体育館やレクリエーションの場で「あれ、いつも部活で使っているボールと何か違う」と感じたことはないでしょうか。表面がツルツルしていて硬そうなボールと、指で押すと少しへこむくらい柔らかいボール。どちらも「バレーボール」と呼ばれてはいますが、実は用途も対象者もはっきり分かれた別物です。特にこれから体育の授業やサークル、地域のレクリエーション大会に参加する人、子どもや初めての大人にボールを選んであげたい人にとっては、この違いを知らないまま買ってしまうと「思っていたのと違った」「痛くて怖い」という失敗につながりかねません。この記事では、6人制バレーボールで使う硬式のボールと、ソフトバレーボールのボールの違いを、素材の柔らかさと重さ、そして価格帯という3つの軸から整理します。最後には、実際に候補になりやすい商品4点を比較していますので、自分の目的に合った1個を見つける参考にしてください。
この記事でわかること
- 体育館で見かける「もう1種類のバレーボール」の正体
- 6人制バレーボールの「5号球」とは — 硬さと反発力の基準
- ソフトバレーボールとは — 柔らかさが生まれた理由
- 素材・重さ・価格を並べて比較する
- 号数(4号・5号)の違いにも注意しておく
- 自分に合うのはどちらか — 選び方の3ステップ
最終更新:
6人制バレー用・ソフトバレーボールおすすめ4選
ここからは実際の候補です。6人制用の硬式ボールとソフトバレーボールを2点ずつ、価格帯の異なるモデルを選びました。いずれも商品ページ上でスペックが明記されているものを中心にしています。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・カラーを確認してください。
4点を並べると、価格帯がそのまま「硬式かソフトか」で分かれているのがわかります。ミカサV200WとモルテンV5M3500は6人制用の人工皮革ボールで、検定球か練習球かによって4,000円台と1万円台に分かれます。対するミカサMSN78とモルテンS3Y1500-WCはどちらもゴム製のソフトバレーボールで、2,000円台とかなり近い価格に収まっています。
どれを選ぶべきかは、参加する場面によってはっきり分かれやすい部分です。部活動やクラブチームで公式戦を控えているならミカサV200W、自主練習用にコストを抑えて数球そろえたいならモルテンV5M3500を検討する形になります。一方、体育の授業やレクリエーション、家族での利用が中心であれば、ミカサMSN78とモルテンS3Y1500-WCのどちらを選んでも大きく失敗することは少ないでしょう。
価格差だけを見ると、6人制用の検定球はソフトバレーボールの4倍以上になることもあります。ただし、これは素材や検定の有無による差であり、どちらが「お得」という単純な話ではありません。競技として硬式のボールでラリーを楽しみたいのか、当たっても痛くない柔らかさを優先したいのか、まずは目的をはっきりさせたうえで、価格帯を比較する順番がおすすめです。
4点とも、メーカーの商品ページや販売店のページ上で素材・円周・重量などのスペックが明記されているモデルを選びました。掲載している価格は記事作成時点のものであり、送料の有無やセール状況によって変動する場合があります。購入前に必ず最新の価格・在庫・カラー展開を確認してください。
初めてボールを購入する場合、価格の安さだけで選んでしまうと、公式戦で使えない、あるいは想定より硬くて痛いといったミスマッチが起こることもあります。逆に高価な検定球を選んでも、レクリエーション目的であればオーバースペックに感じられるかもしれません。この記事で紹介した4点を出発点に、自分の参加する場面に合わせて商品ページのスペックを見比べてみてください。
通販で購入する場合は、商品到着後の返品・交換条件もあわせて確認しておくと安心です。ボールは開封して空気を入れると使用済み扱いになり、返品を受け付けてもらえないショップも少なくありません。サイズや素材に不安がある場合は、購入前にショップへ問い合わせておくとトラブルを避けやすくなります。
■ スペック比較表
| 商品 | ミカサ(MIKASA)バレーボール 5号球 国際公認球 … | モルテン(molten)バレーボール3500 5号球 貼… | ミカサ(MIKASA)ソフトバレーボール 検定球 MSN… | モルテン(molten)ソフトバレーボールデラックス S… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 11,000円 | 4,229円 | 2,253円(送料込み) | 2,280円 |
| サイズ | 5号球 | 5号球 | — | — |
| 円周 | 65〜67cm(目安) | 65〜67cm(目安) | 約78cm | 77〜79cm(目安) |
| 重量 | 260〜280g(目安) | — | 約210g(目安) | 200〜220g(目安) |
| 素材 | 人工皮革(貼り仕様) | 貼り・人工皮革 | 特殊合成ゴム | ゴム |
| 推奨内圧 | 0.300kgf/平方センチメートル | — | — | — |
| 公認 | 国際公認球・検定球(JVA) | — | 日本ソフトバレーボール連盟公認球 | 日本ソフトバレーボール連盟公認球/日本レクリエーション協会推薦球 |
| カラー | ブルー/イエロー | — | ブルー/グリーン/ピンク等(色展開あり) | — |
| 生産国 | 日本/タイ | — | — | タイ |
| 直径 | — | 約21cm | — | — |
| 対象 | — | 一般・大学・高校用 | — | — |
| 用途 | — | — | — | ファミリー・トリムの部用 |
| 付属品 | — | — | — | 専用メジャー、突き抜け防止バルブ |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
体育館で見かける「もう1種類のバレーボール」の正体
学校の部活動やスポーツ用品店の店頭で見かけるバレーボールには、大きく分けて2つの系統があります。ひとつは中学・高校・大学・実業団などの6人制バレーボールで使われる、いわゆる「試合球」タイプのボール。もうひとつは、表面が柔らかいゴム製で、当たっても痛くなりにくい「ソフトバレーボール」です。見た目はどちらも丸くて似ていますが、素材も重さも作られた目的もまったく異なります。
6人制バレーボールで使われるボールは、貼り合わせた人工皮革(合成皮革)を球状に縫い合わせた構造で、内部のゴム風船(ブラダー)に空気を入れて張りを持たせています。表面はある程度硬さがあり、強くレシーブやアタックをしても跳ね返る反発力を保てるように設計されています。競技として得点やラリーの緊張感を楽しむ、本格志向のボールと言えます。
一方のソフトバレーボールは、ボール全体がゴムでできており、6人制用のボールに比べると一回り大きく、そして軽く柔らかいのが特徴です。もともとは「いつでも、どこでも、誰でも、いつまでも」というコンセプトのもとで生まれた種目で、体育の授業や地域のレクリエーション、シニア層のスポーツ活動などで広く採用されています。ボールが柔らかい分、当たったときの衝撃が小さく、球技の経験が少ない人でも恐怖心を抱きにくいという利点があります。
この記事では「どちらが優れているか」という話はしません。6人制バレーボールとソフトバレーボールは、そもそも目指しているものが違う別種目に近く、優劣をつけるようなものではないからです。大切なのは、自分がこれから参加する場面(部活動なのか、体育の授業なのか、地域のレクリエーションなのか)に合わせて、適切なボールを選べるようになることです。
実際、通販サイトで「バレーボール」と検索すると、6人制用の硬式ボールとソフトバレーボールが同じ検索結果の中に混在して表示されることも珍しくありません。商品名だけを見て、円周や重量、素材の表記を確認しないまま注文してしまうと、届いてから「思っていたボールと違う」と感じてしまうことがあります。特に贈り物として購入する場合や、子どもに頼まれて代わりに注文する場合は、事前にどちらの系統が必要なのかを本人や所属先に確認しておくと安心です。
また、この2つが混同されやすい理由のひとつに、どちらも「バレーボール」という同じ競技名を冠している点があります。サッカーとフットサルのようにボール自体の呼び方が分かれていれば区別しやすいのですが、バレーボールの場合は種目名は共通のまま、ボールの規格だけが分かれているため、初めて調べる人にとってはわかりにくい構造になっています。この記事を読み終える頃には、商品ページのどこを確認すれば見分けられるかがはっきりするはずです。
通販での購入前に、商品ページのレビュー欄を確認しておくのもひとつの手です。「思っていたよりゴツゴツしていた」「柔らかすぎて拍子抜けした」といった感想が寄せられていることもあり、素材やサイズ感を数字だけでなく、実際に使った人の感覚からも把握しやすくなります。
この記事のスタンス
ボールの特性については「〜とされる」「〜傾向がある」という表現にとどめています。感じ方には個人差があり、断定できるものではないためです。所属するチームや学校で指定のボールがある場合は、必ずそちらを優先してください。
6人制バレーボールの「5号球」とは — 硬さと反発力の基準
6人制バレーボールで使われるボールは、日本バレーボール協会(JVA)の規格に沿って作られており、高校生以上の一般的な公式戦では「5号球」と呼ばれるサイズが使用されます。円周はおおよそ65〜67cm、重量は260〜280g程度が目安とされ、この数値は国際公認球・検定球と呼ばれるモデルであれば商品ページにも明記されていることが一般的です。
素材は人工皮革(合成皮革)が主流です。天然皮革に比べて水を吸いにくく、屋内の体育館で使う分には安定した打感を保ちやすいとされています。表面のパネル配置や特殊な加工によって、打球時の空力特性やボールコントロールのしやすさを追求したモデルも多く、価格帯にも幅があります。
5号球の中でも「国際公認球・検定球」と表示されているものは、日本バレーボール協会の検定に合格した公式戦で使用できるボールです。一方で「練習球」と表示されているものは、検定は受けていないものの、同程度の重さ・円周で作られており、日々の練習用として使うぶんには十分な性能を持つとされています。価格を抑えたい場合は、練習球から検討するのも一つの方法です。
ボールの硬さは、素材だけでなく内部の空気圧によっても左右されます。6人制用の5号球は、商品ページに記載された推奨内圧(多くはkgf/平方センチメートル単位)の範囲内で空気を入れることで、規定の重量や反発力を保てるように設計されています。空気を入れすぎると規定より硬く重たく感じられ、逆に少なすぎるとボールが潰れたような打感になり、本来の性能を発揮しにくくなるとされています。
国際公認球・検定球の価格が練習球より高くなりやすいのは、素材の質やパネル加工の精度に加えて、日本バレーボール協会の検定を受けるための審査・登録の工程がコストに反映されているためとされています。公式戦で使う予定がなければ、必ずしも検定球を選ぶ必要はありませんが、部活動の備品として長く使う場合は、検定球の耐久性や品質の安定感を優先する考え方もあります。
耐久性の面では、人工皮革のボールは適切に扱えば数年単位で使い続けられることも多いとされています。ただし、屋外のコンクリートやアスファルトの上で使うと、想定より早く表面が傷んでしまうことがあるため、6人制用の5号球は基本的に屋内の体育館での使用を前提に選ぶのが無難です。
部活動やクラブチームでは、練習用に数球、公式戦用に検定球を1〜2球というように、用途ごとに複数のボールを使い分けているケースも多く見られます。まとめて購入する場合は、単価だけでなく、セット販売や数量割引の有無もあわせて確認すると、総額を抑えやすくなります。
ソフトバレーボールとは — 柔らかさが生まれた理由
ソフトバレーボールは、日本ソフトバレーボール連盟が定める規格に沿って作られたゴム製のボールです。一般的な大人用モデルの円周はおおよそ77〜79cm、重量は200〜220g程度が目安とされ、6人制用の5号球と比べると円周は一回り大きく、重さはむしろ軽いという特徴があります。
素材がゴムであることに加え、内部の空気圧も6人制用のボールより低めに設定されることが多く、指で軽く押すとへこむくらいの柔らかさになっています。この柔らかさのおかげで、腕や顔にボールが当たっても痛みを感じにくく、球技の経験がない人や小さな子ども、シニア層でも安心して参加しやすいとされています。ボールのスピードも比較的ゆっくりになりやすく、ラリーが続きやすいという声もよく聞かれます。
ルールの面でも、ソフトバレーボールは6人制バレーボールの基本ルールに準じながら、アタックラインを設けない、サービスのネットインを認めないなど、より気軽に楽しめるように調整されています。コートもバドミントンのダブルスコート相当の広さで行われることが多く、体育館が小さくても実施しやすいという運用面のメリットもあります。ボールそのものの柔らかさと、こうしたルールの緩やかさが組み合わさって、「いつでも、どこでも、誰でも」楽しめる種目として広まってきました。
ソフトバレーボールは特定の年代に限定された種目ではなく、小学生から高齢の方まで幅広い世代が同じルールで参加できるように設計されています。地域の体育祭やスポーツ推進委員会が主催する大会などでは、子どもチームと大人チームが同じ会場で試合をすることも珍しくありません。柔らかく軽いボールだからこそ実現できる、世代を超えた交流という側面もあります。
実際に触れてみると、ソフトバレーボールは指で軽く押すだけでへこむほどの柔らかさがあり、6人制用のボールとは明らかに感触が異なります。この柔らかさのおかげで、アンダーハンドパス(レシーブ)の際に腕への衝撃が少なく、痛みを気にせず繰り返し練習しやすいという声もよく聞かれます。特にこれから球技を始める子どもや、ブランクのある大人にとっては、この「痛くない」という安心感が継続のモチベーションにつながることもあります。
なお、屋外の砂浜で行われるビーチバレーボールでは、この記事で紹介する屋内用のソフトバレーボールとは異なる、耐水性や視認性を重視した専用のボールが使われます。屋内のレクリエーションを想定してこの記事を読んでいる場合は、ビーチバレー用のボールとは別物として扱ってください。
ゴム製のソフトバレーボールは、人工皮革のボールに比べて紫外線や気温の変化による劣化がやや早いとされることもあります。屋外のレクリエーションで頻繁に使う場合は、使用後の保管場所にも気を配っておくと、ボールの状態を長く保ちやすくなります。
素材・重さ・価格を並べて比較する
ここまで見てきた違いを、素材・サイズ感・価格帯という3つの軸で整理すると、店頭やネット通販で商品を見比べるときの判断がしやすくなります。数値はあくまで一般的なモデルの目安として捉えてください。
こうして並べてみると、6人制用とソフトバレーボールの違いは、単に「硬い・柔らかい」という感触の差だけではなく、想定されている競技レベルや参加者の幅広さそのものに関わっていることがわかります。どちらか一方が優れているというより、目的に応じて明確に使い分けるべき道具だと捉えておくとよいでしょう。
なお、ここで挙げた価格帯はあくまで記事作成時点の参考価格です。セールやポイント還元キャンペーンの時期によって実勢価格は変動しますし、まとめ買いセットとして販売されている場合はさらに単価が下がることもあります。購入前には必ず商品ページで最新の価格と送料を確認してください。
■ 素材と硬さ
6人制用は人工皮革(合成皮革)を貼り合わせた構造で、ある程度の硬さと反発力を持ちます。ソフトバレーボールは全体がゴム製で、押すとへこむ柔らかさが特徴です。当たったときの痛みの感じ方は、この素材の違いによるところが大きいとされています。
■ サイズと重さ
6人制用の5号球は円周65〜67cm・重量260〜280g程度が目安です。ソフトバレーボールは円周77〜79cm・重量200〜220g程度が目安で、見た目は一回り大きいのに、実際に持ってみると軽く感じられることが多いとされています。
■ 価格帯
6人制用の国際公認球・検定球は1万円前後、練習球であれば4,000〜5,000円台のモデルもあります。ソフトバレーボールは2,000円台で購入できるモデルが中心で、全体的に手が届きやすい価格帯に収まっている傾向があります。
■ 主な利用シーン
6人制用は部活動や大会など競技志向の場面で使われることが多く、ソフトバレーボールは体育の授業、地域のレクリエーション大会、親子や高齢の方も参加するイベントなど、幅広い層が気軽に楽しむ場面で使われる傾向があります。
号数(4号・5号)の違いにも注意しておく
6人制バレーボールのボールには、5号球のほかに、小中学生向けの4号球というサイズもあります。ソフトバレーボールを検討している場合でも、購入時にどちらの系統・どのサイズを選ぶべきかを一度整理しておくと、注文後の「サイズ違いだった」という失敗を避けやすくなります。
4号球は5号球よりも円周・重量ともに一回り小さく作られており、主に小学生や中学生の女子など、体格や筋力に応じて公式に使い分けが決められているカテゴリーがあります。所属するチームやクラブに指定の号数がある場合は、必ずそちらを優先してください。ソフトバレーボールにも、大人用の78cm前後のモデルとは別に、小学校低学年向けに円周を約64cmまで小さくした軽量モデルが用意されていることがあります。
なお、この記事で扱っているのは主に高校生以上を想定した5号球・大人用ソフトバレーボールです。お子さん向けのボールを探している場合は、対象年齢や号数の表記を商品ページでよく確認したうえで、この記事で紹介する「素材の柔らかさ」「価格帯」の考え方を参考にしてもらえればと思います。
地域の少年団や小学校の体育で使われるソフトバレーボールの中には、通常の78cm前後のモデルよりもさらに軽い「ミニソフトバレーボール」と呼ばれる規格が用意されていることもあります。対象年齢や重量の表記は商品ごとに異なるため、贈り物や部活動の備品として購入する場合は、パッケージや商品ページに記載された対象学年・重量を確認してから注文することをおすすめします。
商品ページで見分ける際の簡単な目安として、円周が65〜67cm・重量260g前後で「人工皮革」「検定球」といった表記があれば6人制用、円周が77〜79cm前後で「ゴム」「ソフトバレーボール」といった表記があればソフトバレーボールと判断してほぼ間違いありません。迷ったときは、この2つのキーワードの組み合わせを商品名や仕様欄で確認する習慣をつけておくとよいでしょう。
迷ったら所属先の指定を優先する
学校の部活動やクラブチームに所属している場合、使用するボールのメーカー・号数・検定球かどうかが指定されていることがあります。自主練習用に個人で購入する場合も、指定と大きく異なるボールを選ぶと感覚が変わってしまうことがあるため、事前に確認しておくと安心です。
自分に合うのはどちらか — 選び方の3ステップ
ここまでの内容を踏まえて、実際にボールを選ぶときの手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って考えると、素材や号数の情報に振り回されずに、目的に合った1個へたどり着きやすくなります。
3つのステップを順番に確認していくと、最初は「6人制かソフトか」の大枠、次に「検定球か練習球か」という細かい違い、最後に「予算」という現実的な条件へと、判断材料が自然と絞り込まれていきます。一度にすべての情報を比較しようとせず、ひとつずつ段階を踏んで考えることで、後から後悔しにくい選び方ができるはずです。
なお、いずれのステップでも、可能であれば購入前に実物を触ってみることをおすすめします。スポーツ用品店の店頭では、ボールを実際に手に取って重さや硬さを確認できることが多く、通販サイトの数値だけでは伝わりにくい感覚をつかむことができます。近くに店舗がない場合は、口コミレビューで体格や目的が近い人の感想を参考にするのも一つの方法です。
- 1参加する場面を確認する。部活動やサークルの公式戦・大会で使うのであれば、所属先が指定する号数・メーカーの6人制用ボール(できれば国際公認球・検定球)を優先します。体育の授業や地域のレクリエーション、家族での利用が中心であれば、ソフトバレーボールから検討するのが無難です。
- 2検定球か練習球かを決める。公式戦で使う予定があるなら国際公認球・検定球を、自主練習や体力づくりが目的であれば、同じ号数の練習球を選ぶことで価格を抑えられます。ソフトバレーボールも、大会に出る予定があるなら日本ソフトバレーボール連盟公認球の表示があるモデルを選んでおくと安心です。
- 3予算と使用頻度を照らし合わせる。毎日の練習で使うのであれば、多少価格が高くても耐久性や検定球としての信頼性を優先する考え方もありますし、月に数回程度のレクリエーション利用であれば、価格を抑えたモデルから試してみて問題ないでしょう。
買ったあとに気をつけたいこと
ボールは購入して終わりではなく、空気圧の管理や保管の仕方によって使い心地が変わってくる道具です。特に初めてボールを選んだ人が見落としがちなポイントをまとめておきます。
まず空気圧です。6人制用のボールもソフトバレーボールも、商品ページに推奨の内圧が記載されていることが多く、入れすぎても抜けすぎても本来の打感が出にくくなります。空気入れの際は、専用の針(あるいは付属のメジャーやゲージ)を使い、無理な力を加えないようにしてください。特にゴム製のソフトバレーボールは、空気を入れすぎると継ぎ目に負担がかかりやすいとも言われています。
次に保管方法です。直射日光の当たる場所や、夏場の車内のような高温になる環境に長時間置いておくと、素材の劣化が早まりやすいとされています。使わないときは風通しの良い、できるだけ涼しい場所で保管する習慣をつけておくと、ボールを長持ちさせやすくなります。人工皮革のボールは湿気にも弱いとされているため、屋外で使ったあとは軽く汗や汚れを拭き取っておくと安心です。
最後に、複数人でボールを共有する場面では、誰のボールか分からなくなってしまうことも珍しくありません。油性ペンで名前を書く、あるいはチーム用のマーキングをしておくといった小さな工夫も、道具を大切に使い続けるうえでは意外と役立ちます。ボール自体の性能とは別の話に思えるかもしれませんが、こうした習慣が結果的に、ボールの状態を長く良好に保つことにつながります。
ボールが破損してしまった場合の対応も、あらかじめ知っておくと安心です。人工皮革のボールは表面の縫い目やパネルの継ぎ目から空気が漏れ始めることがあり、修理は難しいため買い替えが基本になります。ゴム製のソフトバレーボールも経年劣化によって弾力が落ちてくることがあり、極端に柔らかくなった、あるいは空気がすぐ抜けるようになったと感じたら、買い替えのサインと考えてよいでしょう。
最後に、購入したボールを長く使うためのちょっとした工夫として、練習後にボールの表面を乾いた布で軽く拭いておく習慣もおすすめです。特に屋外で使った場合は、砂や土の粒子が表面に残ったままだと素材の摩耗が早まることがあるとされています。数分で済む作業なので、練習の締めくくりとして取り入れてみてください。
長期間使わない予定がある場合は、空気を少し抜いてから保管すると、内部のゴム風船に余計な圧力がかかり続けるのを防げるとされています。シーズンオフなどでしばらく出番がないときは、この一手間を加えておくと、次に使うときも良い状態で取り出しやすくなります。
こんな場面ではどちらを選ぶ? シーン別のヒント
ここまでの内容を踏まえて、実際によくある利用シーンを想定し、どちらの系統を選ぶとよいかを具体的に整理しました。自分の状況に近いものがあれば、そのまま判断の参考にしてください。
どのシーンにも共通して言えるのは、「まず何のために使うのか」を先に決めておくと、素材や価格で迷う時間を大きく減らせるということです。目的が定まっていれば、この記事で紹介したスペックの見方や商品比較も、より自分に引きつけて読み進められるはずです。
複数の目的にまたがる場合、たとえば「部活動でも使いたいし、家族ともレクリエーションで遊びたい」というケースでは、無理に1個で兼用しようとせず、6人制用とソフトバレーボールをそれぞれ1個ずつ用意しておくという考え方もあります。価格帯を見ても、2個そろえたとしても6人制の検定球1個分程度に収まることが多く、用途に応じて使い分けたほうが結果的に満足度は高くなりやすいでしょう。
レクリエーション目的でボールを新しく用意する場合、複数の柔らかさのモデルを1つずつ試してみるのもひとつの方法です。ソフトバレーボールはメーカーによって硬さの感触が微妙に異なることがあり、実際に使ってみないと分からない部分もあります。少人数で始める場合は、まず1個購入して感触を確かめてから、必要に応じて買い足す進め方でも十分です。
地域のレクリエーション大会や職場のイベントでボールを用意する場合は、事前に主催者へ使用するボールの指定があるかどうかを確認しておくと、当日になって「持参したボールが規定に合わない」といったトラブルを避けられます。
■ 部活動への入部が決まった・本格的に取り組みたい
所属先が指定する6人制用の5号球を選ぶのが基本です。指定がなければ、まずは価格を抑えた練習球から始め、慣れてきたら国際公認球・検定球への切り替えを検討するとよいでしょう。
■ 町内会や職場のレクリエーション大会に参加する
日本ソフトバレーボール連盟公認球の表示があるソフトバレーボールを選んでおくと、大会のルールにも対応しやすくなります。当たっても痛くない柔らかさも、初対面のメンバーが多い場では安心材料になります。
■ 小さな子どもと自宅や公園で遊びたい
軽量なソフトバレーボール、対象年齢によってはさらに小さいミニサイズのモデルが向いています。柔らかく軽いボールであれば、屋内でのちょっとしたキャッチボール感覚の遊びにも使いやすいとされています。
■ 学生時代の経験者がブランクを経て再開したい
6人制用の練習球から無理のない範囲で再開し、体が慣れてきたら検定球への切り替えを検討する形が無難です。久しぶりの場合は、まず柔らかいソフトバレーボールで感覚を取り戻すという選び方もあります。
よくある質問
Q6人制バレーボールとソフトバレーボールは何号球を使いますか?
A6人制バレーボールでは高校生以上を対象に「5号球」(円周65〜67cm・重量260〜280g程度が目安)が使われます。ソフトバレーボールには号数の表記はありませんが、大人用は円周77〜79cm・重量200〜220g程度が目安となる、独自の規格で作られています。
Qソフトバレーボールが柔らかいのはなぜですか?
A6人制用のボールが人工皮革を貼り合わせた構造であるのに対し、ソフトバレーボールはボール全体がゴムでできているためです。素材の違いに加えて内部の空気圧も低めに設定されることが多く、押すとへこむくらいの柔らかさになり、当たっても痛みを感じにくいとされています。
Q6人制用のボールとソフトバレーボールは兼用できますか?
A素材も重さも異なるため、感覚をそろえたい場合は用途ごとに使い分けるのが無難です。ソフトバレーボールで練習した感覚のまま6人制用の硬いボールを使うと、当たったときの痛みや反発力の違いに戸惑うことがあるとされています。所属先の指定がある場合はそちらを優先してください。
Q初心者は5号球とソフトバレーボールのどちらから始めるべきですか?
Aこれから部活動やクラブチームで本格的に6人制バレーボールに取り組む予定であれば5号球から、体育の授業や地域のレクリエーションで気軽に楽しみたいのであればソフトバレーボールから始めるのが無難です。当たる痛みが心配な場合も、まずはソフトバレーボールから試してみることをおすすめします。
Q号数(4号・5号)の違いは何ですか?
A主に対象となる年齢・体格の違いです。4号球は5号球よりも円周・重量ともに一回り小さく作られており、小学生や中学生の女子など、体格に応じて使い分けが定められているカテゴリーがあります。所属するチームに指定がある場合は、必ずそちらの号数を確認してください。
Q検定球と練習球の違いは何ですか?
A検定球は日本バレーボール協会(あるいは日本ソフトバレーボール連盟)の検定に合格し、公式戦で使用できるボールです。練習球は検定を受けていないものの、同程度の重さ・円周で作られており、日々の自主練習用としては十分な性能を持つとされています。価格は検定球より抑えられていることが多いです。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
A6人制用の練習球であれば4,000〜5,000円程度、国際公認球・検定球であれば1万円前後が目安です。ソフトバレーボールは2,000円台のモデルが中心で、全体的に手が届きやすい価格帯に収まっています。用途に応じて、まずは目的に合った系統から検討するのがおすすめです。
関連記事



