バレー部の顧問やクラブチームのコーチから「練習着(プラクティスシャツ)は各自用意してください」と言われて、通販サイトの商品ページを開いたものの、似たような半袖シャツがずらりと並んでいて、結局どれを選べばいいのか分からなくなった経験はないでしょうか。ポリエステル100%、吸汗速乾、抗菌防臭……専門用語のような言葉が並んでいて、なんとなく安いものや、なんとなくデザインが気に入ったものを選んでしまう人も少なくありません。ですが、プラクティスシャツは週に何度も汗をかきながら着る、いわば練習の相棒のような道具です。自分に合わないシャツを使い続けると、汗を吸って重くなった生地が動きにくく感じられたり、フィット感が合わずに練習に集中しづらくなったりすることもあります。この記事では、素材や機能表示の読み方を一つずつやさしい言葉に置き換えながら、失敗しにくいプラクティスシャツ選びのポイントを整理しました。最後には、実際に候補になりやすい4着も比較しています。
この記事でわかること
- 「なんとなく」のプラクティスシャツ選びが後悔につながる理由
- そもそもプラクティスシャツで何を見ればいいのか
- 「素材」の読み方 — ポリエステル100%が基本、機能表示で差がつく
- 「サイズ・フィット感」の読み方 — スタンダードとフィットタイプの違い
- 練習環境・季節で考える3つのタイプ
- 選び方の3ステップ
最終更新:
おすすめのバレー用プラクティスシャツ4選
ここからは実際の候補です。前提として、これらを着れば必ず練習の質が上がる、という話ではありません。いずれも通販サイトでバレーボール用プラクティスシャツとして案内されているものの中から、価格帯・素材・デザインの方向性が異なる4着を選びました。価格は記事作成時点の参考価格で、変動する場合があります。購入前に商品ページで最新の価格・在庫・選べるサイズを確認してください。
4着を並べると、価格帯と機能の方向性で役割が分かれているのが分かります。ミズノとウンドウは1,600〜1,700円台で揃えられるエントリー価格帯のモデル、アシックスはそこから価格が上がる代わりにデザイン性を取ったモデル、デサントは機能性と構造にこだわった価格帯上位のモデルという位置づけです。
どれが合うかは、練習頻度や予算、そして重視したいポイントによって変わります。まず費用を抑えて複数枚揃えたいなら1着目、裾のめくれにくさを重視するなら2着目、デザイン性も欲しいなら3着目、機能性とブランドの安心感を優先したいなら4着目、という選び方をすると失敗しにくいでしょう。価格・仕様は変動するため、購入前に必ず商品ページで最新情報を確認してください。
価格だけで比べると、ミズノとウンドウの2着が手頃に見えるかもしれません。ただし、この2着はエントリー向けの位置づけである点は押さえておいてください。上位モデルに比べると機能面の作り込みで差があるとされていますが、最初の数か月〜1年程度、練習の頻度や自分の好みを見極める期間の1着としてはコストパフォーマンスに優れています。続けることが決まってから、2着目として機能性を重視したモデルにステップアップするという考え方も十分にありです。
また、今回はいずれも通販サイトでバレーボール向けプラクティスシャツとして案内されているものを選びましたが、シャツ選びに正解は一つではありません。同じ価格帯・同じポリエステル100%でも、ブランドごとに生地の厚みやフィット感の作り方には違いがあります。可能であれば、この4着に近いスペックのモデルを実際に着ている人の感想を探したり、店頭で似たモデルを試着してみると、自分の感覚により合う1着が見つかりやすくなります。
なお、ここでは価格の手頃さと機能のバランスを踏まえた順番で紹介していますが、これは万人にとっての優先順位ではありません。デザインを最優先したい人には3着目が、機能性を最優先したい人には4着目が、実質的な1位になることも十分にあり得ます。比較表の情報を参考にしながら、自分が最も重視したい基準で並び替えて考えてみてください。
■ スペック比較表
| 商品 | ミズノ(MIZUNO)N-XT プラクティスシャツ 半袖… | ウンドウ(wundou)P1610 バレーボールシャツ … | アシックス(asics)プラクティス半袖シャツ 背面フレ… | デサント(DESCENTE)半袖バレーボールシャツ DV… |
|---|---|---|---|---|
| 参考価格 | 1,705円 | 1,615円 | 3,420円 | 3,820円 |
| 品番 | V2MAA002 | P1610 | 2053A208 | DV5FHT01U |
| 素材 | ポリエステル100% | ポリエステル100%(ソフトメッシュ) | ポリエステル100% | — |
| 機能 | 抗菌防臭 | — | — | 高通気・吸汗・速乾 |
| シルエット | スタンダード | — | — | — |
| サイズ | S/M/L/XL/2XL(身長・胸囲目安のサイズ表あり) | 大人 S/M/L/XL/XXL(ジュニア110〜150も展開) | S/M/L/XL/2XL(Sは欠品の場合あり) | S/M/L/O/XO以上(Sは欠品の場合あり) |
| カラー | ホワイト/ブラック/Dネイビー/Dブルー/Sブルーなど | 5色展開(ホワイト×ダークグレーほか) | 4色展開(Pブラック×Bマゼンダほか) | ブラック/カーキ/ネイビーの3色展開 |
| 首まわり | — | Vネック2重衿 | — | — |
| 袖 | — | ラグラン袖(やや短め) | — | — |
| デザイン | — | — | 背面フレーズグラフィックプリント | 胸元に1色抜き迷彩プリント |
| メーカー希望小売価格 | — | — | 4,840円 | 4,620円 |
| 構造 | — | — | — | 腕の振り上げを妨げにくい脇パーツ設計 |
| 原産国 | — | — | — | ベトナム |
※ 表は横にスクロールできます。仕様は販売ページの記載にもとづく目安です。
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ストアでご確認ください。当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
「なんとなく」のプラクティスシャツ選びが後悔につながる理由
バレーボールを始めたばかりの頃や、新しいチームに加わったばかりの頃は、プラクティスシャツなんてどれも似たようなものだと感じるかもしれません。ですが実際には、同じ「バレーボール用プラクティスシャツ」というくくりの中でも、素材の厚みや吸汗速乾性能、フィット感によって、練習中の快適さはかなり変わります。安さだけで選んだ生地が汗を吸ってなかなか乾かず、練習の後半になるほど重く感じてしまう、という声も珍しくありません。
逆に言えば、プラクティスシャツの特徴を知ったうえで「今の自分の練習環境に合うタイプ」を選ぶだけで、着心地や練習への集中しやすさは大きく変わります。これは決して大げさな話ではなく、多くのクラブチームや実業団が練習用ウェアを選定する際に、価格だけでなく吸汗速乾性能や生地の厚みを必ず確認しているのも同じ理由です。
この記事では「このシャツを着れば必ずパフォーマンスが上がる」というような書き方はしません。プラクティスシャツの効果には個人差があり、体質や練習環境、汗のかきやすさによっても感じ方が変わるからです。その代わり、商品ページに並ぶ「ポリエステル100%」「吸汗速乾」「抗菌防臭」といった言葉がそれぞれ何を意味していて、購入前にどこを確認すれば失敗しにくくなるのかを、できるだけ具体的に説明していきます。
また、体育館の中で行う屋内競技であるバレーボールは、他の屋外スポーツと比べて風通しが少なく、汗がこもりやすい環境で練習することになります。とくに夏場の体育館は室温・湿度ともに高くなりやすく、生地の速乾性能がそのまま練習の快適さに直結します。プラクティスシャツ選びは、見た目の好みだけで決めるものではなく、練習環境に合わせて機能面から逆算して考えるべき道具だと捉えてください。
なお、この記事では主に部活動やクラブチームでの「練習用」シャツを想定しています。試合で着用する「ゲームシャツ(ユニフォーム)」とは、デザインやチームでの統一ルールなど、選ぶ基準が異なる部分があります。すでに公開しているユニフォームの選び方も参考にしながら、練習用と試合用を用途に応じて使い分けてください。
加えて、プラクティスシャツは消耗品としての側面も持っています。毎回の練習で汗を吸い、洗濯を繰り返すうちに、生地の風合いや吸汗速乾性能は少しずつ変化していきます。「最初は良かったのに、半年ほどで乾きが遅くなった気がする」という感想も珍しくなく、これは特定の製品が悪いというよりも、消耗品としての性質上ある程度避けられない変化だと理解しておくと、買い替えのタイミングを判断しやすくなります。
この記事のスタンス
商品ごとの特徴については「〜とされる」「〜しやすい傾向がある」という表現にとどめています。生地の着心地や速乾性の感じ方には個人差が大きく、断定できるものではないためです。判断材料として使い、可能であれば購入前にサイズ表と実際の生地感を確認することをおすすめします。
そもそもプラクティスシャツで何を見ればいいのか
プラクティスシャツの商品ページには、素材、吸汗速乾性能、シルエット(フィット感)、サイズ表、カラー展開など、さまざまな情報が並んでいます。すべてを一度に理解する必要はありませんが、初めて選ぶ人がまず押さえておきたいのは「素材」「フィット感」「季節・練習環境との相性」の3つです。この3つを見るだけで、そのシャツが自分の練習スタイルに合っているかどうかが、おおよそ判断できます。
たとえるなら、素材は汗をどれだけ早く外に逃がせるかという性能、フィット感は動きやすさに直結するサイズの合わせ方、季節・練習環境との相性はその性能をどんな条件で使うかという前提条件です。性能が高くても、使う環境に合っていなければ本来の良さを発揮しきれないのと同じで、プラクティスシャツも自分の練習頻度や体育館の環境に合わせて選ぶことで、はじめて快適さを実感しやすくなります。
とくに初心者や運動を始めたばかりの人が見落としがちなのが、汗をかく量やペースには個人差が大きいという点です。同じ「吸汗速乾」と表示されたシャツでも、汗をかきやすい人とそうでない人とでは体感が変わります。まずは自分がどのくらい汗をかくタイプなのかを大まかに把握したうえで、素材やフィット感の目安を確認していくと、商品ページの情報が自分ごととして読み解きやすくなります。
もう一つ見落とされがちなのが、プラクティスシャツが練習のモチベーションに与える影響です。汗を吸って重くなったシャツを着たまま練習を続けるのは、想像以上にストレスになります。逆に、着心地の良いシャツであれば練習中の不快感が減り、フォームや技術そのものに集中しやすくなります。プラクティスシャツ選びは見た目だけの問題ではなく、練習の質を左右する要素でもあると考えてください。
また、プラクティスシャツを選ぶタイミングも意識しておきたいポイントです。新入部員として初めて購入する場合と、既存の部員が買い替えとして選ぶ場合とでは、参考にできる情報の量が異なります。初めての場合は、まずこの記事で紹介する3つの基準に沿って大きく外さない1着を選び、実際に着て練習しながら、自分にとっての優先順位を見つけていくのが現実的なアプローチです。
色選びにも触れておきます。白や淡い色は汗じみが目立ちやすく、洗濯を繰り返すうちに黄ばみが気になってくる場合があります。汗じみや黄ばみが気になる人は、紺や黒、グレーなど濃色系のカラーを選んでおくと、日々の見た目の変化を気にせず長く使いやすいとされています。
「素材」の読み方 — ポリエステル100%が基本、機能表示で差がつく
市販されているプラクティスシャツの多くは、ポリエステル100%、またはポリエステルにポリウレタンなどを配合した素材で作られています。綿素材のTシャツと違い、汗を吸っても生地自体が重くなりにくく、乾きが早いとされているのが特徴です。商品ページでは「吸汗速乾」「抗菌防臭」「メッシュ」といった機能表示が併記されていることが多く、これらの言葉の意味を知っておくと選びやすくなります。
「吸汗速乾」は、汗を素早く生地の表面に広げて蒸発させることで、べたつきや重さを感じにくくする機能を指すのが一般的です。同じポリエステル100%でも、繊維の織り方や加工によって速乾性の体感は変わるとされ、価格帯が上がるほど、こうした加工に手間がかけられている傾向があります。とはいえ、エントリー価格帯のモデルでも十分な速乾性が期待できるとされる製品は多く、価格だけで機能を判断する必要はありません。
「抗菌防臭」は、ニオイの原因となる菌の増殖を抑える加工を指します。部活動などで週に何度も練習がある場合、洗濯の間隔が空いてしまうこともあるため、この機能が付いているとニオイが気になりにくいとされています。毎回きちんと洗濯できる環境であれば必須ではありませんが、遠征や合宿など洗濯のタイミングが限られる場面では、あると安心できる機能です。
「メッシュ」は、生地の一部または全体に通気性を高めるための編み方を採用していることを指します。脇や背中など、汗をかきやすい部位にメッシュ素材を配置しているモデルも多く、体育館内で汗がこもりやすいと感じている人には、こうした部分メッシュ仕様も確認しておきたいポイントです。
なお、素材の厚みは商品ページに数値で明記されていないことがほとんどです。写真やレビューから「薄手」「しっかりめ」といった情報を読み取るしかない場合もあり、この点は数字だけで判断しきれない部分だと理解しておいてください。可能であれば、同じブランドの他のウェアを試したことがある人の口コミを参考にするのも一つの方法です。
一部のモデルには、ポリエステルにポリウレタンを数%程度配合し、生地に伸縮性(ストレッチ性)を持たせているものもあります。レシーブやスパイクで腕を大きく動かす際に、生地の突っ張り感が少なくなるとされていますが、配合比率や織り方によって伸び方の体感は変わるため、商品ページの説明はあくまで参考程度に捉えるのがよいでしょう。
商品写真だけでは分かりにくい生地の光沢感や透け感も、選ぶ際のヒントになります。薄手の生地は透けやすく、白や淡色のシャツの場合はインナーの色が透けて見えることもあります。気になる場合は、レビュー欄に透け感についての言及がないか確認しておくと安心です。
「サイズ・フィット感」の読み方 — スタンダードとフィットタイプの違い
プラクティスシャツのサイズ表記は、S・M・L・XLのようなアルファベット表記が一般的ですが、同じ「Mサイズ」でもブランドやモデルによって身幅・着丈は異なります。多くのブランドは、身長・胸囲・胴囲の目安を組み合わせたサイズ表を商品ページに掲載しているため、これを必ず確認してからサイズを選ぶようにしてください。
シルエットには大きく分けて「スタンダードシルエット」と「フィットタイプ」があります。スタンダードシルエットはゆとりのある作りで、体型を選ばず着やすいとされ、初めての1着や、成長期でサイズが変わりやすい中高生に選ばれやすい傾向があります。一方フィットタイプは体に沿うように作られており、動いたときの生地のばたつきが少ないとされていますが、ジャストサイズで選ばないと窮屈に感じることもあります。
レディース向けに設計されたモデルもあり、バストや肩幅にゆとりを持たせつつ、全体のシルエットをコンパクトにまとめているとされています。メンズ・ユニセックス表記のモデルをそのまま着ると、肩まわりが大きく余ってしまうと感じる人もいるため、可能であればレディース専用サイズ表がある商品を優先的に確認することをおすすめします。
着丈にも注目してください。バレーボールはジャンプやレシーブで腕を大きく振り上げる動作が多いスポーツです。着丈が短めのシャツだと、腕を上げたときに裾がめくれ上がり、お腹が出てしまうことがあります。商品ページに「着丈をやや長めに設計」といった記載がある場合は、この点を意識して作られているサインだと捉えてよいでしょう。
サイズ選びで迷ったときは、普段着ているTシャツのサイズをそのまま当てはめるのではなく、必ず商品ごとのサイズ表を確認することが大切です。同じMサイズでも、ブランドによって身幅で3〜4cm程度の差が出ることも珍しくありません。とくに通販で購入する場合は、返品・交換の条件も事前に確認しておくと、サイズ違いだった場合にも対応しやすくなります。
成長期の中高生がプラクティスシャツを選ぶ場合は、少し先のサイズを見越して選びたくなるかもしれません。ただし、大きすぎるサイズは生地がだぶついて動きの妨げになったり、汗を含んだ生地が体に張り付きやすくなったりすることもあります。多少の余裕は許容しつつも、極端に大きいサイズを選ぶことは避け、成長に合わせて数年ごとに買い替える前提で考えるほうが、結果的に快適に使い続けやすくなります。
肩まわりのフィット感も見落とせないポイントです。サーブやアタックのように腕を頭上まで大きく振り上げる動作では、肩周りの生地に十分な可動域があるかどうかで、動きやすさの体感が変わってきます。窮屈さを感じるサイズでは肩の可動域が制限されているように感じることもあるため、購入前に袖ぐりの縫製位置や生地の伸縮性についての説明があれば、あわせて確認しておくとよいでしょう。
練習環境・季節で考える3つのタイプ
ここまで見てきた素材・フィット感の組み合わせによって、市販のプラクティスシャツはおおよそ3つの系統に分けて考えることができます。すべてのモデルがきれいに当てはまるわけではありませんが、自分の練習頻度や体育館の環境に近いタイプを先に把握しておくと、数ある商品ページを一つずつ読み込まなくても、ある程度の当たりをつけられるようになります。
どのタイプにも当てはまらないと感じた場合は、まず「通年オールラウンド型」から検討するのが無難です。特殊な機能を持つモデルほど、その機能が発揮される条件(気温・湿度・練習強度など)が限定されている場合があり、自分の環境と合っていないと、価格差ほどの効果を実感しにくいこともあります。
また、1着だけで全ての練習環境をカバーしようとせず、シーズンや練習内容に応じて複数のタイプを使い分けるという考え方もあります。たとえば普段は通年オールラウンド型を着つつ、真夏の合宿だけ夏場・高強度練習向け型を追加するといった形であれば、コストを抑えながら快適さも確保しやすくなります。
■ 通年オールラウンド型
ポリエステル100%の標準的な厚み・スタンダードシルエットの組み合わせが多いタイプです。春夏秋を通して使いやすく、極端な暑さ寒さがなければ1着で幅広くまかなえるとされています。初めての1着として最も選ばれやすい系統です。
■ 夏場・高強度練習向け型
メッシュパネルや高通気素材を採用し、通気性・速乾性を前面に打ち出したタイプです。汗を大量にかく夏場の練習や、休みなく動き続けるハードな練習メニューとの相性が良いとされていますが、生地が薄手になりやすく、寒い時期は物足りなく感じることもあります。
■ デザイン重視・セカンドユニフォーム型
背面プリントやチームカラーを意識した配色など、見た目の主張が強いタイプです。機能面はオールラウンド型と大きくは変わらないことが多いものの、モチベーションを上げたい人や、練習試合でセカンドユニフォームとして使いたい人に向いています。
選び方の3ステップ
ここまでの知識を踏まえて、実際にプラクティスシャツを選ぶ手順を3つのステップに整理しました。順番に沿って絞り込んでいくと、専門用語に振り回されずに候補を決めやすくなります。焦って1着目から完璧なシャツを選ぼうとする必要はありません。まずはこの3ステップで大きく外さない選択をして、実際に着て練習しながら自分の好みを見つけていくつもりで進めてください。
3ステップを踏んでもなお候補が絞りきれない場合は、価格帯で機械的に選ぶという方法もあります。エントリー価格帯・デザイン重視・機能重視といった大まかな位置づけを把握しておくと、予算に応じて選びやすくなります。
また、初めての1着であれば、多少の失敗を許容する心構えも大切です。実際に着て練習してみて初めて分かる感覚も多く、1着で完璧を目指すよりも、まず着てみて、次に選ぶときの判断材料を増やしていくというスタンスのほうが、結果的に自分に合うシャツにたどり着きやすいでしょう。
中高生の場合は、保護者と一緒に予算とサイズの両方を確認しておくと、後々の買い替えの相談もスムーズになります。部活動用の道具にどれくらいの予算をかけられるかは家庭によって差があるため、最初から高価なモデルにこだわらず、必要に応じて段階的にアップグレードしていく考え方でも十分です。
- 1自分の練習環境を大まかに把握する。体育館の風通しや、練習の強度・頻度を思い浮かべ、汗を大量にかくタイプの練習が多いなら「夏場・高強度練習向け型」、それ以外なら「通年オールラウンド型」から検討すると外しにくくなります。
- 2素材とサイズ表で候補を絞る。ポリエステル100%かどうか、吸汗速乾・抗菌防臭といった機能表示があるかを確認したうえで、自分の身長・胸囲に近いサイズ表のモデルを3〜5着ほどリストアップします。この時点ではブランドやデザインにこだわりすぎず、まずスペックのレンジで機械的に絞り込むのがコツです。
- 3可能であれば、同じブランドの他のウェアを試着する、あるいは実際に着ている先輩やチームメイトの感想を聞いてみる。生地の厚みや着丈の長さは、数字だけでは分からない部分が多いためです。試着が難しい場合は、口コミレビューで体格や練習環境が近い人の感想を探すのも参考になります。
サイズ表は「メーカーごと」に確認するのが確実
同じMサイズ表記でも、ブランドによって身幅・着丈は異なります。とくに複数のブランドを比較している場合は、それぞれの商品ページに掲載されているサイズ表を都度確認することをおすすめします。チームでまとめて発注する場合は、代表者が事前に1着取り寄せて実寸を確認してから、サイズごとの注文数を決めるとミスを防ぎやすくなります。
チームでまとめて購入するときの注意点
プラクティスシャツは、個人で1着だけ購入する場合と、チームでまとめて人数分を発注する場合とで、気をつけるポイントが少し変わります。とくに新入部員が増える時期や、シーズンの変わり目にまとめ買いをするチームは多く、購入担当者になった経験がある人も少なくないはずです。
まず、サイズ表はメーカーごとに異なるため、チーム全員に同じサイズ表を配って自己申告してもらう場合は、必ず購入予定のブランド・モデルのサイズ表を添付するようにしてください。過去に着ていた別ブランドのMサイズをそのまま申告されると、実際に届いたシャツのサイズ感と食い違うことがあります。
在庫状況にも注意が必要です。人気モデルや特定のカラーは、サイズによって早期に欠品することがあります。まとめて購入する場合は、余裕を持ったスケジュールで発注し、欠品時の代替案(近いモデルへの変更など)もあらかじめ考えておくと、直前になって慌てずに済みます。
背番号やチーム名の加工に対応しているモデルであれば、練習用シャツをそのままセカンドユニフォームとして活用できる場合もあります。ただし加工には別途料金と納期がかかることが多いため、通常の発注よりも早めに動き出す必要がある点は覚えておいてください。
個人で購入する場合でも、チームで色や系統を大まかに揃えるルールがあることもあります。事前に顧問やキャプテンに確認したうえで、この記事で紹介した基準に沿って自分に合う1着を選ぶと、ルールの範囲内で失敗しにくい買い物がしやすくなります。
洗濯・お手入れで気をつけたいこと
プラクティスシャツは、練習のたびに汗を吸う消耗品でもあります。素材の性能を長く保つためには、洗濯方法にもいくつか気をつけたいポイントがあります。
まず、洗濯表示を必ず確認してください。ポリエステル素材は比較的洗濯機で扱いやすい素材とされていますが、蛍光増白剤入りの洗剤や柔軟剤を使いすぎると、吸汗速乾機能が低下する場合があると言われています。とくに機能性を重視して選んだシャツほど、洗剤選びにも気を配っておくと機能を長持ちさせやすくなります。
練習後はできるだけ早く洗濯することも大切です。汗を吸ったまま長時間放置すると、ニオイの原因菌が繁殖しやすくなり、抗菌防臭機能が付いたシャツであっても、効果を発揮しきれないことがあります。遠征や合宿などですぐに洗濯できない場合は、陰干しして湿気を飛ばしてから持ち帰るだけでも、ニオイの発生を抑えやすくなります。
乾燥機の使用にも注意が必要です。高温での乾燥はポリエステル生地を傷めたり、プリント部分の劣化を早めたりする場合があるとされています。商品ページや洗濯表示に乾燥機の使用可否が記載されている場合は、その指示に従うのが安心です。指定がない場合は、陰干しを基本にしておくと、生地への負担を抑えやすくなります。
複数枚をローテーションで使うことも、1着あたりの消耗を減らす方法の一つです。練習の頻度が高い人ほど、2〜3着を交互に着用することで、洗濯の間隔にも余裕が生まれ、生地の傷みを分散させやすくなります。予算に余裕があれば、最初から2着以上まとめて用意しておくのも一つの考え方です。
洗濯ネットを使うことも、生地やプリント部分を長持ちさせる工夫の一つです。他の衣類とこすれ合うことで生地が傷んだり、プリントが剥がれやすくなったりすることがあるため、とくにプリントが大きいデザインのシャツは、洗濯ネットに入れてから洗うことをおすすめします。
最後に、保管方法にも触れておきます。汗を吸ったまま袋や部室のロッカーに長時間放置すると、生乾きのニオイが生地に残ってしまうことがあります。練習後はできるだけ風通しの良い場所で乾かしてから収納する習慣をつけておくと、次に着るときも気持ちよく使うことができます。
よくある質問
Qプラクティスシャツとゲームシャツ(ユニフォーム)は何が違いますか?
Aプラクティスシャツは主に練習用として作られたシャツで、価格を抑えたモデルやデザイン性を重視したモデルなど選択肢が豊富です。ゲームシャツはチームで統一したデザイン・背番号を入れることを前提に作られていることが多く、試合での着用を想定した仕様になっています。練習用と試合用で分けて用意するチームが一般的です。
Q素材はポリエステル100%を選べば間違いないですか?
Aバレーボール用プラクティスシャツの多くはポリエステル100%が採用されており、汗を吸っても重くなりにくく乾きが早いとされています。迷った場合はポリエステル100%かつ吸汗速乾の表示があるモデルを基準に選ぶと、大きく外しにくいでしょう。
Qサイズはどうやって選べばいいですか?
A普段着ているTシャツのサイズをそのまま当てはめるのではなく、商品ページに掲載されている身長・胸囲の目安表を確認して選ぶことをおすすめします。同じMサイズでもブランドによって身幅・着丈は異なるため、複数ブランドを比較する場合はそれぞれのサイズ表を確認してください。
Q半袖と長袖、どちらを選べばいいですか?
A体育館内での練習が中心であれば、動きやすさを重視して半袖を選ぶ人が多い傾向にあります。冬場の防寒や、屋外での練習・ウォーミングアップ用として長袖を1着追加で用意しておくと、季節を問わず対応しやすくなります。
Q抗菌防臭機能は必須ですか?
A必須ではありませんが、毎回きちんと洗濯できない環境(遠征・合宿など)がある場合は、あると安心できる機能です。日常的にすぐ洗濯できるのであれば、機能の有無よりも素材や着心地を優先して選んでも問題ありません。
Qレディース用と表記のないシャツは女性が着られませんか?
Aメンズ・ユニセックス表記のシャツも着用自体は可能ですが、肩幅や身幅にゆとりがある作りになっていることが多く、体型によっては大きく感じる場合があります。可能であればレディース専用サイズ表があるモデルを優先的に確認することをおすすめします。
Q予算はどれくらい見ておけばいいですか?
Aエントリーモデルであれば1,600〜1,800円程度、機能性やデザイン性を重視したモデルは3,000〜4,000円程度が目安です。最初の1着であれば、無理に高額なものを選ぶ必要はなく、まずは素材とサイズ表を確認して、練習環境に合うものを選ぶのがおすすめです。
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