を優先するなら

素振りやラリーの合間に「しっかり吸い付く」感覚がないと不安、という人にはタッキー系が向いているとされています。特に手が小さめでグリップを厚く握れない人からは、粘着感が心強いという声も見られます。

プレー環境・季節で選ぶなら

高温多湿の時期や、湿度の高い屋内コートでよくプレーする人はドライ系、乾燥した季節が中心ならタッキー系でも快適に使えることが多いとされています。季節でタイプを使い分けるプレーヤーもいます。

迷ったときの選び方

初めての1本であれば、まず標準的な厚み・標準的な粘着力のタッキー系から試し、ベタつきが気になるようならドライ系に切り替える、という順番で試すと自分の好みを把握しやすくなります。

巻き替えのサイン・頻度の目安

オーバーグリップの寿命は、使用頻度や汗のかき方によって大きく変わるため、「何日で交換」と一律に言い切ることはできません。ただし、いくつかの分かりやすいサインを覚えておくと、交換タイミングを逃しにくくなります。

もっとも分かりやすいサインは「滑る感覚」です。素振りの時点では気づきにくくても、実際のラリーで力を込めて振ったときに、ラケットが手の中でわずかにズレるように感じたら、グリップの粘着力が落ちているサインです。タッキー系は粘着感がなくなっていく形で劣化を感じやすく、ドライ系は表面がツルツルしてくる、汗を吸いきれず表面に汗が浮くようになる、といった変化で気づくことが多いとされています。

見た目の変化も目安になります。巻いた部分がめくれてくる、ほつれや破れが出てくる、色が変色して黒ずんでくるといった状態は、交換のタイミングが近いサインです。特に破れたまま使い続けると、下地のリプレイスメントグリップに汗や汚れが直接触れてしまい、土台の劣化を早めてしまうこともあるため、破れに気づいたら早めに巻き替えることをおすすめします。

頻度の目安としては、週に数回程度、本格的に練習する人であれば2週間〜1か月程度で交換する人が多いとされています。逆に月に数回程度のレジャー的なプレーであれば、数か月使えることもあります。あくまで目安であり、汗のかき方やコートの環境(屋外・屋内、気温、湿度)によって前後する点は理解しておいてください。「まだ使えるかどうか」で迷ったときは、価格の手頃さを考えると、早めに巻き替えてしまうほうが結果的にプレーの満足度は高くなりやすいです。

大会やレッスンの予定が決まっている場合は、直前ではなく数日前に巻き替えておくのも一つの工夫です。巻きたてのオーバーグリップは、粘着感や質感が普段と少し違って感じられることがあり、いきなり本番で試すと違和感が気になってしまう人もいます。数日前に巻き替えて何度か素振りやラリーで慣らしておけば、本番では違和感なく普段どおりのプレーに集中できます。

逆に、巻き替えを先延ばしにしすぎるのも避けたいところです。「まだ使えそうだから」と我慢して使い続けた結果、大事な試合の最中に急に滑りが悪化して集中力を欠いてしまった、という声も聞かれます。オーバーグリップは価格が手頃な消耗品なので、迷ったら早めに交換する、という判断のほうが結果的にコストパフォーマンスも良くなりやすいです。

子どものジュニア選手や、部活動でラケットを共有している場合は、使う人によって汗のかき方や握り方の癖が異なるため、劣化のスピードにも差が出やすくなります。個人ごとにオーバーグリップを分けて用意するのが理想ですが、難しい場合は、使うたびに劣化のサインを確認する習慣をつけておくだけでも、滑りやすさに気づかないまま使い続けてしまうリスクを減らせます。

オーバーグリップの巻き方——基本の手順

オーバーグリップは、コツさえ覚えれば自分で簡単に巻き替えられます。ここでは、右利き・左利きどちらにも共通する基本の手順を紹介します。慣れないうちは多少ズレても、慣れてくれば数分で巻けるようになります。

巻く前に、手を洗って乾かしておく、あるいはタオルで汗を拭き取っておくと、テープの粘着面が余計な油分や水分で弱くなるのを防げます。特に練習の合間に巻き替える場合は、意外と見落としがちなポイントです。数分の手間ですが、仕上がりの持ちの良さに関わってくるので、余裕があれば試してみてください。

巻く強さの感覚をつかむまでは、力を入れすぎてテープを伸ばしきってしまう失敗もよくあります。伸ばしすぎると粘着層が薄くなり、本来の持ちの良さが発揮されないまま劣化が早まることがあるとされています。「軽く引っぱりながら」という感覚がつかめるまでは、少し余裕を持たせるくらいの力加減から始めるほうが失敗しにくいでしょう。

慣れてくると、巻き替えにかかる時間は3〜5分程度に収まる人が多いようです。移動中のコートサイドや、練習前のちょっとした空き時間でも十分に対応できる作業なので、「巻き替えが面倒だから」という理由で劣化したオーバーグリップを我慢して使い続けるのは、結果的にもったいない選択になりがちです。動画サイトなどでプロ選手やショップスタッフの巻き方を参考にするのも、コツをつかむ近道になります。

  1. 1古いオーバーグリップを剥がす。端から少しずつゆっくりと剥がし、下地のリプレイスメントグリップを傷つけないように注意します。粘着が残っている場合は、乾いた布で軽く拭き取っておくと新しいテープがなじみやすくなります。
  2. 2グリップエンド(柄の一番下)側のキャップを軽くめくり、新しいオーバーグリップの端を、グリップエンドの角に沿わせるように斜めに貼り付けます。ここでのスタート位置がズレると、巻き終わりで厚みが不足したり余ったりするため、最初の位置合わせは丁寧に行います。
  3. 3テープを軽く引っぱりながら(伸ばしすぎない程度に)、グリップエンドから先端に向かって、ラケットの角(8角形の稜線)に沿うように少しずつ重ねて巻いていきます。一巻きごとに、前の巻きに対して半分〜3分の1程度重なるくらいの間隔を保つのが基本です。重ねすぎると厚くなりすぎ、間隔が空きすぎると土台のテープが露出してしまいます。
  4. 4先端付近まで巻いたら、余った部分をハサミで斜めにカットし、付属のフィニッシングテープ(固定用のテープ)で巻き終わりを留めます。フィニッシングテープがない場合は、オーバーグリップの端をそのまま数回重ねて巻き、テープの粘着だけで留めても問題ありません。
  5. 5最後に、グリップエンドのキャップを元の位置に戻し、全体を軽く握って浮きやたるみがないか確認します。気になる部分があれば、指の腹でなでるように押さえて密着させれば完成です。

巻き方に正解は一つではない

ここで紹介したのは基本的な巻き方ですが、重ね方の間隔やテープの引っぱり具合は、好みによって調整している選手も多くいます。厚みを出したい部分だけ重ねを増やす、グリップエンド側だけ二重に巻く、といった工夫も一般的です。最初は基本の手順どおりに巻いて、慣れてきたら自分なりの調整を試してみてください。

巻いたあとに気をつけたいこと・よくあるトラブル

オーバーグリップは巻いて終わりではなく、使っていく中でいくつか気をつけたいポイントがあります。最後に、よくあるトラブルとその対処法をまとめておきます。

巻いてすぐに「思ったより太い・細い」と感じることがあります。オーバーグリップは基本的に1周分の厚みを均等に足す前提で作られていますが、重ね方や巻く強さによって仕上がりの太さは微妙に変わります。細く感じる場合はグリップエンド側だけもう1本重ねて二重に巻く、太く感じる場合は次回から重ねを浅めにする、といった調整で好みの太さに近づけることができます。

巻いている途中でシワやたるみができてしまった場合、無理に押さえつけて隠すよりも、一度剥がして最初から巻き直したほうが結果的にきれいに仕上がります。特に慣れないうちは、1〜2回失敗する前提で、予備を1本多めに用意しておくと気持ちに余裕を持って巻けます。

また、練習後にグリップ部分の汗を軽く拭き取っておくだけでも、オーバーグリップの劣化速度を遅らせることができるとされています。プレー後にラケットを高温多湿な車内に放置する、直射日光の当たる場所に長時間置いておく、といった保管方法も劣化を早める要因になり得るため、できるだけ避けるようにしてください。

最後に、グリップの匂いが気になる場合は、オーバーグリップそのものの劣化に加えて、下地のリプレイスメントグリップまで汗が染み込んでいる可能性があります。オーバーグリップを何度巻き替えても匂いや粘着不足が改善しない場合は、リプレイスメントグリップ自体の交換をショップに相談してみることをおすすめします。

複数本のラケットを持ち替えて使っている人は、巻き替えの時期がラケットごとにバラバラになりやすい点にも注意してください。メインで使うラケットだけ頻繁に巻き替えて、控えのラケットは古いまま放置してしまうと、いざ本番で控えを使ったときに握り心地の違いに戸惑うことがあります。使用頻度が低いラケットでも、定期的に状態を確認し、必要であれば巻き替えておく習慣をつけておくと安心です。

オーバーグリップは一つひとつの価格が手頃なぶん、後回しにされがちな消耗品です。ですが、道具のメンテナンスとして定期的に見直す習慣をつけておけば、握り心地の違和感に振り回されることなく、フォームやショットの精度そのものに集中しやすくなります。まずは自分のプレー頻度に合わせて、無理のない交換サイクルを見つけてみてください。

よくある質問

Qオーバーグリップとグリップテープは同じものですか?

A「グリップテープ」という言葉は、ラケットの土台を作る「リプレイスメントグリップ」と、その上から巻く「オーバーグリップ」の両方を指して使われることがあります。この記事で扱っているのは薄手で消耗品として扱われる「オーバーグリップ」です。通販サイトで探すときは、どちらの表記になっているか確認すると失敗しにくくなります。

Qタッキー系とドライ系、初心者にはどちらがおすすめですか?

Aどちらが優れているというものではなく好みの問題ですが、迷う場合はまず標準的なタッキー系から試してみることをおすすめします。握った瞬間の吸い付き感が分かりやすく、オーバーグリップの効果自体を実感しやすいためです。汗が気になるようであれば、そこからドライ系に切り替えて比較してみてください。

Qオーバーグリップはどのくらいの頻度で巻き替えればいいですか?

A使用頻度や汗のかき方によって差はありますが、週に数回程度しっかり練習する人であれば2週間〜1か月程度、月に数回程度のプレーであれば数か月使えることもあるとされています。滑る感覚や見た目のほつれ・変色に気づいたら、目安の期間にかかわらず巻き替えるのがおすすめです。

Q自分でうまく巻ける自信がありません。失敗しやすいポイントはありますか?

A最初の貼り付け位置がズレると、巻き終わりで厚みが不足したり余ったりしやすくなります。また、テープを重ねる幅が毎回バラバラだと仕上がりの太さにムラが出ます。慣れないうちは失敗する前提で予備を多めに用意し、うまくいかなければ一度剥がして巻き直すつもりで練習すると、数回で感覚をつかめることが多いです。

Qオーバーグリップは何本入りを選べばいいですか?

A初めて使うタイプであれば、3本前後の少量パックで質感を確認してから、気に入ったタイプを12本・30本といった大容量パックでまとめて買い直す順番がおすすめです。すでに好みのタイプが決まっている人は、1本あたりの単価が下がりやすい大容量パックのほうが結果的にコストを抑えられます。

Q雨や汗で濡れた手でもオーバーグリップは効果がありますか?

A完全に濡れた状態では、どのタイプのオーバーグリップでも滑りやすさは残ります。ただし、ドライ系は汗を吸収して滑りにくさを保つ設計とされているため、大量の発汗が続く環境ではタッキー系よりも安定感を保ちやすいと言われています。雨天時は、こまめにグリップやタオルで手を拭くことも合わせて意識してください。

Qオーバーグリップを巻くと、グリップサイズ(太さ)は変わりますか?

A1本巻くだけでも、リプレイスメントグリップの上にわずかに厚みが足されるため、グリップはやや太くなります。手が小さくグリップが太く感じる場合は薄手のモデルを、逆に細く感じる場合はグリップエンド側だけ重ねて二重に巻くなど、巻き方で微調整することもできます。

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